トイプードルの特徴って?性格やカラー、飼い方や注意したい病気を解説

トイプードルといえば、ふわふわの巻き毛がチャームポイントの犬種です。

ペット保険会社アニコム損害保険会社が毎年行っている「人気犬種ランキング」では、13年連続1位を獲得中。

今回は、そんなトイプードルの特徴や性格、かかりやすい病気について解説します。

カラーバリエーション人気のカットスタイルも画像付きで載せているので、ぜひチェックしてみてくださいね。

目次

トイプードルの基本情報

原産国フランス
サイズ小型犬
体高24~28cm程度
体重3~4㎏程度

トイプードルの被毛は巻き毛のシングルコート

トイプードルは、ふわふわと巻いたシングルコートの被毛を持った犬種です。

抜け毛はほとんどなく、カットしなければ毛がいつまでも伸び続けるのが特徴。

個体によって毛量は異なり、ボリューム感たっぷりのモコモコトイプードルから、すっきり爽やかなトイプードルまでさまざまなタイプがあります。

トイプードルの定番カットスタイル

カットスタイルによって印象が大きく変わるのも、トイプードルの特徴です。

トイプードルのカットスタイルにはさまざまな種類があり、耳の長さや手足のデザインによって、可愛くもかっこよくも見せることができます。

毛量や毛質によって似合うスタイルは変わりますが、これほど多くのカットスタイルを楽しめるのは、トイプードルならではといえるでしょう。

ここでは、トイプードルの定番カットスタイル5つを紹介します。

定番スタイル①:テディベアカット

まるでテディベアのように可愛らしいスタイルで、トイプードルの代名詞ともいえるカット

頭とマズルの毛を多めに残し、全体的に丸くカットします。

マズルが短く、毛量の多いトイプードルにおすすめです。

定番スタイル②:ピーナッツカット

ムスタッシュとも呼ばれるカットで、正面からみると「8の字」やピーナッツの形に見えることから、この名前が付きました。

テディベアカットによく似ていますが、頬はより短くカットされていて、マズルの長いトイプードルにも似合うスタイルです。

定番スタイル③:マッシュルームカット

その名の通り、マッシュルームのようなデザインが特徴のカットです。

顔と耳のラインがつながった丸いフォルムで、子犬のような幼い印象に。

マズルの長さや毛量を問わず作れるので、子犬から老犬までおすすめです。

定番スタイル④:サマーカット

夏の定番といえばサマーカット。

バリカンで全身の毛を短くカットし、すっきり涼しげな印象を感じさせるスタイルです。

毛玉ができにくくなり、日々のお手入れがとても楽になるでしょう。

短くし過ぎると皮膚に負担がかかるので、刈り過ぎには注意です。

定番スタイル⑤:ラムクリップ

上品な雰囲気があるラムクリップは、羊をイメージしたカット

顔と足先、お尻の毛を短くカットすることで、お手入れもぐっと楽になります。

特にマズル長めのトイプードルに人気のスタイルで、エレガントかつ可愛い印象を出したい場合におすすめです。

▼耳が長いとエレガントな雰囲気に

トイプードルの毛色の種類

トイプードルの毛色には、多くのバリエーションがあります。

JKCで公認されているカラーは以下の14色で、すべて単色(ソリッドカラー)のみ。

基本色はブラック、ホワイト、ブラウンの3種類、その他のカラーは派生して生まれたものです。

JKC公認カラー
  • ブラック
  • ホワイト
  • ブラウン
  • レッド
  • カフェオレ
  • ブルー
  • グレー
  • シルバー
  • シルバーベージュ
  • シルバーグレー
  • クリーム
  • アプリコット
  • ベージュ
  • シャンパン

パーティーカラー(ミスカラー)

二つ以上の毛色が混じったカラーはパーティーカラー(ミスカラー)と呼ばれます。

体の一部、もしくは数か所に基本色とは異なる色が混じっていれば、大きさや色に関わらずパーティーカラーであり、JKCでは非公認です。

なお、AKC(アメリカン・ケネルクラブ)ではパーティーカラーのトイプードルも標準として認められており、とても人気があります。

トイプードルの毛は退色することがある

トイプードルの被毛は、成長に伴って色が薄くなる可能性があるといわれています。

これは加齢によるものではなく、あくまで犬種特有のもの。

例えば子犬の頃はレッドだった毛色が、徐々にアプリコットっぽく変化していくなどですね。

単色する時期は個体差が大きいですが、早いケースでは生後3~4か月頃から始まり、1~3歳まで続きます

トイプードルの性格

トイプードルは人懐っこく甘えん坊な性格です。

愛嬌があり、飼い主のいうことをよく理解し行動できる、優等生タイプ。

無駄吠えも少ないので、マンションなど集合住宅でも飼いやすい犬種といえるでしょう。

なお、トイプードルは全犬種の中でも知能が高く、しつけが入りやすいことでも知られています。

トイプードルの性格は毛色によって特徴がある

実は、トイプードルの性格は毛色ごとに違うといわれています。

あくまで傾向ではありますが、比較的当たっていることが多いので、毛色選びの参考にしても良いでしょう。

ここでは、トイプードルの毛色のうち、特に人気が高い毛色6色の特徴と性格を紹介します。

人気カラー①:レッド

赤みのある茶色で、トイプードルの定番カラー。

レッドの中でも色の濃淡が幅広く、違うカラーのように見えることも多いでしょう。

性格は活発でやんちゃ。感情表現がストレートで、飼い主のいうことをよく聞く従順さがあります。

人気カラー②:アプリコット

クリーム色に近い、淡く優しい印象のカラーです。

毛質は柔らかく、まるで綿菓子のような触り心地。

甘えん坊かつデリケートな性格で、人見知りしやすい傾向があります。

人気カラー③:シルバー

都会的でおしゃれな雰囲気があるといわれるカラー。

控えめな性格で、飼い主にかまってもらうことを好みます。

好きな相手には忠実ですが、独立心がやや高く、協調性に欠ける部分もあります。

人気カラー④:ブラック

全身真っ黒、トイプードルの基本色です。

飼い主への忠誠心が強く、しつけが入りやすいのが特徴。

人とのスキンシップを好みますが、一匹の時間も楽しめるバランスの良い性格です。

人気カラー⑤:ホワイト

ブラックと同じく、トイプードルの基本色です。

基本的には温厚で友好的ですが、やや神経質な一面も

トイプードルの中でも特に賢いといわれており、常に落ち着いて行動します。

人気カラー⑥:ブラウン

トイプードルの基本色ですが、日本国内ではあまり見かけない珍しいカラーです。

性格は陽気でマイペース。なにごとにも好奇心旺盛で、知らない人や犬とも仲良くできます。

トイプードルの平均寿命は?

トイプードルの平均寿命は、12~15歳程度です。

もともと小型犬の中でも長生きする犬種でしたが、生活環境や食事の質の向上によって徐々に長寿化。

命にかかわる重篤な病気の発症リスクが低いというのも、トイプードルの寿命が長い理由のひとつといえるでしょう。

トイプードルを長生きさせるには、常に健康状態を気にかけておくことが大切。

トイプードルがかかりやすい病気8選

トイプードルがかかりやすい病気としては、主に以下の8つが挙げられます。

ここでは、各病気の特徴と症状、治療法について簡単に解説します。

流涙症

流涙症とは、涙の通り道である鼻涙管が詰まってしまったり、涙が過剰に分泌されたりすると発症する病気です。

流涙症になると目は常にうるみ、目の周りは涙で濡れ、涙やけがみられるようになります。

初期では目立った症状はありませんが、悪化すると目周囲のかゆみや痛みなどを引き起こすため、注意が必要です。

なお、治療は鼻涙管洗浄や抗生剤の点眼を中心行います。

白内障

白内障とは、目の中の水晶体の一部あるいは全体が白く濁る病気です。

主に加齢や遺伝、外傷で発症し、時間とともに濁りの範囲は広がります。

緑内障やぶどう膜炎などの合併症を起こした場合は、目に強い痛みを感じます。

犬に白内障の症状がみられる場合、多くは目薬で進行を抑える治療が行われますが、完治を目指すのであれば外科手術が必要です。

外耳炎

外耳炎とは、耳の入り口から鼓膜までの間に炎症が起きた状態のことです。

原因はアレルギーや寄生虫感染、蒸れや不衛生な環境による細菌繁殖などがあげられます。

外耳炎を発症すると、犬はかゆみや痛みを感じ、耳をしきりに掻いたり、頭を振ったりします。

主な治療は耳道内の洗浄と点耳薬で、完治までに2~4週間ほどかかります。

膝蓋骨脱臼

膝蓋骨脱臼とは、通称パテラと呼ばれる骨・関節疾患です。

膝のお皿が本来の場所からずれてしまうことで痛みや違和感を感じますが、軽い場合は痛みもなく、放っておけば自然に元に戻ります。

しかし、重症化すると押しても戻らなくなり、手術が必要になることもあるため注意が必要です。

進行性網膜萎縮症

進行性網膜萎縮症とは、網膜が徐々に薄くなり失明にいたる、遺伝性の疾患です。

発症すると物にぶつかりやすくなったり、夜道を嫌がるなどの様子がみられます。

痛みはありませんが、二次的に白内障を発症した場合は、合併症として緑内障やぶどう膜炎など痛みを伴う合併症を引き起こす可能性があるでしょう。

明確な治療法はなく、完治が難しい病気です。

レッグペルテス病

レッグペルテス病とは、大腿骨の骨頭部分が壊死する原因不明の病気です。

初期では、散歩や遊ぶときに後ろ足を上げたり、かばうような仕草がみられます。

また、進行すると痛がって歩かなくなり、筋肉の萎縮によって足が細くなったり、大腿骨頭の変形で骨折を起こしたりします。

初期では痛み止めで様子をみつつ、痛みが強くなってきた場合は外科手術を行います。

アレルギー性皮膚炎

アレルギー性皮膚炎は、花粉、ハウスダスト、ノミダニ、特定の食べ物などに免疫機能が過剰反応し、皮膚に炎症が起きる病気です。

トイプードルはアレルギー性皮膚炎の好発犬種であり、食物アレルギーやアトピーを患っている場合も珍しくありません。

主な治療は投薬やスキンケア、皮膚病の療法食などを使って、かゆみや赤みを抑えるのが一般的です。

副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)

クッシング症候群は、副腎から分泌される「コルチゾール」というホルモンが何らかの原因で大量に分泌され、健康に悪影響が出る疾患です。

原因としては、脳下垂体の腫瘍と副腎腫瘍の2つがありますが、犬のクッシング症候群のほとんどは脳下垂体の腫瘍が原因で発症します。

主な症状は多飲多尿、左右対称性の脱毛、皮膚の黒ずみ、元気がないなどがあり、発症後はホルモン分泌を抑える薬の投与、放射線治療、外科手術などを行います。

トイプードルの飼育で必要なもの

トイプードルを迎える際は、以下のグッズを用意しましょう。

  • フード
  • キャリー
  • 食器・水皿
  • 首輪・リード
  • サークル・ケージ
  • トイレ・ペットシーツ
  • お手入れ用品(ブラシ、歯ブラシなど)

なお、犬との生活で必要なものは他にも複数ありますが、すべて一度に揃えてしまうと、犬の好みに合わなかったり、成長してから使えなくなったりと、無駄になる可能性も考えられます。

最低限のグッズは必ず準備しておき、その他のアイテムについては必要に応じて揃えると良いでしょう。

フード

ドッグフードは、トイプードルが食べやすい小粒サイズのものを選びましょう。

トイプードルの健康に配慮して、涙やけや皮膚病、関節サポート成分などを配合しているものがおすすめです。

トイプードルはやや偏食の傾向があるので、より嗜好性が高いものを選ぶと良いでしょう。

キャリー

電車や車での移動時など、キャリーバッグはさまざまな場面で使用します。

トイプードルはサイズにバラつきがあり、大柄な場合は体重5kgを超えることもあるため、耐荷重は10kg程度のものを選んでおくと安心。

成長後に買い替えなくて済むよう、少々大きめサイズを買っておくと良いでしょう。

食器・水皿

衛生面を考え、犬専用の食器・水皿を用意しましょう。

犬用の食器には、さまざまなデザインや素材がありますが、トイプードルにおすすめなのは開口部が広すぎない」もの

平たい食器はフードがあちこちに散らばって食べづらいので、開口部は小さめのタイプを選びましょう。

首輪・リード

散歩や外出時の必須アイテムといえば、首輪とリードです。

成長後も使えるよう、首輪はサイズ調整が可能なものを選ぶと良いでしょう。

なお、トイプードルは首回りがとても細いので、首輪のサイズ感を間違えないように注意してください。

サークル・ケージ

サークルやケージは、犬のプライベート空間として使用します。

寝る時や来客時など一時的に使用する場合はコンパクトなものでも良いですが、留守番など長時間中で過ごす場合は、広めのタイプを選ぶのがおすすめ。

トイレを設置しても窮屈にならないサイズを選んであげてくださいね。

トイレ・ペットシーツ

尿のはみ出しや失敗を防ぐなら、トイレはトイプードルの2~3倍サイズのものがベスト。

L字型のものや片足をあげて排泄できる縦型のもの、ガード付きのものなどさまざまな種類がありますが、子犬のうちはスタンダードなもので構いません。

ペットシーツは吸水性の高いものを選ぶと、トイレから漏れ出す心配がないでしょう。

お手入れ用品(ブラシ、歯ブラシなど)

トイプードルを飼ううえで、ブラシはもっとも重要なお手入れアイテム。

スリッカーブラシコームを用意して、毎日ブラッシングを行いましょう。

また、トイプードルのような小型犬は歯が悪くなりやすいので、歯ブラシの習慣をつけておくことも大切です。

初めはデンタルシートガーゼなどを使って、歯を触られることに慣らしていきましょう。

トイプードルの飼育にかかる費用

上記のグッズ購入代をはじめ、トイプードルの飼育ではさまざまな費用がかかります。

犬を迎える際は、必ずどのくらいの費用がかかるか事前に確認しておくことが大切。

犬と人間、お互いが幸せに暮らせるように、費用面については家族全員でよく検討しましょう。

ここでは、トイプードルを飼育するうえでかかる費用を3つに分けて解説します。

初期費用は4万円~

トイプードルを迎える際・迎えてすぐにかかる費用は、以下の通りです。

項目費用目安備考
畜犬登録3,500円登録代として3,000円、鑑札代として500円
狂犬病注射3,500円/回1年に1回接種
混合ワクチン3,000~1万円/回1年に1回接種
初年度は3回接種(子犬)
飼育グッズ3万円~ケージ、トイレ、ペットシーツ、食器、フード、首輪・リード、キャリー、ブラシなど
合計4万円~ 

また、令和4年6月1日よりペットショップやブリーダーが販売する犬猫には、マイクロチップの装着が義務付けられました。

そのため、マイクロチップ装着済のトイプードルを購入した場合は、購入後30日以内に登録情報を最新のものに変更する必要があります。

▼マイクロチップの登録変更・装着にかかる費用

項目費用目安備考
マイクロチップ情報登録オンライン 300円
書類 1,000円
ショップやブリーダーでの代行手数料は除く
マイクロチップ挿入3,000~1万円登録事務手数料 1,000円

なお、知人や保護団体から迎えた犬にマイクロチップを装着する義務はありません。

装着を希望する場合は、最寄りの動物病院でマイクロチップ装着希望の旨を伝え、処置後に自身で書類手続きを行う必要があります。

毎月の費用は1万4,500円~

フードやおやつ代、ペットシーツ代などは、ほぼ毎月かかる費用です。

項目費用目安備考
ドッグフード3,000円~ 
おやつ1,000円~ 
サプリメント1,000円~ 
おもちゃ1,000円~ 
ペットシーツ1,500円~レギュラーシーツ100枚として
ケア用品2,000円~シャンプー、歯ブラシ、ウェットティッシュなど
美容サロン代5,000円~ 
合計14,500円~ 

また、トイプードルはトリミングが必須の犬種であることから、美容サロン代も毎月の費用と考えて良いでしょう。

トリミング代はサロンによって異なりますが、トイプードルの場合は5,000~1万円程度が一般的。

ただし、汚れや毛玉が多かったり、噛みつきなどがみられたりした場合は、追加料金が発生します。

項目費用目安 備考
フィラリア予防薬1,000円/回居住地域によるが4月~11月の投薬が基本
ノミダニ予防薬1,500円/回通年投与が理想

フィラリアやノミダニ予防にかかる費用も必須。

寄生虫の予防時期は地域によって変わりますが、感染リスクを最小限に抑えるため、通年投与が推奨されています。

その他の費用

その他、必要に応じてかかる費用は以下の通りです。

項目費用目安備考
洋服1,000円~ 
ペットホテル5,000円/泊小型の部屋代として
ペット保険1,000円~保険会社やプラン、年齢によって幅がある
健康診断5,000円/回1年に1~2回が理想
レジャー費用1,000円~ドッグランなど施設利用費
防災用品1,000円~簡易トイレ、エチケット袋など
去勢手術3~5万円
避妊手術4~6万円

なお、トイプードルが体調を崩した際は治療費もかかります。

動物には公的な医療保険がないため、万が一に備えてペット保険を検討しておくと、いざ治療が必要になった際に家計の負担が軽くなるでしょう。

トイプードルの飼い方やしつけのポイント

欠点の少ない優等生タイプで、犬種特有の困りごとも少ないトイプードル。

気質にクセがないぶん、しつけに苦労する場面も少ないでしょう。

とはいえ、適切な接し方・飼い方を知っておくことは、実際にトイプードルと暮らすうえで役に立ちます。

ここでは、トイプードルの飼育で注意する点や飼育上のポイントについて解説します。

社会化は必ず行う

社会化とは、さまざまな音や場所、動物や人に慣れさせておくことです。

犬の社会化期は生後3週間~14週間(生後3ヶ月半)までといわれており、この間に体験したことは成長後も受け入れやすい傾向があります。

トイプードルは比較的穏やかな性格の犬種ですが、中には恐怖心や警戒心から吠えたり、咬んだりといった問題行動がみられる犬も。

子犬のうちにしっかり社会化を行い、トイプードル本来の明るさ・穏やかさが発揮されるようにしておきましょう。

偏食癖をつけないようにする

トイプードルは偏食癖がつきやすく、フードジプシーに陥る飼い主さんも少なくありません。

可愛らしい見た目からつい甘やかしてしまいがちですが、犬が食べないからといってすぐに別のフードに変えてしまうと、偏食癖が更に根深くなります。

トイプードルがフードを食べないときは10~15分程度で皿を下げ、別のフードやおやつはけっして与えないように

厳しいように感じるかもしれませんが、偏食癖は犬にとっても不幸せな習慣なので、飼い主さんが注意してあげる必要があります。

ブラッシングはこまめに行おう

トイプードルの巻き毛はもつれやすく、放っておくとすぐにフェルト状になります。

フェルト状になった毛はがっしり固まって取れなくなり、痛みや皮膚病を引き起こすため要注意。

できれば毎日、少なくとも週に3~4回は全身丁寧にブラッシングを行い、汚れやゴミを取り除いてあげましょう。

散歩は1日30分以上連れていく

トイプードルはとても活動的で、遊び好きな犬種です。

1日2回各30分以上は散歩に連れていき、運動不足やストレスを解消しましょう。

なお、運動量が不足すると、トイプードルは大きなストレスを感じ、問題行動や食欲不振などの様子がみられます。

雨が続いて外出が難しいときなどは、ノーズワーク引っ張りっこ遊びなど、室内でできる遊びを取り入れると良いでしょう。

足腰に負担をかけない環境作りが大切

トイプードルをはじめ、骨格が華奢な小型犬は、骨折や脱臼に十分注意が必要です。

床にはすべり止めマットラグを敷き、トイプードルが走っても滑らないよう工夫すること。

足裏の毛はこまめにカットし、踏ん張りがきくようにしてあげてくださいね。

また、大きな段差は無くし、ベッドやソファなど高いところからのジャンプはさせないようにしましょう。

トイプードルの値段相場

トイプードルの値段は、30万円前後が相場といわれています。

しかし、実際にペットショップやブリーダーサイトを見てみると、販売価格は20~80万円と幅広いのが現状です。

10万円台のトイプードルはもちろん、20万円代前半で売られることも珍しいといえるでしょう。

なお、トイプードルの値段には「大きさ、見た目、血統、カラー、性別」など、さまざまな要素が関係しており、一概にどのトイプードルが安い・高いとはいえません。

トイプードルの購入方法

トイプードルの迎え方としては、ペットショップかブリーダーが一般的でしょう。

トイプードルは不動の人気を誇る犬種であり、扱っていないペットショップはまずありません。

国内のブリーダー数も多いため、非常に購入しやすい犬種といえるでしょう。

全国から子犬を検索できるpetmi

petmi(ペットミー)は全国から優良ペットショップから子犬や子猫を検索できるサービスです。

トイプードルなど犬種に絞って検索もできるので、自分が住んでいる地域の子犬のトイプードルを探すこともできます。

保護犬という選択肢も

最近は保護団体からトイプードルを迎える人も増えています。

個人同士でやり取りをする譲渡サイトも多く、保護犬への関心は年々高まってるといえますね。

保護犬のほとんどは成犬なので、成長後のサイズを予想する必要がなく、迎えた後の生活がイメージしやすいというメリットがあります。

一方で心や体に事情を抱えている犬も多く、ゆっくり信頼関係を築く心構えが必要です。

まとめ

見た目の可愛さはもちろん、利口で温厚な性格も魅力的なトイプードル

毛が抜けにくく、しつけもしやすいなど、飼いやすさも人気の理由のひとつです。

ただ、被毛のお手入れにはそれなりの時間と手間、費用がかかりますし、甘やかしは偏食癖や問題行動につながります。

ぜひ犬種の特性をしっかりと理解し、トイプードルとの生活を楽しんでくださいね。

この記事を書いた人

山本 星海のアバター 山本 星海 Dog salon Star sea オーナー

この記事を書いた人

保有資格:小動物看護士/ペット販売士/トリマーB級/ハンドラーC級/訓練士補/二級愛玩動物飼育管理士/動物取扱責任者/犬の管理栄養士/ペットフードアドバイザー1級/少額短期保険募集人
第一種動物取扱業:第225818003号 保管 動物取扱責任者:山本星海

JKC公認トリマー養成機関卒業。Dog salon Star seaを2018年に開業、犬のトリミングやドッグフードの販売を行う。トリマー歴10年目。愛犬:トイプードル2匹

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