「愛犬がご飯を食べない」「以前のようにご飯の時間を楽しみにしていない」「食べる量が減ってご飯を残してしまう」「食べむらがある」という時、飼い主としては非常に不安になるものです。
愛犬にとっては食事は生きていく上で欠かせないので、不安になることは当然ですね。
なぜご飯を食べなくなってしまうのか?またドッグフードを食べてもらうにはどのようにしたら良いのかなどをこの記事で説明していきます。

この記事を書いた人(旧姓:渡邊)
保有資格:小動物看護士/ペット販売士/トリマーB級/ハンドラーC級/訓練士補/二級愛玩動物飼育管理士/動物取扱責任者/犬の管理栄養士(※資格名を押すと証明書が見れます。)
第一種動物取扱業:第225818003号 保管 動物取扱責任者:山本星海
JKC公認トリマー養成機関で2年犬に関する様々な知識や技術を学び、多数の資格をとる。トリミングサロンStar seaを経営しながらドッグフードベストわんっ!を運営。
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愛犬がご飯を食べない様々な理由
愛犬がご飯を食べない理由として以下のものがあります。
- 身体の調子が悪い
- 老化
- ストレス
- ドッグフード
このような理由が考えられます。では1つずつ詳しく解説していきます。
身体の調子が悪い
体の調子が悪い時や病気の時にご飯を食べなくなることがあります。
1食2食程度食べない程度でしたらよくある話なのですが、1日なにも食べないようでしたらかかりつけの獣医さんに見てもらいましょう。
私の愛犬はお腹が弱く、壊している時は1日なにも食べないというときがあります。体のどこが悪いかによって判断が変わってくるため獣医師の意見は大切です。
老化
犬は老化によって食欲や食べる量が減ることがあります。これは個体差があり老犬でもとても良く食べる子もいます。
犬の1年は人間の1年と比べてとても早いスピードで老化していくのでちょっと前はよく食べていたのにということが多くあります。
また歯が弱くなってくるので硬いドッグフードなどが食べづらくて食べないということもあるのでドッグフード選びも大切になってきます。
老犬は運動量が減るので、食事量を減らすことや、カロリーの低いドッグフードを選ぶことは肥満を防ぐ上でも重要です。
愛犬に合ったドッグフードを与えられているかどうか再確認する必要があります。

ストレス
この「ストレス」については様々なことが挙げられます。
引っ越しなどで環境が変わったり、新しい犬をお迎えするなど家族が増えたりすることもストレスになると考えられるでしょう。
ペットホテルに預けられるなども同様です。
また雨が降り続き散歩に行きづらい、思いっきり遊ぶことや運動できる状況にないこともストレスになるでしょう。
人間も同じことが言えますが、季節の変わり目には体調を崩しやすく食欲が減退する人がいるように、犬にも同じようなことがあります。
環境の変化に敏感であったり、天候に体調が左右されたりしがちな愛犬に対しては、愛犬それぞれの体質を見極めておき、愛情をたっぷり注いでストレスを少しでも取り除いてあげるようにしましょう。
ドッグフード
最後は四つ目の「ドッグフード」です。
毎食同じものを食べるのですから飽きることもあるでしょうが、この「飽きている」と思われがちですが、実はそうではないパターンもあります。
例えば、間食が多く、おやつがおいしくて、選り好みのをしてドッグフードは食べない、という理由もあるでしょう。
この原因に心当たりがあれば、おやつのあげ方を工夫する必要があります。
しかし、おやつに心当たりがない場合、ドッグフードそのものが原因となっている可能性があり、ドッグフードが愛犬の体質に合っていないものかもしれません。
このようなことを踏まえ、ドッグフードが愛犬に合わない場合、愛犬がずっと食べ続けるものですから、どんな理由があるか知っておく必要があるでしょう。
愛犬にドッグフードを食べてもらう方法!
体調が悪いわけではないのに食べないという愛犬は、工夫をしたら食べてくれる可能性があります!
ドッグフードを食べてくれる方法をいくつか紹介します。
食いつきのいいドッグフードを選ぶ
そもそも今与えているドッグフードが愛犬に合ってない可能性があります。
犬は味覚は人間ほど鋭くありません。しかし、皆さんご存じの通り嗅覚は人間の何倍にも優れています。
犬は食べ物の匂いで食べたい、食べたくないという気持ちが動きます。
今与えているドッグフードが匂いが薄く食欲を増すような匂いでない可能性があるので匂いの強いドッグフードを選ぶとよいと思います。
また、老犬や子犬などの場合、顎が弱くドッグフードが硬くうまく食べられないため食べ物を残してしまうという可能性があります。

ドッグフードをふやかしてみる
今与えているドッグフードでも一工夫すると食べてくれる可能性があります。
ふやかすことによって匂いがつよくなり、食いつきがよくなります。
また柔らかくなり食べやすくなった結果よく食べるということもあります。
我が家ではふやかしてあげたほうが食いつきがいいです
実際にドッグフードをふやかしてみましょう。
- ドッグフードをいれた皿にぬるま湯を半分浸かるほど入れる。
- 10分ほど待つ。
- 爪の先でドッグフードをおして割れるようなら完成です。
ドッグフードによってふやかす時間は変わってくるのでまだ硬いなと感じたらもう少し時間を伸ばしてください。
ふやかしたドッグフードを放置するのは危険です。
水分を含んで腐りやすくなっているので、もう食べないなと判断したら残りは捨てましょう。
今使っているドッグフードにトッピングをする
普段与えているおやつを細かく砕いてドッグフードに混ぜるのも有効な手段です。
おやつの匂いと味で一緒にドッグフードを食べてくれます。
我が家ではカリカリのドッグフードにブッチなどのウェットフードを混ぜて愛犬に与えています。食感が変わってきて食いつきが増し、またトッピングで少量なので経済的にも助かります。
ウェットフードを与える
ドライフードだとあまり食べないという犬でもウェットフードはすごくよく食べるという話はよくあります。
ただウェットフードばかり与えているとドライフードを食べなくなってしまう可能性があるので気をつけましょう。
朝はドライフード、夜はウェットフードなど交互に出したり、今与えているドライフードにウェットフードを混ぜるなどの使い方をすると経済的でドライフードも食べてくれます。

まとめ
愛犬がご飯を食べないのには必ず理由があります。
愛犬は話すことができないので、飼い主がそれを読み取って対応できるようによく観察をしてください。
いいドッグフードを食べてもらって、健康的なドッグライフをおくりましょう。
