「うんちが硬い」「２日以上うんちが出ていない」「出てもコロコロ小さいものしか出ない」そんなときは、便秘を起こしているかもしれません。
犬の便秘の原因にはさまざまなものがありますが、実は普段食べているドッグフードに原因がある場合も多いもの。
そこで今回は、犬の管理栄養士や動物取扱責任者などの資格を持つ筆者が、便秘対策におすすめのドッグフード5選とその選び方を紹介します。
犬の便秘を予防する方法や犬の便秘に関するよくある疑問にも答えていくので、ぜひ愛犬の便秘改善・予防に役立ててみてくださいね。
この記事を書いた人
保有資格：小動物看護士/ペット販売士/トリマーB級/ハンドラーC級/訓練士補/二級愛玩動物飼育管理士/動物取扱責任者/犬の管理栄養士/ペットフードアドバイザー1級/少額短期保険募集人
第一種動物取扱業：第225818003号 保管 動物取扱責任者：山本星海
JKC公認トリマー養成機関卒業。Dog salon Star seaを経営しながらドッグフードベストわんを運営。トリマー歴10年目。愛犬：トイプードル2匹
目次
犬の便秘の主な原因4つ
犬の便秘の主な原因は、水分や運動不足、環境面のストレス、栄養バランスの乱れなどがあります。
また、患っている病気や服用している薬によって便が硬くなったり、排便が難しくなったりすることもあるでしょう。
ここでは、犬が便秘を起こす主な原因をそれぞれ詳しく解説します。
水分・運動不足
水分の摂取量が少ないと便が硬くなり、スムーズに排便ができなくなります。
便を適度な柔らかさにするにはこまめな水分摂取が欠かせませんが、犬は人間よりのどが渇く感覚が鈍く、慢性的な水分不足に陥りやすい傾向があります。
特に寒い時期は水を飲む量が減るので、脱水や泌尿器疾患のリスクが高まります。
また、運動不足も便秘を引き起こす大きな要因のひとつです。運動量が少ないと腸の動きが鈍り、便を排出する力が弱くなります。
老犬の場合は腹筋の衰えでいきむ力が弱まっているので、さらに便秘を起こしやすいといえるでしょう。
環境面のストレス
引っ越しや騒音、同居動物との不仲など、生活環境にストレスがあると自律神経が乱れ、便秘になりやすくなります。
また、トイレの場所を変更したり、汚れたまま放置したりしたことで犬が排便を我慢することが続くと、徐々に便意自体を感じにくくなり、慢性的な便秘を引き起こすこともあります。
犬の感受性は私たちが思っている以上に強く、些細なことが大きなストレスにつながるので、日頃から注意が必要です。
栄養バランスの乱れ
健康は日々の食事からといわれる通り、栄養バランスの乱れも便秘につながります。
排便に大きな栄養がある栄養素としては、食物繊維、脂質、タンパク質の3つが挙げられます。
特に食物繊維の量は便秘に大きく関係するので、食物繊維が多すぎる・少なすぎる食事はNG。
若く健康で運動量も適切なのに便秘気味という場合は、栄養バランスの乱れを疑いましょう。
病気や服用している薬の影響
突然便秘になった、便が細く長い、元気がなく発熱しているなどの場合、その便秘は病気のサインかもしれません。
便秘の症状が出る病気としては、腸閉塞や会陰ヘルニア、大腸がん、腰の神経損傷、甲状腺機能低下症など腸の機能低下がみられるホルモン疾患などがあります。
肛門周りに炎症が起きていたり、異物誤飲が原因で肛門に痛みがあり、排便ができないケースも考えられるでしょう。
また、貧血や胃薬などの薬には、副作用として便秘を引き起こすものもあります。
薬の副作用で起こる便秘は「薬剤性便秘」と呼ばれていて、命にかかわることは基本的にありません。
ただし、便秘が続くことで食欲が落ちたり何度もトイレに入ったりするなど日常生活に支障をきたす場合には、獣医師に相談することをおすすめします。
不調のサイン！犬の便秘の見極め方
もし犬に以下のような様子がみられたら、便秘を起こしている可能性があります。
- いきんでいる時間が長い
- 水分が少なく硬い便をしている
- 排便が数日ない・いつもより少ない
- 何度も排便姿勢をとるが出ない・少量
このほか、お腹がパンパンに張っている、少量の血便・ゼリー状の便がみられるなどの場合も、腸の問題で便が出せなくなっているのかもしれません。
便秘を放置すると大腸が伸びきって戻らなくなってしまい（巨大結腸症）、便秘の悪化や食欲不振、嘔吐、腹痛などを引き起こすこともあります。
場合によっては大腸内で毒素が大量発生し、命にかかわる重篤な状態になることも。
愛犬に苦しい思いをさせないためにも、犬の便秘はなるべく早く対処しましょう。
便秘の犬におすすめのドッグフードの選び方
では、便秘の犬に与えるドッグフードはどんなものが良いのでしょうか？
ここではドッグフードを選ぶときに押さえておきたいポイントを3つ紹介します。
動物性タンパク質が多い
ドッグフードは肉や魚など、犬が消化しやすい「動物性タンパク質」が豊富なものを選びましょう。
植物性タンパク質に比べて、動物性タンパク質は犬が消化・吸収しやすいという特徴があります。
犬にとってタンパク質は必須栄養素であり、健康な体の維持に欠かせません。
ドッグフードを選ぶときは原材料の表示をよくチェックし、一番前に肉や魚が記載されているかを確認しましょう。
食物繊維をバランスよく配合
便秘対策には、食物繊維がバランスよく配合されていることも大切です。
食物繊維には「水溶性」と「不溶性」と2種類があり、それぞれ便の質や量に影響を与えます。
- 水溶性食物繊維を多く含む食材：果物全般、じゃがいも、海藻、大麦など
- 不溶性食物繊維を多く含む食材：野菜全般、さつまいも、玄米など
水溶性食物繊維は糖質の吸収を穏やかにし、便を柔らかくすることでお通じを良くしてくれますが、食べ過ぎると下痢の原因になります。
一方、不溶性食物繊維は便の量を増やし、腸を適度に刺激して排便を促してくれます。
水溶性・不溶性のベストな比率は1：2といわれているので、原材料表示から大体の比率を推測してみましょう。
腸内環境を整える成分・食材が豊富
乳酸菌やオリゴ糖など、腸内環境をサポートする成分にも注目しましょう。
乳酸菌やビフィズス菌には腸内の善玉菌を増やして消化吸収をスムーズに行う働きが、オリゴ糖にはその乳酸菌やビフィズス菌を増やす作用があります。
腸内環境が整い消化がスムーズに行われると、便秘の改善・予防につながります。
便秘になりにくい体質作りには、日々お腹に良い成分・食材を取り入れることが大切ですよ。
【市販・通販】便秘におすすめのドッグフードを120種類の中から調査比較！
便秘におすすめのドッグフードをランキング化にするために、120種類のドッグフードから厳選した餌を紹介していきます！
便秘ドッグフードおすすめランキング5選！
| 商品名 | 最安値(税込み) | 特徴 | 内容量 粒の大きさ | 主原料 | カロリー100gあたり/脂質 | グレインフリー / グルテンフリー | 危険な添加物 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
 1位モグワン | 2,519円 公式サイト | コスパ最強 | 1.8kg 1センチ程度 | チキン生肉、生サーモン | 361.5kcal 10%以上 | グレインフリー | 不使用 |
 2位ファインペッツ | 3,043円 公式サイト | 高カロリー高脂質 少量でも栄養満点 | 1.5kg 8ミリ程度 | 鹿肉 | 440kcal 16%以上 | グルテンフリー | 不使用 |
 3位ブッチ | 3,000円 公式サイト | コスパ良し 創業が1964年の歴史のあるフード | 800g,2kg | 3種類 ビーフ、チキン、チキン＆フィッシュ | 116kcal 8%以上 | グルテンフリー | 不使用 |
 4位ココグルメ | 500円 公式サイト | 初回お試し価格あり 全額返金保証付き | 100g×16パック | 4種類 鶏、豚、魚、鹿 | 118kcal 5.7%以上 | グレインフリー | 不使用 |
 5位ぺトコトフーズ | 499円 公式サイト | 食いつき最強 生活の質向上 | 150g×12パック | 4種類 鶏、牛、豚、魚 | 平均150kcal 5%以上 | グレインフリーorグルテンフリー | 不使用 |
※犬にも個体差があり私が個人的に調査した内容なので完璧を保障するものではありません。
※口コミは個人の感想であり、実感を保証するものではありません。
1位モグワンドッグフード
| 価格(税込) | 当サイト特別価格！ 初回半額の2,519円 ※この記事を含む限られたサイト限定です。 定期価格：4,534円 通常価格：5,038円 |
| 内容量 | 1.8kg、 |
| 対応年齢・犬種 | 全年齢・犬種対応 |
| 原産国 | イギリス |
| カロリー・脂質 （100gあたり） | 361.5kcal・10%以上 |
| 無添加 | ノンオイル コーティング | グルテン フリー | ヒューマン グレード | 腸内 ケア | 涙やけ ケア | 関節 ケア | 毛並み ケア | 低脂肪 | 食いつき |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 〇 | ー | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ◯ | 〇 | ー | 〇 |
モグワンはイギリス産のチキンとスコットランド産のサーモンを56.5％配合したドッグフード。
穀物の代わりに食物繊維豊富なさつまいもやマメ類を使用しているほか、お腹の健康に関わる乳酸菌も配合しています。
リンゴやバナナ、クランベリーなどの果物も贅沢に使用し、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維のバランスも問題なし。
高タンパクながら脂質控えめで、どんな犬にも与えやすいドッグフードといえるでしょう。
モグワンドッグフードの口コミ
何気に初のずっと気になっていた『モグワン』が届きました📦
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開封した瞬間から食欲そそる匂い！
りこは案の定、なんでも警戒するりんですら、あっという間に完食🍴
今後の涙やけや身体の状態次第では切り替えもありかなと！
少しずつ試してみます🤌🏻
ドッグフードベストわんからの購入で今なら初回半額！
2位ファインペッツドッグフード
| 価格(税込) | 【小粒タイプ】 初回価格：3,043円（1.5kg） 通常価格：3,803円（1.5kg） 【大粒タイプ】 初回価格：6,438円（4kg） 通常価格：8,048円（4kg） 【極】 初回価格：4,975円（1.5kg） 通常価格：6,219円（1.5kg） ※定期コースは10%off |
| 内容量 | 【小粒タイプ】 1.5kg、4kg、8㎏（4㎏×2袋）、16㎏（4㎏×4袋） 【大粒タイプ】 4kg、8㎏（4㎏×2袋）、16㎏（4㎏×4袋） ※極は1.5㎏のみ |
| 対応年齢・犬種 | 全年齢・全犬種対応 |
| 原産国 | オランダ |
| カロリー・脂質 （100gあたり） | 440kcal・16％ |
| 無添加 | ノンオイル コーティング | グルテン フリー | ヒューマン グレード | 腸内 ケア | 涙やけ ケア | 関節 ケア | 毛並み ケア | 低脂肪 | 食いつき |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ー | 〇 | 〇 | ー | 〇 |
ファインペッツは鹿肉と鶏肉、鮭肉が主原料の高タンパクなドッグフード。
肉類の割合は80％とかなり高く、犬にとって消化しやすいフードといえるでしょう。
実際ファインペッツの消化吸収率は87％と超高率で、一般的なドッグフードの倍以上消化しやすいのが魅力です。
食物繊維のバランスも良く、リンゴや大麦、ポテトなどお腹に優しい食材がたくさん配合されていますよ。
ただし、カロリーが100gあたり440kcalと高めなので、食いしん坊の犬は太らないよう注意しましょう。
ファインペッツドッグフードの口コミ
お試しで買ってみたよ🐾
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食いつきはいいけど、まだまだ涙やけはそのまま🔥
まだ食べ始めだからね〜💨
続けてみよーと！
ちょうどカリカリに移行中で、ふやかしも移行中💨
前のフードと混ぜてあげてるけどすんなり食べてくれるよ🔰
匂いもぜんぜんくさくない！🤭
初回20%OFF！
3位ブッチドッグフード
| 価格(税込) | 初回限定3種3本で3,000円 （1本800g×3） 通常価格1本1,650円 |
| 内容量 | 800g |
| 対応年齢・犬種 | 全年齢・全犬種対応 |
| 原産国 | ニュージーランド |
| タンパク質 | 平均10.66％ |
| カロリー・脂質 （100gあたり） | 平均116kcal・8%以上 |
| 無添加 | ノンオイル コーティング | グルテン フリー | ヒューマン グレード | 腸内 ケア | 涙やけ ケア | 関節 ケア | 毛並み ケア | 低脂肪 | 食いつき |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ー | ー | 〇 | ー | 〇 |
ブッチは素材本来の栄養価と水分を生かして作られた、まるで生肉のようなドッグフード。
ニュージーランド産のチキンやビーフ、サバやマグロなどを豊富に使用しており、良質なタンパク質と脂質をしっかり摂取できます。
水分含有量は約70％とかなり高く、水分が不足しがちな冬場やシニア犬の水分補給にも役立ちますよ。
食いつきもかなりいいですが、日常的に与えるとかなりコストがかかるので、おやつやトッピングとして利用するのがおすすめです。
ブッチドッグフードの口コミ
昨日のペット博
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こうちゃんブッチ(Butch)のトリコに🤣
ここのブースを通りかかるコ達はみんな鼻をフンフンさせてたけど、こうちゃんはカートハコ乗りからのお姉さんにアピール、超デカイ輪切りブッチを食べさせていただきました😁
優しいお姉さん、食べ放題だからいっぱい食べてね〜って。もちろん買いましたとも😉
トライアルセット3,000円！
4位ココグルメドッグフード
| 価格(税込) | 期間限定初回お試し500円（100g×4） 定期価格：5,990円 通常価格：7,491円 |
| 内容量 | 1.6kg |
| 対応年齢・犬種 | 全年齢対象 |
| 原産国 | 日本 |
| タンパク質 | 平均12.82％ |
| カロリー・脂質 （100gあたり） | 平均118kcal・5.7％以上 |
| 無添加 | ノンオイル コーティング | グルテン フリー | ヒューマン グレード | 腸内 ケア | 涙やけ ケア | 関節 ケア | 毛並み ケア | 低脂肪 | 食いつき |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ー | 〇 | ー | 〇 |
ココグルメは国産の新鮮な肉や魚、野菜を使用したフレッシュタイプのドッグフード。
食材そのものの香りや栄養がぎゅっと凝縮されていて、まるで手作りご飯のような感覚で与えられます。
水分量も70％と高く、便秘ぎみのわんちゃんにぴったり。
与えるだけで十分な水分補給ができるので、いつも愛犬に水を飲ませようと苦労している方はぜひチェックしてみてください。
ココグルメドッグフードの口コミ
今夜はココグルメ🐶🐶🍽𓈒𓂂𓏸
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どれがいいかな〜？ってはるまろに聞いてみたらフィッシュをペロペロ💓カリカリにフィッシュをトッピングしてはるまろにあげたよ🫶🏻やはり、カリカリのみよりココグルメをトッピングした方が食いつきがいい！！✊🏻💓すごく香りがいいから飼い主👩🏻も食べたくなりました🤫
期間限定！初回お試し500円！
5位ペトコトフーズドッグフード
| 価格(税込) | 初回価格：499円（75g×4パック） 定期価格：6,210円 通常価格：6,900円 |
| 内容量 | 150g×12パック |
| 対応年齢・犬種 | 全年齢・全犬種対応 |
| 原産国 | 日本 |
| タンパク質 | 平均10.25% |
| カロリー・脂質 （100gあたり） | 平均150kcal・5％以上 |
ペトコトフーズは日本各地の新鮮な食材を使用して作った、高品質なドッグフード。
レシピは世界に約90人しかいない栄養学専門医のもと開発されています。
ココグルメと同じく、手作りご飯をイメージして作られたフレッシュフードなので、水分量70％と便秘のわんちゃんの強い味方になってくれますよ。
もちろん食物繊維豊富な食材も豊富で、愛犬の好みに合ったレシピを選べるのも嬉しいです。
ペトコトフーズドッグフードの口コミ
今月もペトコトフーズがやってきた🤤素敵なメッセージ付き💓
おいしいご飯食べてずっと元気でいてね😄
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初回お試し499円！送料無料
犬の便秘を予防する4つのポイント
犬の便秘を予防するには、以下のような日々の生活習慣が何より大切です。
便秘予防に効果的な方法を知って、愛犬が毎日気持ちよく過ごせるようにしてあげましょう。
- 毎日適度に運動させる
- 水分はしっかり摂取させる
- 栄養バランスの良い食事を与える
- お腹をマッサージして腸の動きを良くする
それぞれ詳しく解説します。
毎日適度に運動させる
適度な運動は腸の動きを活発にし、体力や筋力の低下による便秘も防いでくれます。
運動でストレスが軽減されると自律神経のバランスも整うので、毎日短時間でも散歩に連れて行くと良いでしょう。
雨の日など外出が難しい場合は、室内でおもちゃを使って遊ぶのがおすすめです。
ボールでとってこい遊びをしたり、タオルやロープで引っ張りっこをしたりするだけでも、犬の運動不足やストレスの解消につながりますよ。
水分はしっかり摂取させる
季節に関わらず、水分はいつでもしっかり摂取させましょう。
水皿は毎日キレイに洗って、常に新鮮な水を飲めるようにしておきます。
どうしても水を飲まない場合は水分量が多いドッグフードに切り替えたり、ウェットフードをトッピングしたりすると効果的です。
そのほか、ドライフードをお湯でふやかす、ヤギミルクや犬用の牛乳、鶏肉のゆで汁を与えるなどの方法も、犬にストレスをかけず、自然に水分摂取量を増やすことができます。
栄養バランスの良い食事を与える
食事のバランスを整えることで、便秘を起こしにくい体質作りができます。
上で紹介したように、「肉や魚など動物性タンパク質がメイン」「食物繊維のバランスがいい」「腸内環境を整える成分が入っている」食事は、犬の便秘対策におすすめです。
特に食物繊維は便がスムーズに排出されるために欠かせない栄養素なので、意識して摂取することが大切。
現在与えているドッグフードに食物繊維源となる食材が少ない場合は、栄養バランスが整ったドッグフードに切り替えるか、別途トッピングなどで補ってあげてください。
お腹をマッサージして腸の動きを良くする
犬のおへその周りには、便秘を解消するツボがあります。
まずは犬をあおむけにし、おへその周りを時計回りに「の」の字を描くようにゆっくりマッサージしましょう。
嫌がるようであれば無理はせず、できる範囲でさすってあげてください。
なお、冬場はマッサージ前に手を温めておくと犬が手の冷たさでびっくりしないのでおすすめです。
犬の便秘に関するよくある疑問
最後に、犬の便秘に関するよくある疑問に回答します。
犬の便秘に良い食べ物は？
犬の便秘に良い食べ物としては、キャベツ、さつまいも、レタス、リンゴ、ヨーグルト（無糖）などがあります。
適量を食べやすいサイズにカットしておやつにあげたり、ドッグフードのトッピングにしてあげましょう。
なお、食物アレルギーの可能性を考え、これまで食べたことがないものを与えるときは少量から様子をみること。
便や皮膚に変化はないか、食後はしばらく様子をみてあげてください。
犬の便秘には綿棒マッサージがいい？
綿棒で犬の肛門をトントンと叩くようにマッサージすると、肛門と直腸が刺激され、便を出す反射が起こります。
そのため、排泄介助が必要な老犬や便秘の犬にも効果的といわれていますが、自宅で安易に行うのはリスクを伴います。
たとえば犬が突然動いたときに誤って綿棒を肛門に挿してしまって傷がついたり、綿棒マッサージがないと刺激が足りず普段の排泄ができなくなったりなど、場合によってさまざまな問題が起こる可能性があります。
思わぬトラブルを防ぐためにも、自己流の綿棒マッサージは基本的に避け、別の方法で対処しましょう。
サプリメントでも犬の便秘は解消できる？
腸内環境を整えスムーズな排泄を促してくれるサプリメントであれば、便秘解消効果が期待できます。
ただし、サプリメントは薬ではないので、期待していたような効果が出ないことも少なくありません。
また、便秘の原因によっては一時的に改善してもすぐにまた便秘になってしまう、ということもあります。
愛犬の様子をよく観察し、便秘の原因を取り除いてあげることが根本的な解決につながるので、サプリメントはあくまで補助的に活用するのがおすすめです。
まとめ
犬が便秘になる主な原因には、運動や水分不足、環境面のストレス、栄養バランスの乱れ、病気や薬の影響などがあります。
普段ドライフードのみ与えていて水分をほとんどとらないような場合は、便秘を起こしやすいといえるでしょう。
とはいえ、毎日の排便回数は犬によって違うので1日出なかったからといってすぐに便秘と判断できるわけではありません。
日頃から愛犬の排便状態をチェックしておき、「このこはいつも1日○回くらいする」「便の量は大体このくらい」など、便の回数や量を把握しておくとよいでしょう。
今回紹介したドッグフードはどれも質が高く安心して与えられるものばかりなので、気になるフードがあればぜひ公式サイトで詳細をチェックしてみてくださいね。
