「老犬にはフードをぬるま湯でふやかして与えるとよい」と多くの記事で紹介されていますが、実際にはふやかすより、最初から柔らかいフードを与えたほうが手間がかからないと感じている方も多いのではないでしょうか。
特に忙しい朝には、手早くごはんを与えたいですよね。
そこで今回、犬の管理栄養士の資格を持つ私が老犬でも食べやすいおすすめの柔らかいドッグフードをランキング形式で5選紹介していきます!
さらに「老犬に柔らかいドッグフード与えることのメリット」や「柔らかいドッグフードの開封後の保存方法」なども解説していきますので、最後までご覧になってくださいね。

Dog salon Star seaの専属ライターです!10歳になるチワックスと仲良く暮らしています。取得した知識を活かしワンちゃんに関する記事を執筆していきます!
保有資格:犬の管理栄養士、犬の管理栄養士アドバンス、犬の管理栄養士マスター

なぜ老犬には柔らかいドッグフードがいいの?3つのメリットを解説!

老犬に「フードをぬるま湯でふやかしてから与えたほうが良い」「柔らかいフードがおすすめ」と言われている理由は3つあります。
ここでは、老犬に柔らかいフードを与えることで得られるメリットを解説していきましょう。
歯が弱い子でも食べやすい

シニア犬になると免疫力が低下し、歯周病を発症しやすくなります。
歯周病が進行すると歯が抜け落ちてしまい、硬いドライフードが食べにくくなることもあります。
また、唾液の分泌量が減ることで口腔内のバランスが崩れ、細菌が繁殖しやすくなるため、歯肉炎などが悪化して歯がボロボロになってしまうケースも少なくありません。
そのため、老犬には柔らかいドッグフードのほうが食べやすく、ドライフードよりも食いつきが良い傾向にあります。
消化に負担をかけにくい

シニア犬は、成犬時に比べて消化吸収機能が衰えてくるため、軟便や下痢、嘔吐などの消化不良を引き起こしてしまうことが増えます。
柔らかいドッグフードはドライフードに比べて水分量が多いため、消化吸収に優れており、老犬の胃腸に負担をかけにくいメリットがあります。
嗜好性が高く食べてくれる

元々肉食動物の犬は、水分を含んだ生肉に近い食感の”柔らかいフードを好む傾向”にあります。
とくにシニア後期になると、嗅覚が衰えて食欲も低下してきてしまうため、香りも強く柔らかいフードのような嗜好性が高いほうがよく食べてくれるでしょう。
噛む力が弱くなった老犬でも安心!柔らかいフードの選び方

ここでは、老犬でも食べられるおすすめの柔らかいドッグフードの選び方について解説していきます。
愛犬の状態に合わせて半生フードかウェットフードを選択する
「柔らかいドッグフードといってもどのような種類があるの?」と疑問に思ってしまいますよね。
柔らかいフードには「半生フード」と「ウェットフード」の2種類があります。
それぞれの大まかな違いは以下のとおりです。
フードの種類 | ![]() 半生フード | ![]() ウェットフード |
---|---|---|
水分量 | 25~35%程度 | 水分75%程度 |
特徴 | しっとりさを保つために湿潤調整剤を使用 | 品質保持のために殺菌工程を経ている |
半生フードは柔らかさがありつつ、適度な噛み応えもあるため、歯が比較的健康な老犬におすすめです。
まだしっかり噛む力があるのに、ウェットフードを常食させてしまうと、噛む力が衰える原因になることもあります。
一方、ウェットフードは歯がほとんどない老犬や、飲み込む力が弱くなってきた老犬に適しています。
水分量が半生フードの約2倍以上含まれているため、水分不足になりやすい夏場にも役立つでしょう。
愛犬の歯や健康状態に合わせて、適した柔らかいフードを選んであげることが大切です。

噛む力をできるだけ維持したいなら、ドライフードをふやかして与えるのもおすすめです。
ふやかす時間を調整することで、程よい噛み応えのある粒に仕上げることができ、柔らかすぎず硬すぎない絶妙な硬さに調節できます。
愛犬の歯の状態に合わせて粒の硬さを変えられるのが大きなメリットです。
なるべく添加物が少ないフードを選ぶ
柔らかいフードは水分を多く含むため、微生物が繁殖しやすく傷みやすい特徴があります。
そのため、品質保持剤や防腐剤が多く使われがちで、さらに増粘安定剤や増粘多糖類などで粘りを出している商品も少なくありません。
これらの添加物は危険なものではなく、注意したい添加物であってもペットフード安全法で使用上限がきちんと定められているため、すぐに健康被害が出るわけではありません。
とはいえ、長期間にわたり添加物を摂り続けることで体に負担がかかる可能性もあります。
柔らかいフードを選ぶ際も、できるだけ添加物が少ないものを選ぶほうが安心です。
老犬も食べやすい!おすすめの柔らかいドッグフードランキング5選
商品名 | 最安値 | 特徴 | 内容量 | 主原料 | カロリー100gあたり/脂質 | グレインフリー / グルテンフリー | 危険な添加物 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() 1位 ココグルメ | 980円 (100g×4) 公式サイト | 保存料、合成添加物、着色料不使用 アレルギーに配慮したレシピ | 4袋、8袋、12袋、16袋 (1袋100g) | 鶏肉/豚肉/すけとうだら/鹿もも肉 | 平均113kcal 5.1%以上 | グレインフリー | 不使用 |
![]() 2位 やわか | 4,378円 公式サイト | 名前のとおり柔らかい 少量ずつ使いやすいよう工夫 | 1.2kg(80g×15袋) | 鶏肉 | 287kcal 7.6%以上 | 小麦グルテンフリー | 不使用 |
![]() 3位 ドッグヴォイス | 1,078円(100g) 公式サイト | 鶏肉、鹿肉、鮭の生肉をより多く使用 | 100g、400g(100g×4包) | 鶏肉 | 289kcal 9.0%上 | グレインフリー | 不使用 |
![]() 4位 ぺトコトフーズ | 499円 (100g×4パック) 公式サイト | 愛犬にあった最適なプランを提供 手作りに近い調理 | 8パック、12パック、24パック、48パック (1パック100g) | 牛肉/鶏肉/豚肉/白身魚 | 平均136kcal 平均5.9%以上 ※低脂肪チキン除く | グレインフリーorグルテンフリー | 不使用 |
![]() 5位 k9ナチュラル | 330円 (15g) 公式サイト | フリーズドライ製法で栄養や風味をそのままに | 10g、100g、500g、1.8㎏、3.6㎏ | 牛肉 | 32.0%以上484kcal (フリーズドライ状態) | グレインフリー | 不使用 |
※犬にも個体差があり私が個人的に調査した内容なので完璧を保障するものではありません。
※口コミは個人の感想であり、実感を保証するものではありません。
※ドッグヴォイスはオールステージ(全年齢用)の詳細になります。
※K9ナチュラルはビーフ&ホキの詳細になります。
1位 ココグルメ ドッグフード

私たちが食べられる国産の肉や魚、野菜を使用した手作りごはん「ココグルメ」。
酸化防止剤・発色剤・pH調整剤・保存料・着色料・調味料・香料は一切不使用!
主要な食材は産地を公開しており、人間の食事と同じ衛生基準の食品工場で製造されているという、安心感の高いドッグフードです。
低温加熱で丁寧に調理したあと、急速冷凍で栄養や旨味をぎゅっと閉じ込めているので、まるで手作りごはんのようなおいしさが特徴。
やわらかく仕上がっているので、歯が弱いシニア犬でも食べやすく、湯せんやレンジで簡単に温められるのも嬉しいポイントです。
香りも良く、食欲が落ちてきた老犬でも美味しそうに食べてくれるでしょう。

ココグルメは4種類のラインナップがあり、それぞれ主原料が異なります。
ローテーションしながら与えることで、飽きずに美味しく食べ続けてくれるでしょう。
価格(税込) | 期間限定初回お試し980円(100g×4袋) 定期価格:5,990円(100g×12袋) 通常価格:7,491円(100g×12袋) |
内容量 | 4袋、8袋、12袋、16袋 (1袋100g) |
対応年齢・犬種 | 全年齢対象 |
原産国 | 日本 |
タンパク質 | 平均12.82% |
カロリー・脂質 (100gあたり) | 平均113kcal・5.1%以上 |
無添加 | ノンオイル コーティング | グルテン フリー | ヒューマン グレード | 腸内 ケア | 涙やけ ケア | 関節 ケア | 毛並み ケア | 低脂肪 | 食いつき |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ー | 〇 | ー | 〇 |
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2位 やわかドッグフード

国産プレミアムドッグフード「うまか」を販売するトリゼンダイニング株式会社が手がけるセミドライフード「やわか」。
「うまか」と同じく、九州産ブランド鶏「華味鳥」を主原料に、国産食材を多く使用しています。
やわかは、噛む力が弱い老犬でも簡単に噛み切れるやわらかさが特徴。
一方で、適度な硬さと弾力があるため、顎の力が衰えにくいように設計されています。
さらに、グルコサミンやコンドロイチンなど軟骨の構成成分も配合されており、老犬の足腰の健康をしっかりサポート。
また、水分を含んだままレトルト加工されているため、添加物は一切不使用で安心して与えられるフードです。

半生フードに使用されやすい「酸化防止剤」や「合成保存料」が不使用なのは嬉しいですね♪
価格(税込) | 初回価格:4,378円(定期) 定期価格:5,920円 通常価格:6,568円 |
内容量 | 1.2kg(80g×15袋) |
対応年齢・犬種 | 全年齢・全犬種対応 |
原産国 | 日本 |
タンパク質 | 17.3%以上 |
カロリー・脂質 (100gあたり) | 287kcal・7.6%以上 |
無添加 | ノンオイル コーティング | グルテン フリー | ヒューマン グレード | 腸内 ケア | 涙やけ ケア | 関節 ケア | 毛並み ケア | 低脂肪 | 食いつき |
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〇 | 〇 | 小麦グルテンフリー | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
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3位 ドッグヴォイスドッグフード

※画像はドッグヴォイスオールステージ(全年齢用)になります。
動物病院協同組合推奨品として注目されているセミモイストフード「ドッグヴォイス」。
生肉の使用率はなんと75%と高く、犬本来の食性に近いため、食いつきにも期待できるフードです。
オールステージ用では、鶏肉をはじめ鹿肉や鮭などの動物性タンパク源をバランスよく配合。
さらに、オリゴ糖や乳酸菌などお腹の健康をサポートする成分が入っているのも嬉しいポイントです。
ただし、しっとり感を保つために「グリセリン」が添加されているので、気になる方は、先ほど紹介した「やわか」を検討してもよいでしょう。
柔らかさはもちろん、1辺約5〜7mmのサイコロ状の粒なので食べやすく、咀嚼力が落ちてきた老犬にも重宝するフードです。

セミモイストタイプなのでカロリーは低めです。
食欲が落ちてきた犬には、ほかのフードと併用して与えるのがおすすめですよ。
価格(税込) | 1,078円(100g) 3,278円(400g) |
内容量 | 100g、400g(100g×4包) |
対応年齢・犬種 | 全年齢・全犬種対応 |
原産国 | 日本 |
タンパク質 | 31.0%以上 |
カロリー・脂質 (100gあたり) | 289kcal・9.0%上 |
※表の内容はドッグヴォイスオールステージ(全年齢用)の場合になります。
無添加 | ノンオイル コーティング | グルテン フリー | ヒューマン グレード | 腸内 ケア | 涙やけ ケア | 関節 ケア | 毛並み ケア | 低脂肪 | 食いつき |
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〇 | 〇 | 〇 | ₋ | 〇 | 〇 | ₋ | 〇 | ー | 〇 |

4位 ぺトコトフーズ ドッグフード

愛する家族の食事がより楽しいものになるようにと開発された手作りフレッシュフードの「ペトコトフーズ」。
美味しさと栄養バランスを兼ね備えているので食欲の落ちてきた老犬にぴったり!
余分な添加物も含まれていない手作り食に限りなく近いフードです。
スチーム加熱と急速冷凍製法することで、素材の旨味や栄養を閉じ込めて、保存料が無添加になっています。
人間の食べるご飯のように柔らかく、お雑炊のようないい香りがするため食いつきも期待できるでしょう。
初回お試しが499円で販売されているので、まずは食べてくれるのか試してみてはいかがでしょうか。

我が家の16歳になる愛犬も、ペトコトフーズが大のお気に入りです!
お皿に移し替えているときに漂う香ばしい香りがたまらないようで、いつも嬉しそうに待っています。
価格(税込) | 初回価格:499円(100g×4パック) 通常価格:8,600円(100g×12パック) 定期価格:6,880円(100g×12パック) |
内容量 | 8パック、12パック、24パック、48パック (1パック100g) |
対応年齢・犬種 | 全年齢・全犬種対応 |
原産国 | 日本 |
タンパク質 | 平均9.55%以上 ※低脂肪チキン除く |
カロリー・脂質 (100gあたり) | 平均 136kcal/100g・5.9%以上 ※低脂肪チキン除く |
無添加 | ノンオイル コーティング | グルテン フリー | ヒューマン グレード | 腸内 ケア | 涙やけ ケア | 関節 ケア | 毛並み ケア | 低脂肪 | 食いつき |
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〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ー | 〇 | ー | 〇 |
お試し499円!送料無料
5位 K9ナチュラルドッグフード

※画像はK9ナチュラルビーフ&ホキになります。
原材料の99%以上が自然食材であり、肉類の割合は90%以上!
加熱や加工を最小減にしたフリードライ製法を採用したドッグフード「k9ナチュラル」。
穀類、イモ類、豆類などでかさ増しや粘性の高いツナギしていないため、1粒が柔らかく手で簡単にほぐすことが可能です。
水やぬるま湯を加えて生食の状態で与えることをおすすめとしていますが、水がしっかり飲める状態であれば、そのまま与えても問題ありません。
食材本来の栄養素がしっかりと残されいることで、老犬の腸内に栄養をいきわたらせてくれるでしょう。

原材料や安全性は申し分なく、とても優秀なドッグフードです。
ただ、その分価格は少し高め。
コストが気になる場合は、ほかのフードにトッピングとして混ぜて与えるのもおすすめです。
価格(税込) | 303円(10g) 2,585円(100g) 7,194円(500g) 22,913円(1.8㎏) 40,623円(3.6㎏) |
内容量 | 10g、100g、500g、1.8㎏、3.6㎏ |
対応年齢・犬種 | 全年齢・全犬種対応 |
原産国 | ニュージーランド |
タンパク質 | 46.0%以上 |
カロリー・脂質 (100gあたり) | 484.0kcal・32.0%上 |
※表の内容はK9ナチュラルビーフ&ホキの場合になります。
無添加 | ノンオイル コーティング | グルテン フリー | ヒューマン グレード | 腸内 ケア | 涙やけ ケア | 関節 ケア | 毛並み ケア | 低脂肪 | 食いつき |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ー | 〇 |

【要注意】柔らかいドッグフードの開封後はどう保存する?

水分を多く含む柔らかいフードは、微生物が繁殖しやすく傷みやすいため、ドライフードのように日持ちはしません。
そのため、開封後は必ず冷蔵庫で保存し、できるだけ早めに使い切ることが大切です。
半生フードとウェットフード、それぞれの開封後の保存期間や保存方法を以下にまとめていますので、参考にしてくださいね。
半生フードは小分けパックになっているものが多いですが、開封後は密封できる容器に移し替えて2∼3日以内に使いきりましょう。
開封前の保管は、冷暗所が基本です。
開封後はラップでしっかりと密封して冷蔵庫で保存できます。ただし、鮮度が落ちるため2日以内に使いきりましょう。
半生フード同様に、開封前の保存は冷暗所が基本です。
老犬が柔らかいフードを食べないのはなぜ?原因と対処法を解説

老犬になると、子犬や成犬の頃と比べてさまざまな理由からドッグフードを食べなくなることがあります。
また、嗜好性が高く食べやすい柔らかいドッグフードに切り替えても、食べてくれない場合もあるでしょう。
そこで今回は、老犬が柔らかいドッグフードを食べないときの対処法について解説していきます。
給餌量と給餌回数を変更する

老犬は基礎代謝や消化機能の低下により、ドッグフードを食べなくなることがあります。
そのため、シニア期には愛犬のステージに合わせて給餌量や給餌回数を見直すことが大切です。
- ステージ1:成犬時と大きな変化はないものの、基礎代謝が徐々に低下。被毛や鼻の色が薄くなることがある。
➡ 給餌量を見直して、カロリー過多にならないよう調整する。 - ステージ2:少しずつ介助が必要になり、白毛や目の白濁など老化のサインが目立つ。
➡ 給餌回数を増やし、1回あたりの給餌量を減らすことで負担を軽減。 - ステージ3:日常的に介助が必要になり、食欲低下が顕著に。体重が減り、自力での食事が難しくなることも。
➡ 1日3回以上に分けて与え、残すようであれば無理に食べさせない。
適正な給餌量を食べきれない場合は、少量でも栄養が摂ることのできる高エネルギーフードに変更してみてくださいね。
フードを温めてみる

柔らかいドッグフードでも温めることで香りが強くなり食べてくれるかもしれません。
半生フードは軽くフライパンで炒ると香りが強くなるでしょう。ウェットフードはパウチや缶のまま湯銭することで温められます。
ただし、熱くなりすぎないように注意してください。与える前には必ず確認し、私たちがぬるいと感じるくらいの温度がちょうどいいです。
食べる環境を見直してみよう

老犬になると、筋力や飲み込む力が低下し、床に置いたお皿からドッグフードを食べにくくなることがあります。
そんなときは、頭を下げずに食べられる高さの食事台や、角度がついたフードボウルを利用すると、より楽な姿勢で食事ができます。
また、ウェットフードを介護用スプーンやシリンジで飼い主さんが食べさせてあげる方法もおすすめです。
ストレスを減らす

老犬になると、思うように体が動かせなかったり、目が見えにくくなったり、眠れなくなったりと、日常の中で少しずつストレスを感じやすくなります。
このストレスが原因で、食欲が低下してしまうこともあります。
できるだけストレスを溜めさせないよう、環境や接し方に配慮することが大切です。
- お散歩をする
⇒高齢犬は歩くのが難しいのであれば、風や日光にあたるだけでも十分です。体が辛くない程度に歩かせてみるのも気分転換になるでしょう。 - 生活リズムを整える
⇒昼夜逆転しないように、昼間は日光浴をする、夜は決まった時間に消灯するなど生活リズムを整えてあげましょう。夜泣きが酷い場合は、医療的介入も視野に入れておきましょう。 - 一緒に過ごす時間を急に短くしない
⇒高齢になると分離不安が大きくなり、飼い主さんがいないと不安になり大きな声で鳴いてしまう、物を壊してしまうことがあります。
一緒に過ごす時間を急に短してしまうと、極度の分離不安に陥ってしまう可能性も。そのような場合には、動物病院に相談し、適切な対応が必要となります。
老犬のストレスを0にすることは無理ですが、なるべく溜めないような配慮をしてあげたり、ストレスを発散させてあげましょう。
老犬が食べやすい!ドライフードをふやかすコツを解説

柔らかいドッグフードは、ドライフードに比べてコストが高く、なかなか手が出しにくいと感じる飼い主さんも多いのではないでしょうか。
そんなときは、ドライフードをふやかして与える方法がおすすめです。
ふやかす時間を調整すれば硬さを変えられるので、まだ噛む力が衰えていない犬にも適していますよ。
ここでは、ドライフードをふやかす方法を詳しく解説していきます。
ドッグフードをぬるま湯でふやかす方法

- お皿にドッグフードを入れる
- 30∼40℃くらいのぬるま湯を用意する
- ぬるま湯をドッグフードが隠れるか隠れないかくらいまで入れる
- ふやかす時間は手でほぐしてみて確認しながら調整
お湯で約15分ふやかすと、簡単につぶせるほど柔らかくなります。
ただし、フードの種類や粒の大きさによって柔らかくなる時間は異なるため、飼い主さんが手でほぐして一度確認してみると良いでしょう。
また、ふやかす前に粒を小さく砕いておくと、ふやかす時間を短縮できますよ。
ドッグフードを電子レンジでふやかす方法

- 耐熱容器にドッグフードを入れる
- 水をドッグフードが隠れるくらいまで入れる
- ラップをする
- 加熱時間は500wで約15秒∼20秒
使用するレンジによっては加熱時間が異なるため、少しずつ微調整してみてください。
ただし、すぐに柔らかくなるわけではなく、時間をおいてふやかす必要があります。
与える前に、手でほぐして十分に柔らかくなっているか確認してから与えましょう。
まとめ

ここでは、老犬でも食べやすいおすすめの柔らかいドッグフードを、ランキング形式で5選紹介しました!
柔らかいフードは老犬にとってメリットが多い一方で、保存に注意が必要だったり、添加物が多く使われている商品が多い傾向があることも覚えておきましょう。
また、柔らかいフードを常食すると、噛む力や飲み込む力が衰える可能性もあります。
おやつには、ジャーキーや野菜スティックなど噛み応えのあるものを取り入れるのがおすすめです。
愛犬の歯や健康状態に合わせて、柔らかいドッグフードを上手に取り入れてみてくださいね。
飲み込む力が弱い犬には、噛み応えのあるおやつは噛むだけにさせてあげましょう。
