主原料の調達からドッグフードの製造まで全て国内で行っている「プリモ」。
海外産のドッグフードの中にも安全性の高い商品は数多くありますが、それでも国産のドッグフードにこだわりたい飼い主さんにとってはとても気になる商品なのではないでしょうか。
ということで、今回はプリモの「ベーシック」を対象にして、使われている原材料と成分、そして実際の口コミや評判を徹底解説していくので、今後のフード選びの参考にしてみてください。
項目 | 詳細 |
商品ランク | Bランク ※調査した全商品145種類のランク分け結果はこちら |
安全性 | (3 / 5.0) |
原材料 | (4.5 / 5.0) |
食いつき | (3 / 5.0) |
コスト | (3 / 5.0) |
目的 | 総合栄養食 |
価格 | 400g(お試しサイズ):1,210円/500g:1,333円/1kg:2,515円/3kg:6,813円/6kg:12,965円 |
内容量 | 400g(お試しサイズ)/500g/1kg/3kg/6kg |
タイプ | ドライフード |
対応年齢・犬種 | 全年齢・全犬種対応 |
販売会社 | 株式会社PRIMO |
原産国 | 日本 |
公式サイト | https://www.primofood.jp/ |
Dog salon Star seaではプリモドッグフードをBランクと評価しました。
製造方法や使用している材料を見るだけでも、犬に美味しいフードを食べてずっと元気で暮らしてほしいという思いが伝わってきます。
フードは子犬からシニア犬まで与えられるため、年齢差のある犬を多頭飼いしている家でも同じ食事にすることができますし、年齢別にフードを用意したり管理したりする手間を省けて便利です。
また、公式サイトには使用している材料がどんな目的で使われているのかしっかり説明されているので、飼い主さんも疑問を残したままにせずきちんと納得した上で購入できるのではないでしょうか。
プリモドッグフードの口コミ・評判について
ここでは、プリモの良い口コミと悪い口コミをそれぞれ紹介していきます。
プリモドッグフードの良い口コミ
フード特有の匂いがしないし、触ってもサラサラしてます。真空パックで届くのも嬉しいですね。
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今までの分量を与えてると体重が増えたので、少し減らして様子をみています。
変わった事は、うんちの状態がいいし、何より回数が安定してきました。今までは多い時で6回はあったのに、今は3回に落ち着いてます。そして、涙やけも少なくなりました。口臭も気になりません。
長年愛用していた無添加のドックフードの業務が廃業。
Amazon
焦って色々と調べた所、愛用していた物と近い成分を使用しているこの商品に行き着きました。
以前と変わらず食いっぷり良し。アレルギー、嘔吐や下痢などの異常が現れることもうちの子は全くありませんでした。
ふやかすとすごくおいしそうなお出汁の香りがします。なんでもがっつく子なので、食いつきもバッチリです! ただ、カロリーが高い分給与量を少なめにしているのですが最近太ってきたような…?
楽天市場
プリモドッグフードの悪い口コミ
無添加ドッグフードとゆう事で、長く食べさせたいと思いましたが、うちの子は好きじゃないみたいで、そのままでは全く食べてくれないし、好きなササミなどをトッピングしても、ドッグフードの匂いがついて嫌なのか、混ぜるとササミさえも食べてくれません。 粒も大きめのが結構あり、小型犬のうちの子には食べずらい大きさでした。
楽天市場
我が家のトイプードルの食いつきが悪くて、 他の食材と混ぜて食べさせようとしましたが、それだけよけて食べてくれません。
楽天市場
いつものフードにトッピング程度あげた位で下痢をしてしまいました。商品説明にもありましたので、我が家の犬には合わないのかなあ~と・・・ 食いつきはとても良かったので残念です。
楽天市場
プリモドッグフードの口コミ・評判まとめ
プリモは「お魚の出汁のような匂いがして、フードがベタつくこともない」という声が多く、良い口コミと悪い口コミの両方で見られました。
ドッグフード特有のキツい匂いが苦手という飼い主さんもいるので、良い匂いがするのであれば食事の準備に苦労することもなくなるのではないでしょうか。
また、犬によっては「涙やけが改善した」「便の状態が安定するようになった」といった声もあるため、涙やけが気になる犬やお腹がデリケートな犬に合うフードを探している飼い主さんも新しいフード候補の一つに入れてみてください。
ただ、一般的なドッグフードに比べて商品価格が高く、良い口コミ・悪い口コミの両方でマイナスな意見が見られたので、購入するか迷っている場合はエサ代に使える毎月の予算をしっかり確認しながら決めていきましょう。
プリモドッグフードを徹底調査!
今回はプリモのベーシックを購入したので、こちらのパッケージや中身をレビューしていきます。
プリモドッグフードのパッケージ
プリモは、アルミのパッケージに真空パックされていました。
パッケージ全面には大きく「PRIMO」と記載があり、裏面にはプリモの原材料や成分などの詳細が小さくシールに記載されています。
プリモドッグフードの中身
プリモを開封すると大きな脱酸素剤が入っていました。
プリモは防腐剤、抗菌剤、抗酸化剤、抗カビ剤、色素等、一切使用していないため、賞味期限が短くなってしまうところを、この脱酸素剤を入れることによって、賞味期限が未開封の状態で10ヶ月保てるようにしたそうです
袋口には保存用のジッパーがついているので、開封後はしっかり閉めて保存しましょう。
プリモドッグフードの粒の大きさ
粒の形は筒状であり、大きさは5mm∼大きいもので1.9cm程とバラつきがあります。厚みは5mm程です。
粒の硬さを専門の機械で測定すると、一般的な硬さの粒よりも柔らかいことがわかりました。
当サイトで調べた中でも、ベスト3に入るくらいの柔らかさです。
そのため、顎の小さな超小型犬から歯の弱い老犬も食べやすいでしょう。
プリモドッグフードを人間の私が食べて評価!
味 | お出汁風味の薄味 |
匂い | 薄い |
硬さ | 歯で簡単につぶせる |
食感 | サクサク |
プリモは味も匂いも薄く、サクサクとした食感だったため、子供用のスナックみたいだなと感じました。
先ほど硬さを測定した結果のとおり、本当に柔らかく、頑張れば歯茎でも潰せる硬さでした。
そのため、歯の弱い老犬でも噛めるドライフードをお探しの方におすすめですよ。
プリモドッグフードのメリット・デメリット
- プリモでは種類とタイプの異なるドッグフードが販売されている
- 子犬からシニア犬まで与えることができる
- フードに使われている材料の使用目的がきちんと記載されている
- 国内で製造されているからより新鮮な状態でフードを与えられる
- 牛肉や鶏肉など、6種類の肉を使っているため、食物アレルギーがある犬は要注意
- カロリーが高めなので太りすぎないように気を付けないといけない
- 商品価格が高いため、コスパを重視する飼い主さんには不向き
プリモでは今回紹介している「ベーシック」の他に「ダイエット・シニア」という商品も販売しており、それぞれの種類でドライフードと粉末といった2つのタイプが用意されています。
粉末タイプというのは、粉状になっているフードに水を入れてペーストや流動食風など好みの柔らかさにして与えられる商品のことで、噛む力が弱くなったシニア犬はもちろん、子犬用の離乳食としても使うことが可能です。
また、ベーシックを含むドッグフードの商品ページには、どんな材料が使われているのかといった情報の他に、それぞれの材料がどんな目的で使用されているのかも細かくチェックできるようになっています。
ドッグフードはどこでどんな風に作られているのかという情報も記載されているので、安全性を何よりも大切している飼い主さんは工場の情報と併せて材料の使用目的をチェックしてみてはいかがでしょうか。
ただ、プリモのドッグフードには牛肉や鶏肉・馬肉など、6種類ほどの生肉を50%以上も使用しているため、食物アレルギーがある犬に与える場合は、食べられない肉が入っていないかチェックする必要があります。
他にもベーシックはカロリーが高めに設定されているので、いつも与えているフードよりカロリーが高い場合は愛犬が太りすぎないように食事量を調節し直す必要があるでしょう。
商品価格も市販のドッグフードと比較すると高いため、コスパを優先している飼い主さんやエサ代をなるべく抑えたいと思っている飼い主さんにとっては不向きな商品かもしれません。
プリモドッグフードの原材料・成分・安全性を徹底分析!
ここでは、ペットフードアドバイザーの資格を持つ私が、プリモ ベーシックの原材料、成分、安全性についてチェックしていきます。
プリモ ベーシックの原材料について
- 原材料名
- 生ミンチ肉(牛肉、鶏肉、馬肉、レバー肉、魚肉、豚肉) 押し麦、 玄米粉、サツマイモ、ジャガイモ、 ホエイタンパク、雑節、ココナッツ種皮、煎りゴマ、ひまわり油、グレインソルガム、ビール酵母、コーングルテン、発酵大豆(納豆菌)、オートミール、海藻粉末、カルシウム粉末(卵殻カルシウム、牛骨カルシウム)、L-リジン、脱脂粉乳、イソマルトオリゴ糖、DL-メチオニン、乳酸菌群
プリモベーシックは低温でじっくりと時間をかけて作られるため、使用する生肉は全て食品レベルの新鮮なものを使用しているようです。
原産国は基本的に国産ですが、馬肉に関しては現在国内では手に入らないということもあり、南米産を使用していることが記載されています。
添加物については合成保存料や着色料といったものはもちろんのこと、フードの形を整えるための増粘性添加物も使用していません。
また、材料に使われている「コーングルテン」ですが、これは公式サイトの商品ページや使用している原材料について詳しく記載しているページを見ても分かるように、アレルギーを起こしにくいものを使用しているようです。
とは言えとうもろこしから作られている材料ですので、とうもろこしにアレルギーがある場合は与えるのを避けるか、獣医師に相談して問題ないか確認してもらうことをおすすめします。
プリモ ベーシックの成分について
粗たんぱく質 | 30%以上 |
粗脂肪 | 10%以上 |
粗繊維 | 4%以下 |
粗灰分 | 5%以下 |
水分 | 10%以下 |
カロリー | 400kcal/100g |
プリモベーシックは、高タンパクでありながら脂質はそこまで高くありません。
ただし、カロリーが高めなので、食欲が旺盛な犬や肥満気味の犬にはあまり向いていないでしょう。どちらかといえば、少量でもしっかり栄養を摂りたい犬におすすめです!
肥満気味の犬やシニア犬は、脂質やカロリーが低い「ダイエット・シニア用」を選ぶといいでしょう。
プリモドッグフードの安全性について
- 不要な添加物は含まれていない
- フードは神戸にある工場で製造されている
- フードの製造方法を画像付きできちんと紹介している
プリモベーシックには、犬の健康に不要な添加物はもちろん、酸化防止剤や防腐剤・防カビ剤・抗菌剤といったものも含まれていません。
余計なものが使われていない分犬の体にかかる負担は少なくなりますが、その代わりに賞味期限が比較的短かったり気温や湿度に弱かったりするので、内容量選びや保管する場所をきちんと決めてから購入するようにしてください。
また、フードは神戸にある工場で低温・低圧を基本として加熱は1度だけにし、できるだけ油の酸化や動物性たんぱく質の劣化を抑えながらじっくり時間をかけて製造しています。
素材の持つ栄養をできるだけ壊さないように、そして新鮮なフードを届けられるようにしているため、過剰に製造して在庫を抱えないようにしているのもプリモこだわりと言って良いのではないでしょうか。
プリモドッグフードの最安値は?公式、Amazon、楽天の価格比較
通販サイト | 公式 | Amazon | 楽天市場 |
価格(税込) | 400g(お試しサイズ):1,210円 500g:1,333円 1kg:2,515円 3kg:6,813円 6kg:12,965円 | 500g:1,333円 1kg:2,424円 3kg:6,813円 6kg:12,965円 | 50g:198円 400g(お試しサイズ):1,210円 500g:1,333円 1kg:2,514円 3kg:6,813円 6kg:12,965円 |
送料(税込) | 合計金額6,900円以上で送料無料 6,900円未満は送料650円 沖縄県への配送は1,500円 | 出品者により異なる | 店舗により異なる |
400gお試しサイズというものも販売されていますが、楽天市場では50gのサンプル品を販売している店舗があるので、ほんの少しだけ与えたいという飼い主さんは楽天市場での購入も検討してみてください。
500g以上の商品は全てのサイトで取り扱いがあり価格も大きな差はないですが、送料に関しては通販サイトや店舗ごとに料金が異なりますので、出費を抑えたいのであれば送料込みの価格で比較することをおすすめします。
プリモドッグフードのQ&A
- プリモドッグフードの賞味期限は?
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未開封の状態で10ヶ月、開封後は約1ヶ月以内に食べきるようにしましょう。
- プリモドッグフードにお試しはあるの?
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400gのお試しサイズを販売しています。
- プリモドッグフードの粒に付いている糸くずのようなものは何?
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生肉に含まれるスジが乾燥により繊維状になったものです。
- 小さくて黒い石のようなものは何?
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魚の肝です。プリモベーシックではイワシやアジといった雑節を丸ごと使っているため、小さな粒状の肝が見られることがあります。
- プリモドッグフードの粒にある半透明のものは何?
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半透明だったり光っていたりするものは、魚の皮やウロコ・雑節といったものです。
- プリモドッグフードの粒の大きさはどのくらい?
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長さ約5~15mm、直径6mmの円柱状の粒です。ただし、増粘性添加物を使用していないため、大きさにはバラつきがあります。
プリモドッグフードのまとめ
プリモは材料が持つ本来の栄養をしっかりと活かせるように、時間をかけて丁寧に作られているフードであることが分かりました。
「使用している食材にはどんな目的があるのか」「どんな風にフードが作られているのか」といった飼い主さんの疑問も解消してくれるような商品説明になっていますので、プリモについて興味が出てきたのであれば一度チェックしてみてください。
メインのフードとしての利用はもちろんのこと、継続が難しい場合はたまに与えるフードとして活用するのもおすすめです。
また、フードを製造しているニュージーランドにはペットに関する規制や法律もあるので、製造国を見るだけでもある程度安全性に期待が持てるドッグフードです。
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