発売から30年以上経つカナダのドッグフード「ファーストメイト」。
穀物が使われていないグレインフリーフードとして世界で初めて販売されたペットフードでもあるファーストメイトは、一体どんな風に作られているのでしょうか。
今回は、ファーストメイトシリーズの一つである「オーストラリアン ラム スモールバイツ」の原材料から安全性、口コミまで徹底的に解説していきます。
Dog salon Star seaの専属ライターです!10歳になるチワックスと仲良く暮らしています。取得した知識を活かしワンちゃんに関する記事を執筆していきます!
保有資格:犬の管理栄養士、犬の管理栄養士アドバンス、犬の管理栄養士マスター
項目 | 詳細 |
商品ランク | Aランク |
安全性 | (5 / 5.0) |
原材料 | (4.5 / 5.0) |
口コミ | (4 / 5.0) |
価格 | (2 / 5.0) |
目的 | 毎日の主要な食事 |
価格 | 1kg:3,000円 2.3kg:5,300円 5.44kg:8,800円 6.6kg:10,500円 |
内容量 | 1kg/2.3kg/5.44kg/6.6kg/11.4kg |
タイプ | ドライフード |
対応年齢・犬種 | 全年齢・全犬種対応 |
販売会社 | ファーストメイト日本販売総代理店:株式会社ボンビアルコン |
原産国 | カナダ |
公式サイト | https://bonbi-pets.jp/dg |
Dog salon Star seaではファーストメイトドッグフードをAランクと評価しました。
グレイン・グルテンは含まれず、動物性たんぱく源も1種類に限定したシンプルなレシピになっているので、アレルギー持ちの犬でも食べやすいドッグフードです。
使用している食材は全てヒューマングレードのみで構成されているため、食材の品質について不安に思う必要はありません。
ファーストメイトはバリエーションが豊富で無料サンプルも貰えるので、食べてくれるか心配だという飼い主さんでも気軽に試すことができるでしょう。
ファーストメイトドッグフードの口コミ・評判について
ここでは、ファーストメイトの良い口コミと悪い口コミをそれぞれ紹介していきます。
ファーストメイトドッグフードの良い口コミ
生後3ヶ月からずっと涙やけに悩んでました。歌舞伎役者のような涙やけで色々試しましたが効果はありませんでした。でもこのドッグフードを食べてから劇的に良くなりました!恐らく、ラム肉ベースが良かったのかな?
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愛犬は17歳で先月他界しましたがそれまでずっとこのフードを食べていました。小粒で食べやすいようでシニア犬になっても美味しそうに食べていました。
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家のワンこは鶏肉とインゲン豆に少しアレルギー反応を起こすのでこのフードにしました!
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原材料がシンプルで、フードの臭いも排泄の臭いもまったく気になりませんでした
体をかくのも本当に減りました!
ファーストメイトドッグフードの悪い口コミ
チキンとじゃがいもはアレルゲンではなかったのとうんちも良好なので助かりましたが、食いつきがイマイチでした。
楽天市場
食い付き悪く下痢しやすいので食べさすのを中止した
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ほとんど本商品単体では食べてくれませんでした。やはりラムは難しいですね。ウチには合いませんでした。
Amazon
ファーストメイトドッグフードの口コミ・評判まとめ
ファーストメイトに対する口コミの評価は高く、特に「食物アレルギーのある犬でも食べられる」「涙やけが軽減された」といった体の悩みに関する意見が多い印象がありました。
「お腹の弱い犬でも良い便が出る」という口コミもあるため、お腹がデリケートな犬にも与えやすいドッグフードであることが分かるのではないでしょうか。
しかし、ファーストメイトは食事療法食ではないので、どのような犬にも効果があるわけではないということを忘れないようにしてください。
また、フードの味については犬ごとに好みがあるためか「よく食べてくれる」という意見もあれば「食いつきが悪い」といった真逆の意見もあります。
そのため、商品は気になるけれどこれまでラム肉のおやつやドッグフードを食べさせたことがなく、ちゃんと食べてくれるか不安な場合は、まず無料サンプルを試してみてください。
公式サイトでは、毎月100名限定で無料サンプルをプレゼントしているので、初めて与える飼い主さんはこの機会に応募してみることをおすすめします。
ファーストメイトドッグフードを徹底調査!
実際にファーストメイトの「オーストラリアン ラム」を購入したので、パッケージや中身をレビューしていきます。
ファーストメイトドッグフードのパッケージ
ファーストメイトのパッケージは飼い主と犬が寄り添っているデザインとなっており、種類によってパッケージの色味が異なります。
裏面にはファーストメイトの詳細が記載されており、英語表記だけではなく日本語表記もあるため安心です。
ファーストメイトドッグフードの中身
パッケージを開封すると、ドッグフード特有の匂いを感じました。
内側にはアルミ加工が施されており、遮光性に優れ、酸素を通しにくくなっています。
袋の上部には保存用のジッパーがついているので、保存する際はこのジッパーをしっかり密封するようにしましょう。
ファーストメイトドッグフードの粒の大きさと硬さ
粒の大きさは直径9.6mm、厚さは5.3mmほどです。小粒タイプなので、小型犬でも口に運びやすい大きさとなっていますね。
普通粒では横幅が約15mm前後と大きい作りになっていますので、愛犬の体格に合わせて粒の大きさを選んでみましょう。
粒の硬さを専門の機械で測定すると、一般的なドッグフードよりもやや硬めである※ことがわかりました。
歯の弱い老犬はかみ砕きにくいかもしれないので、フードをぬるま湯でふやかしてから与えると良いでしょう。
※Dog salon Star seaの独自の調査
ファーストメイトドッグフードを人間の私が食べて調査
ファーストメイトを人間の私が食べて味や匂いを評価していきます。
味 | 薄味だが噛むと味をしっかり感じる |
匂い | 海外産特有の強い匂い |
硬さ | 見た目に反して硬め |
食感 | ガリガリ |
味や匂いは海外産ドッグフードに多い薄味で匂いが強めのフードでした。ただ、噛むとだんだん味が濃くなっていきます。
私が食べた小粒のドッグフードの中ではわりと硬めで、奥歯で噛んでやっとかみ砕ける硬さでした。上記でも説明したように老犬だと食べにくいかもしれませんね。
ファーストメイトドッグフードのメリット・デメリット
- グレイン・グルテンに対してアレルギーのある犬にも与えやすい
- 粒の大きさは普通粒と小粒の2種類があるから口の小さい犬でも食べやすい
- 種類が豊富だからローテーションをしたり好みに合わせて選ぶこともできる
- 原材料の産地についての情報が少ない
ファーストメイトは穀物であるグレインや穀物を製粉した際に取れるたんぱく質のグルテンが含まれていないので、グレイン・グルテンアレルギーの犬でも食べやすいフードです。
他にも、動物性たんぱく源は1種類のみになっているため、例えアレルギー反応が出てしまっても特定しやすいというメリットもあります。
粒の大きさは普通粒と小粒の2種類が用意されており、愛犬の口の大きさに合わせて選べるというのも犬への気遣いが感じられるのではないでしょうか。
また、ファーストメイトは今回紹介している「オーストラリアン ラム スモールバイツ」以外にも以下のような種類が販売されています。
ファーストメイトの種類一覧
- チキンウィズブルーベリー
- パシフィックオーシャンフィッシュ
- パシフィックオーシャンフィッシュ エンデュランス/パピー
- パシフィックオーシャンフィッシュ ウェイトコントロール/シニア
- ケージフリー ダック&パンプキン
いくつかの種類をローテーションするのも良いですし、ライフステージや体型の悩みに対応したフードもあるので、目的に合わせてフードを選んでみてください。
ただ、オーストラリアンラムを含め、どの種類も犬の健康を考えてできるだけシンプルな材料で豊富な栄養を摂取できるように作られていますが、食材の産地についての情報はほとんど記載されていません。
産地にこだわりがないのであればあまり気にしなくてもいい部分ですが、安全性を重視する飼い主さんにとってはデメリットと感じてしまうでしょう。
ファーストメイト ドッグフードの原材料・成分・安全性を徹底分析!
ここでは、犬の管理栄養士の資格を持つ私がファーストメイトの「オーストラリアン ラム」の原材料や成分、安全性をチェックしていきます。
ファーストメイト 犬用 オーストラリアン ラム スモールの原材料について
- 原材料名
- ラムミール、バーバンクポテト、ノーコタポテト、鶏脂肪*(保存用に混合トコフェロールを使用)、トマト搾り粕、塩化カリウム、DLメチオニン、塩化コリン、プロピオン酸カルシウム、タウリン、ブルーベリー、ラズベリー、クランベリー、ミネラル類(亜鉛、鉄、マンガン、銅、ヨウ素、炭酸コバルト、セレン酵母)、ビタミン類(ビタミンE、リボフラビン、ナイアシン、D-パントテン酸、チアミン塩酸塩、ビタミンA、ピリドキシン塩酸塩、ビオチン、葉酸、ビタミンB12、ビタミンD3)、酵母エキス、グルコサミン塩酸塩
第一主原料であるラムミールはオーストラリア産のラム肉を使用しており、ラム肉以外の肉は一切使われていません。
たんぱく質は「ラム肉が78%、じゃがいもが22%」と公式サイトの商品ページと実際の商品パッケージに大きく表記されているので、動物性と植物性たんぱく質の割合をパッと見て確認できるのはありがたいのではないでしょうか。
少し気になるもの挙げるとすれば鶏脂肪ですが、これはアレルギーのリスクを抑えるためにフード製造前に脂肪からたんぱく質を取り除いているので、そこまで気にする必要はありません。
また、鶏脂肪の酸化を防ぐ方法として混合トコフェロールを使っていることがきちんと記載されている点も、分かりやすくて安心感を得られるポイントと言えます。
ただ、愛犬が鶏アレルギーでどうしても心配になってしまう場合は、念のために動物病院に相談して与えられるかを確認してもらってください。
その他の原材料には犬に悪影響となり得る合成添加物もありませんし、安全性に疑問があるようなものも含まれていないため、安心して犬に与えることができるでしょう。
ファーストメイト 犬用 オーストラリアン ラム スモールの成分について
粗たんぱく質 | 24%以上 |
粗脂肪 | 13%以上 |
粗繊維 | 7.5 %以下 |
粗灰分 | 8% 以下 |
水分 | 10%以下 |
カルシウム | 2.2% 以上 |
リン | 1.2% 以上 |
カロリー | 326kcal/100g |
ファーストメイトのオーストラリアン ラムはたんぱく質も脂質も平均的ですが、カロリーは低めです。
カロリーが低いぶん、給餌量が多いため食欲旺盛な犬にぴったりでしょう。
また、繊維質も7.5%以下と多く含まれているため、ダイエット中の犬におすすめです!
ただ、繊維質が多いと犬によっては便が緩くなったり下痢を引き起こしてしまうことがあるため、与え初めは便の状態をよく観察しておきましょう。
ファーストメイト 犬用 オーストラリアン ラム スモールの安全性について
- AAFCO(アメリカ飼料検査官協会)の栄養基準を満たしている
- ヒューマングレードの食材を使っている
- 原材料はロット番号で仕入れ先や製造者を追跡できるようになっている
- 製造・パッキングの全てを自社工場で行っている
海外のファーストメイト公式サイトには、ペットフードの栄養や品質に関する基準を設定しているAAFCO(アメリカ飼料検査官協会)の栄養基準を満たしていることが記載されています。
日本のペットフード公正取引協議会でも採用している栄養基準ですので、主食として与えられる「総合栄養食」と同等の商品と考えて良いでしょう。
フードに使われている食材は全て人間でも食べても問題ないヒューマングレードなので「粗悪な材料が使われているのではないか」という心配をする必要はありません。
原材料はロット番号で仕入れ先や製造者などの情報をいつでも追跡できるため、出荷後に何か問題があってもすぐに原因を突き止めることが可能です。
また、フードの製造からパッキングまで全てを自社工場で行っているのですが、製品として出荷されるのは製造途中に行われる計125の品質チェックをクリアしたもののみなっているため、安心して与えられるでしょう。
工場については公式サイトの商品ページに動画があるので、どんな工場なのか確認してみたいのであればチェックしてみることをおすすめします。
ただし、動画内の工場はCGで作られているため、実際に製造している様子を確認することはできません。
ファーストメイトドッグフードの最安値は?公式、Amazon、楽天の価格比較
公式 | Amazon | 楽天市場 | |
価格(税込) | 1kg:3,300円 2.3kg:5,830円 5.44kg:9,680円 | 1kg:3,300円 2.3kg:4,700円 5.44kg:9,300円 6.6kg:11,550円 | 1kg:3,250円 2.3kg:5,450円 5.44kg:8,800円 6.6kg:11,550円 |
送料(税込) | 5,500円以上の注文で送料無料 | 出品者により異なる | 店舗により異なる |
公式のオンラインショップには6.6kgのスモールタイプは取り扱われていませんでしたが、Amazonと楽天市場では購入することができるようです。
商品価格は2.3kg以外だと楽天市場が一番安いため、少しでも出費を抑えたいのであれば楽天市場で注文するといいかもしれません。
ただ、通販サイトによって配送料が異なるので、比較する際は配送料込みの金額で見比べてみてください。
また、公式のオンラインショップで買い物をする際に会員登録をすると、注文した金額の3%分がポイントとして付与されます。
ポイントは1ポイント1円として利用することができるため、ポイントをある程度貯めてから使うとよりお得に買い物ができるようになります。
ファーストメイトを買い続けていこうと思っているのであれば、オンラインショップの会員になることも検討してみてはいかがでしょうか。
ファーストメイトドッグフードのQ&A
- ファーストメイトドッグフードにお試しはあるの?
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毎月100名様限定で無料サンプルをプレゼントしています。
- ファーストメイトドッグフードの粒のサイズは小粒以外にもあるの?
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粒のサイズは「普通粒」と「小粒」の2種類があります。
ファーストメイトドッグフードのまとめ
アレルギーはもちろん、犬の体への負担に配慮しできるだけシンプルなレシピで作られているだけではなく、品質の高さにもこだわりが見られるドッグフードです。
肝心な部分の情報が少ない点が少し気になるという飼い主さんもいるかもしれませんが、CGで再現された工場内部やフードの製造方法を動画で簡単に確認できるのは想像しやすくてありがたいのではないでしょうか。
子犬やシニア犬、全年齢対応までいろいろな種類を取り揃えているので、ファーストメイトが気になっているのであれば愛犬の年齢・体質・好みに合うものを探してこの機会に試してみてください。
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