ドッグフードを選ぶ際に価格重視をしすぎて、原材料や安全性を確認していないことありませんか?
ドッグフードの中には、どのような食材が使用されているかわからないようなもの、発がん性のリスクがあるような添加物が使われているフードがあります。
価格が安く情報が曖昧なドッグフードは安全かどうかわからないため、愛犬に食べさせないようにしましょう。
買ってはいけないドッグフードとはどのようなものか、ペットフードアドバイザーの資格を持つ私が「犬に食べさせてはいけないドッグフード」の特徴を紹介していきます!
さらに、安全に食べさせることができるドッグフードも紹介しているので、ドッグフード選びに悩んでいる飼い主さんはぜひ参考にしてみてくださいね。

この記事を書いた人
保有資格:小動物看護士/ペット販売士/トリマーB級/ハンドラーC級/訓練士補/二級愛玩動物飼育管理士/動物取扱責任者/犬の管理栄養士/ペットフードアドバイザー1級/少額短期保険募集人
第一種動物取扱業:第225818003号 保管 動物取扱責任者:山本星海
JKC公認トリマー養成機関卒業。Dog salon Star seaを2018年に開業、犬のトリミングやドッグフードの販売を行う。トリマー歴10年目。愛犬:トイプードル2匹
安心できるドッグフードを160種類以上の中から厳選!

なるべく食べさせてはいけないドッグフードの特徴を解説!

まず大前提として、日本には「ペットフード安全法」があり、犬の健康を害するようなフードの販売は禁止されています。
そのため、どのドッグフードを与えたからといって、すぐに病気になったり命に関わるようなことが起こるわけではないので、その点は安心してください。
ただし、そうしたフードを長年にわたって与え続けると、体に負担がかかり、将来的に病気を引き起こすリスクが高まる可能性は否定できません。
そこで今回は、長く与えるには少し不安が残る「食べさせてはいけないドッグフードの5つの特徴」について、わかりやすく解説していきます。
避けたい添加物が多く含まれている

ドッグフードには、品質を保ったり、食感を良くしたり、足りない栄養を補ったりするために、さまざまな添加物が使われています。
すべての添加物が悪いわけではありませんが、中には犬の健康にとってあまり望ましくない添加物もあるため、そうしたものが多く含まれているフードはできるだけ避けたいところです。
- 酸化防止剤:エトキシキン、BHA・BHT
- 発色剤:亜硝酸ナトリウム
- 着色料:赤色2号、赤色3号、赤色40号、赤色105号、黄色4号、黄色5号、黄色6号、青色1号、青色2号、青色102号など
特にエトキシキンやBHA・BHT、亜硝酸ナトリウムなどの添加物は、過剰に摂取すると犬の健康に悪影響を及ぼすおそれがあるため、ペットフードの安全基準では使用量に上限が設けられています。
品質の高いドッグフードでは、こうした添加物を使わず、体への負担が少ない天然由来の成分で代用しているケースが多く見られます。
また、犬は人間のように色で食べ物を判断しないため、見た目をよくするための着色料や発色剤は不要です。
ドッグフードを選ぶときには、原材料だけでなく、どんな添加物が使われているかにも目を向けることが大切になります。

原材料が詳しく表記されていない

原材料に曖昧な表記があるドッグフードは、あまりおすすめできません。
例えば、原材料名に「〇〇類」や「〇〇等」といったざっくりとした表記を見かけたことはないでしょうか?
こうした表示では、実際にどんな素材が使われているのか分かりづらく、アレルギーのある子には特に注意が必要です。
- ミール
- 肉副産物
- 動物性油脂
- 穀類
- チーズ等
愛犬に与えるドッグフードは、できるだけ原材料が明確に記載されているものを選びましょう。
たとえば、「鶏肉」「チキン」「小麦」「トウモロコシ」など、具体的な名前が書かれていると安心です。

さらに、可能であれば原材料の産地にも注目してみてください。
「国産」と書かれていても、原材料そのものは海外産というケースもあるため、産地まで開示されているかが大切な判断材料になります。
最近では、原材料や産地の情報をしっかり開示しているフードも増えてきています。
愛犬の健康を守るためにも、信頼できる情報が明記されたドッグフードを選ぶことが大切です。
価格が安すぎる

あまりにも安すぎるドッグフードは、愛犬の健康を考えるとおすすめできません。
これまでに160種類以上のドッグフードを調査してきましたが、やはり「原材料の質」や「安全性」は、ある程度価格に比例していると実感しています。
安価なフードはコストを抑えるために、品質の低い原材料が使われていたり、使われている食材の詳細が明記されていないことも多く、安心して与えられないケースがあります。
さらに、価格の安い商品ほど公式サイトやパッケージに記載されている情報が少ない傾向に。
ただし、安いフードがすべて悪いというわけではありません。価格が抑えられていても、原材料や製造過程についてきちんと情報を開示しているフードであれば、ある程度の信頼はできますよ。

もちろん、飼い主さんの家計に合ったフードを選ぶこともとても大切です。
ですが、愛犬は自分で「これが合わない」「もっとこうしてほしい」と言葉で伝えることができません。
だからこそ、毎日の食事については、飼い主さんが少しだけ気にかけてあげることが必要だと私は思います。

主原料が穀物(おすすめはしない)

主原料が穀物だからといって、必ずしも「食べさせてはいけない」というわけではありませんが、おすすめはできません。
犬は雑食性とはいえ、もともとは肉食寄りの動物。そのため、肉や魚といった動物性の原料が中心の食事が理想的です。
また、犬は動物性タンパク質の消化には優れていますが、穀物の消化はあまり得意ではありません。
特に大量の穀物が使われていると、胃腸に負担がかかってしまうことがあります。
さらに、小麦やトウモロコシなど一部の穀物はアレルギーの原因になりやすく、体質によっては嘔吐や皮膚のかゆみ、重い場合は呼吸困難などの症状が出てしまうこともあります。
穀物が少量含まれているのは問題ありませんが、「主原料」として使われている場合は注意が必要です。
なるべく動物性の原材料がメインになっているフードを選ぶと、安心して続けられるでしょう。
- トウモロコシ
- お米
- 小麦
- 大麦
糖類が多めである
ドッグフードの原材料に「糖類」と記載されている場合は、原材料表の2〜5番目に入っていないかを確認してみましょう。
犬は、匂いや脂質だけでなく、“甘み”でも美味しさを感じることがあります。
そのため、一部のドッグフードでは糖類が使われており、中には主原料のすぐ後に糖類が入っている商品もあります。
とくに穀物を主原料とするフードでは、肉や魚中心のフードに比べて嗜好性が劣るため、糖類で美味しさを補っていることが考えられます。
しかし糖類は、犬にとって必須の栄養素ではありません。
多くの場合、食いつきを良くするために加えられているだけです。
糖類の過剰摂取は肥満・虫歯・糖尿病などのリスクを高める可能性あり、健康を考えるなら、糖類が多く使われているドッグフードはなるべく避けるのが安心です。

糖類が多いドッグフードは、実際に人間が味見しても「甘い」と感じることがあります!
愛犬が食べることができる安全なドッグフードとは?

ここまで、できれば避けたいドッグフードの特徴についてお伝えしてきました。
では反対に、安心して愛犬に与えられるドッグフードとは、どのようなものなのでしょうか?
愛犬が健康で元気に長生きできるように、ここからは「安全性が高く安心して与えられるドッグフードの選び方」をわかりやすくご紹介していきます。
栄養が偏らない総合栄養食がおすすめ!

愛犬の健康を守るためには、栄養バランスのとれた「総合栄養食」のドッグフードを主食に選ぶことがとても大切です。
また、ドッグフードには目的別にさまざまな種類があり、与える目的によって選ぶべきタイプも変わってきます。
以下に、目的別ドッグフードをご紹介してます。
- 総合栄養食
栄養バランスに優れており、水とそのドッグフードだけで1日に必要な栄養がすべて摂れる
ドライフードのほとんどは総合栄養食である - 間食
ドッグフードと水だけでは、1日に必要な栄養素を補給しきれないおやつのこと - 療法食
栄養成分や比率が調整されており、特定の疾病や健康状態である犬の栄養学的サポートを目的とする
また、獣医師の指導のもと食事管理として使用される - その他目的食
上記以外の栄養補助食、食欲促進食、副食など食べ合わせが必要なフード
総合栄養食ではないフードを毎日の主食として与え続けると、栄養が偏ってしまい、愛犬の体調を崩す原因になることがあります。
ただし、療法食は獣医師の指示に基づいて与える特別なフードなので、その場合は獣医師の判断に従っていれば問題ありません。
なお、ドッグフードのパッケージには目的が明記されているので、「総合栄養食」なのか、それ以外の目的なのかを、購入前にしっかりチェックするようにしましょう。

特に注意が必要なのが「その他目的食」で、「一般食(おかずタイプ)」や「一般食(総合栄養食と一緒に与えてください)」と記載されていることがあり、総合栄養食と間違えて購入してしまう飼い主さんも多いです。
必要な添加物だけ使用されているフード

ドッグフードに含まれる添加物には、犬が健康に生きるために必要なものがあります。
たとえば、ビタミンやミネラルなどの栄養を補う栄養添加物や、フードの酸化を防ぐ酸化防止剤です。
特に総合栄養食は、製造過程でビタミンやミネラルが失われやすいため、多くのフードに栄養添加物が使われています。
また、ドッグフードには食欲を引き出したり、毛並みや毛質を保つために油分が多く含まれるため、空気に触れると酸化しやすくなります。そのため、酸化防止剤はフードの品質を保つために必要な添加物なのです。
ただし、人工の酸化防止剤は効果が強いものの、犬の健康を考えると避けたほうが良いでしょう。
一方、天然由来の添加物は、人間が長い間食べてきたことから安全性が高いとされており、人工添加物より安心して使用できます。
- 天然トコフェロール(ビタミンE)
- ビタミンC
- ローズマリー抽出物
- マリーゴールドなど
情報が開示されているほど安心!

愛犬に安心して与えられるドッグフードを選ぶには、商品の情報がしっかり開示されているかを確認することも大切です。
原材料や製造過程が明確に記載されているフードは、信頼できる商品だと言えます。
特に、原材料の産地や原料の配合量まで詳しく説明されている商品は信頼性が高いでしょう。
購入時にはパッケージや公式サイトで情報を確認し、愛犬の健康を第一に考えた選択を心がけましょう。
安心して食べさせたいドッグフードなら「うまか」で決まり!

老舗の水炊き料亭が厳選した素材でこだわって作ったドッグフード
主原料には九州産の鶏肉「華味鳥」を100%使用することで、本当に美味しいドッグフードを作りあげました。
華味鳥をはじめとした国産素材は22種類以上!品質が確かな国産素材で愛犬に安心して与えることができます。
さらに、ビフィズス菌やオリゴ糖はお腹の調子のサポートに、グルコサミン・コンドロイチンは元気に走る愛犬の足腰の健康をサポートしてくれるでしょう。
さらに、人工添加物を一切使用せず、人間の食品を製造する工場で生産されているため、衛生管理や品質面でも高い安全性が確保されていますよ。
本物の水炊きのようなお出汁のいい香りにきっと愛犬も美味しく食べてくれるのではないでしょうか。
価格(税込) | 期間限定の特別価格! 1.5kgが初回63%オフの1,980円! 定期価格:4,930円 通常価格:5,478円 |
内容量 | 1.5kg |
対応年齢・犬種 | 全年齢・全犬種対応 |
原産国 | 日本 |
タンパク質 | 21.4%以上 |
カロリー・脂質 (100gあたり) | 350kcal・9.5%以上 |
無添加 | ノンオイル コーティング | グルテン フリー | ヒューマン グレード | 腸内 ケア | 涙やけ ケア | 関節 ケア | 毛並み ケア | 低脂肪 | 食いつき |
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〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
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国産ドッグフードって危ないの?ペット後進国と言われる理由とは

結論から言うと、国産のドッグフードは”危険”ではありません。
確かに、日本はペットに関して、ニュージーランドやイギリスのような法律が整備されたペット先進国とは言えません。
ペットを守るための法整備は遅れているのが現状です。
しかし、日本にも「ペットフード安全法」と呼ばれる法律があり、ペットの健康に悪影響を及ぼすペットフードの製造、販売、輸入を禁止する仕組みが整っています。
平成21年12月より、農林水産大臣及び環境大臣が定めた成分規格及び製造方法に合わない犬及び猫用ペットフードの製造、輸入又は販売は禁止されます(ただし平成21年12月1日以前に製造、輸入又は販売したものを除く)。
ペットフード安全法
つまり、日本では犬の健康を害するようなペットフードの販売は法律で禁止されているのです。
「国産ドッグフードは危険だ」と言われることがありますが、これは海外のペットフード規制が厳しいために、国産の安全性が低いと誤解されていることが多いです。
実際には、人間でも食べれる原材料であったり、厳しい基準に基づいて製造されている安全な国産フードもたくさんあります。
日本で販売されているフードの中から、実際に自分の目で内容を確認し、より安全で信頼できるものを選ぶことが大切です。

まとめ

たしかに日本には「ペットフード安全法」があり、一定の安全基準は守られていますが、ドッグフードは食品としては扱われていないため、「食品衛生法」や「JAS法」「健康増進法」などの規制は適用されません。
そのため、価格だけで選んでしまうと、添加物が多く使われていたり、原材料の品質があいまいだったりするリスクもあります。
愛犬が毎日安心して食べられるフードを選ぶためには、飼い主さん自身が正しい知識を持って判断することが大切です。
この記事を参考に、ぜひ安全で信頼できるドッグフードを見つけてみてくださいね。
