愛犬がほぼ失明の白内障になってしまったので対策と予防方法を獣医師に詳しく聞きました。

ある日を境に愛犬の名前を呼ぶと、どこ?どこ?と私のことを探すようになりました。
これはなにかおかしいなと感じ動物病院に連れて行ったところ、白内障が進みもうほとんど目が見えていないと診断されました。

ここでは、獣医師さんに聞いた白内障はなぜなるのか?対策はどうすればいいのか?ということを説明していきます。早期発見で進行を遅らせることができるためぜひ最後まで見てください。

 

白内障とはなに?

白内障とは目の中のレンズのような役割を果たしている、「水晶体」という部分のタンパク質が濁ってしまったことを言います。これは犬だけではなく人間にも起こるので、ご年配の方はよく知っているかもしれません。

白内障になると視力が低下し、そのまま進行すると失明をする可能性があります。
私の愛犬も現段階では失明の可能性を抱えています。

白内障になると視力が低下、失明するのはよく知られていることですが、それだけではありません。
様々な合併症を引き起こします。

  • 水晶体起因性ぶどう膜炎
  • 続発性緑内障
  • 網膜剥離
  • 水晶体脱臼

 

人間の場合は合併症が起こる確率は1000件に1件と約0.1%なのですが、犬に関しては10件に1件とかなりおおくなりなんと10%と確率が大幅に上がります。
薬でなんとかできる場合もあれば手術するしかないというパターンもあるということを予め認識しておかなければなりません。

白内障の進行ステージとは?

白内障は目の濁りの具合で4つのステージに分類されます。

  • 初発期
  • 未熟期
  • 成熟期
  • 過熟期

 

上から順番にこの4つに分かれます。

初発期

水晶体の濁りが15%以下の状態を指します。

この状態では、見た目もそこまで変わらず飼い主もなかなか気づけません。犬のほうも視力はそこまで低下しておらず生活にも支障は出てこないです。

未熟期

水晶体の濁りが15%以上の状態を指します。

ここまでくると明らかに目が白っぽくなっており飼い主も気づくことができます。犬のほうもちょっと見づらいからほとんど見えないまで状態がかなり分かれてきます。

成熟期

水晶体の濁りが100%の状態を指します。

この状態になるとほぼ視力はありません。ただ、光に対しては反応があるので、近くで動くものは少しは捉えることができます。

過熟期

さらに水晶体の濁りが強まり、水晶体が溶けてしまいます。

こうなると手術でなんとかするのも難しくなってきます。溶けた水晶体が目の中に漏れ出し網膜剥離や緑内障を続発することがあります。

白内障になる原因とは?

原因は様々ありますが1番の原因は遺伝、加齢によるものです。
そのほかにも目に物がぶつかったり、犬同士の喧嘩による外傷によるもの、糖尿病によってなるものなどいくつか種類が分かれます。

犬は白内障になりやすい犬種というものがあります。

当院で白内障手術(300症例以上)を行ってきた犬種を多い順に挙げますと
1位 トイプードル
2位 柴犬
3位 雑種
4位 チワワ
5位 ジャックラッセルテリア

引用:かつまペットクリニック

このように白内障になりやすい犬種がいます。
もし自分が飼っている愛犬が該当の犬種であれば、若いうちから定期健診を受けることを推奨します。

白内障になったらどう対策すればいいの?

ここからは愛犬の症状と共に話をしていきたいと思います。

私が愛犬の白内障に気づいたのは愛犬の行動からでした。
なんとなく目が白っぽくなってきてるなとは感じてましたが、そこからすぐに愛犬の名前を呼んでもどこにいるの?と探し始めたり、ゲージにぶつかるということが多くなりました。

そこでかかりつけの動物病院に連れて行くともう目がほとんど見えていないと診断されました。
この状態までくるとサプリメントの点眼薬もあまり意味をなさず、手術で何とかするしかないと獣医さんに言われました。

とても後悔しました。なんでもっと早く気づけなかったのか、もっと早く対策をしていれば、、という思いがぐるぐる頭の中で渦巻き愛犬を抱きしめました。

気づけば、最近庭ですごくたのしそうに走り回っていたのにあんまり走らないなと思っていたのですが、それも目があまり見えず怖くて走れなかったのです。散歩やドッグランなども楽しめなくなってしまいました。

点眼薬やサプリメントは治すわけではなく症状を遅らせるということしかできません。
白内障のことについてかなり調べたのですが、サイトによってはサプリメントの効果が出て濁りが減りました~という口コミがあったのですが減りません。

ですが遅らせることができるのであれば、早いうちからサプリメントと点眼薬をやっておけばよかったのです。

私の愛犬のように白内障が進んでしまわないように、点眼薬や、サプリメントを早い段階から愛犬に与えてください。

犬の白内障の進行を遅らせる点眼薬

獣医師の方に点眼薬はこれを処方してもらいました。

サプリメントに関しては抗酸化作用のあるアスタキサンチンという成分が含まれているサプリメントを与えてください。おすすめはアイズワンという商品です。

ステージ1・2(初発期・未熟期)▶点眼薬とサプリで進行を遅らせることが治療になります。
点眼薬 : タンパク質の変性を防止するピレノキシンという点眼液を用います
サプリ : 抗酸化作用のあるアスタキサンチン等を主成分とするサプリです
手術の必要はありません。

引用:かつまペットクリニック

 

今更ながら感じたことですが、犬は目が見えて元気に走れるのが一番です。

手術で白内障を治療することもできる

獣医師さんから手術で白内障を治療することが可能かもしれないとも言われました。手術の内容は白くなってしまった水晶体を取り除き、代わりに人工レンズをいれます。

しかしこの手術ができるのは一般的な動物病院ではやっていません。私が通っている動物病院ではやっておらず、車で片道2時間かけていくような遠い場所にしかありませんでした。

手術にかかる金額は片目で30万円と高額でさらに一度に片目ずつしかできないようでした。愛犬のためなら両目で60万円出すのは惜しくないのですが、手術が大がかりの上愛犬も12歳という高齢で全身麻酔もするためどうすべきなのがベストなのか検討しています。

犬によってどうするのが一番というのは人それぞれなので、獣医、家族と話し合って一番いいと思われる選択肢をとってください。
犬は嗅覚がすぐれておりある程度は行動ができるので手術をしないという方もたくさんいるそうです。

白内障が進んでしまった場合にできること

白内障が進んでしまっている現在どういったことをすればいいか獣医師さんに聞きました。

私の愛犬はもう目があまり見えていません。獣医師の人にはあまり家具などの配置を動かさないように言われました。

犬はある程度どこになにがあるかを覚えているそうです。なので目が見えなくなっても嗅覚と記憶を頼りに歩き回ることができます。
犬の過ごしやすい環境を作り上げてそれをできるだけ変えないようにすることが大事です。

机の角にぶつかってもいいようにクッションを配置

まず机の角がとがっているので赤ちゃんがいる家庭で使うクッションを四隅に配置しました。

水飲み場を変える前

今まで上にあるピンクのペットボトルに入れるタイプの水飲みを使っていましたが、目に当たる可能性があるのですぐ撤去しました。

今は下からポンプで水が湧き出てくるタイプの水飲み場にしました。
目になにかあたる心配もなく、範囲も広いので飲みやすいですね。

ゲージにぶつかることが何回かありました。どうやら細くて見づらいのだと思います。

ゲージにはこのように布をかぶせて少しでも見やすいようにしました。ぶつかったとしても布がクッションの代わりになってくれるので安心です。

まとめ

愛犬のために目が少し白く濁ってきたなと感じたらすぐに点眼液とサプリメントを使い進行を遅らせてください。

私のように後悔してほしくないです。愛犬の健康のために早めの対策をきっちりとしましょう。

参考文献・参考サイト