モンプチはネスレピュリナペットケアが販売しているキャットフードです。
モンプチはキャットフードだけではなく、猫ちゃんのおやつとして与えることができる「モンプチクリスピーキッス」も人気があります。
手軽に購入できてしまうフードだからこそ、原材料や栄養面が気になってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は動物取扱責任者の私がモンプチキャットフードの原材料や口コミ、評判を徹底的に調査してみました!
この記事を書いた人
保有資格:小動物看護士/ペット販売士/トリマーB級/ハンドラーC級/訓練士補/二級愛玩動物飼育管理士/第一種動物取扱業登録/動物取扱責任者
JKC公認トリマー養成機関で2年犬や猫に関する様々な知識や技術を学び、多数の資格をとる。トリミングサロンStar seaを経営。
項目 | 詳細 |
商品ランク | Fランク |
安全性 | (1 / 5.0) |
原材料 | (0 / 5.0) |
口コミ | (4 / 5.0) |
カロリー | (3 / 5.0) |
値段 | (5 / 5.0) |
目的 | 総合栄養食 |
内容量 | 600g.1.3㎏ |
価格 | 【600g】464円∼(税込み) 【1.3㎏】945円∼(税込み) ※店舗によって異なる |
種類 | ドライフード |
対応年齢 | 成猫用 |
原産国 | オーストラリア産 |
目次
モンプチキャットフードを実際に買って調査!
こちらは「モンプチ5種のフィッシュブレンド」のパッケージになります。5種のフィッシュブレンドのパッケージの背景は紫色ですが、種類によって色が異なっています。
パッケージ裏面です。裏面にはモンプチキャットフードの原材料、成分値などの詳細が記載されています。
裏面にある黒い枠には賞味期限が書かれています。
モンプチキャットフードを開封してみました。内容量600gのフードにも保管用のジッパーがついており、袋のまま保管することができます。
粒はこのようにお魚の形をしていました。SNSにも映えそうな可愛い形ですね。
モンプチキャットフードの粒の大きさを1円玉と比較してみました。横幅が1.5㎝ととても大きいです。小粒に慣れている猫ちゃんにはかみ砕きにくいかもしれませんね。
モンプチキャットフードの口コミ評判をチェック!
良い口コミ
残念ながら、キャットフードなので、私には味の評価は出来ませんが家の3匹の猫たちは喜んで食べます。うち1匹はこのシリーズの中でも、これ(紫のこのパッケージ)しか食べません。きっと美味しいのでしょう。兎に角お気に入りです。
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我が家の猫の一番人気。もう6年近く、けっきょくこれが一番人気な気がします。魚のにおいが濃いめでよいらしいです。吐いたりもしないし、着色料などやや気にはなりますが、美味しく食べていっぱい遊ぶのが健康に一番いいと思ってあんまり考えないようにしています。
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モンプチシリーズは、我が家の猫ちゃん達の好物で、カリカリと美味しそうに食べています。
楽天
悪い口コミ
うちの猫様モンプチ食べない…
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うちの猫には合わなかったようで食べさせると毎回下痢を起こすのでストップしました。原材料は「肉類(家禽ミール等)」と曖昧な表示になっていますので、初めて与える時には注意が必要です。アレルギーの心配のある猫ちゃんには絶対にお勧めできません。
Amazon
残念ながらうちの猫ちゃんは食べませんでした。
しかも変な匂いで近づくだけでいやのようです。
Amazon
口コミ、評判まとめ
モンプチキャットフードの良い口コミと悪い口コミをご紹介しました。
モンプチシリーズの中でも「5種のフィッシュブレンド」は人気も高く食いつきも良いとの口コミを見かけます。着色料や原材料に疑問を持ちながらも、愛猫が食べてくれると言った良い口コミがたくさんありました。
しかしながら食べてくれる猫ちゃんばかりではありません。
猫ちゃんによってはモンプチの匂いや味が嫌いな子もいるようです。
また下痢もしてしまう猫ちゃんもいました。悪い口コミにもありましたが曖昧に記されている原料が多いため、食物アレルギーを起こす可能性があります。
初めてモンプチキャットフードを与える方は注意しましょう。
モンプチキャットフードのメリット、デメリット
- 価格が安い。
- 近くのホームセンターに置いてある。
- 穀物が多く猫ちゃんの身体の負担になってしまう。
- 動物性油脂がたくさん使用されているため、酸化によるフードの劣化スピードが速い。
- 安全性が高いとは言えない家禽ミールを使用している。
モンプチキャットフードのメリット、デメリットを比較してみました。
モンプチキャットフードのメリットは価格が安く近場で手に入りやすいことです。
デメリットは全て原材料に関係することでした。低価格のキャットフードはどうしても原材料のグレードが下がってしまうため、原材料に良くないものやかさ増しにのために使用されているものが多いです。
安ければなんでもOK!って方にはモンプチはメリットでしかありませんが、原材料や安全性を気にする方はデメリットの方が勝ります。
モンプチキャットフードの原材料について
穀類(小麦、コーングルテン、米 等)、肉類(家禽ミール 等)、動物性油脂、たんぱく加水分解物、脱脂大豆、フィッシュパウダー(かつお、まぐろ、鯛、サーモン、小魚)、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、クロライド、マグネシウム、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素、セレン)、ビタミン類(A、D、E、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、ビオチン、B12、コリン)、着色料(カラメル色素、カロテノイド色素)、アミノ酸類(タウリン)
モンプチキャットフードの原材料の主原料は穀類です。猫ちゃんの身体に必要なタンパク源が主原料になっていません。
私が今回購入したのは「モンプチ5種のミックスブレンド」なのですが、肝心のお魚たちよりもお肉の割合のほうが多いです。
さらに肉類には家畜ミールと書かれています。家畜ミールは骨や羽などが全て粉末状にされたものが使用されることもあるため、決して良いとは言えない原料なのです。
また動物性油脂をたくさん使用しているのに酸化防止剤の記載がありません。モンプチキャットフードを開封した瞬間からどんどん酸化が進んでしまい、味や栄養がすぐに劣化してしまいます。
着色料もなんのために使われているのか謎です。しかし着色料に関しては「カラメル色素、カロテノイド色素」など天然由来のものにリニューアルされています。
着色料を天然由来のものを使用することで、少しですが安心して猫ちゃんに与えれるようになりました。次のリニューアルも期待しています。
モンプチキャットフードの成分値やカロリーについて
成分 | 成分値 |
たんぱく質 | 31%以上 |
脂質 | 11%以上 |
粗繊維 | 5%以下 |
灰分 | 9%以下 |
水分 | 12%以下 |
カロリー(100gあたり) | 368kcal |
モンプチキャットフードは総合栄養食です。モンプチと水だけで猫ちゃんの1日に必要な栄養を摂取することができます。
総合栄養食なので成分値に問題はありませんが、他のキャットフードに比べると脂質がやや低いように思えます。カロリーも100gあたり368kcalと低めです。
猫の腎臓病にはリンやカルシウムの含有量が気になるとこですが、モンプチキャトフードには記載がありませんでした。
モンプチキャットフードの安全性について
モンプチキャットフードは安全性は高いとは言えないでしょう。
製造方法や工場の詳細の記載はなく、原材料の安全性も分かりません。
キャットフードには原材料の安全性がと製造や品質管理などの安全性がありますが、モンプチキャットフードはどちらも不透明です。
しかし日本にはペットフード安全法と言う法律があります。このペット安全法があるかぎりは、猫ちゃんの健康に問題があるようなキャットフードは日本で販売されません。
農林水産大臣及び環境大臣が定めた成分規格及び製造方法に合わない犬及び猫用ペットフードの製造、輸入又は販売は禁止されます
ペットフード安全法
なのでモンプチは他のキャットフードに比べると安全性が低いかもしれませんが、猫ちゃんの健康に害のあるようなキャットフードではありません。
モンプチキャットフードのAmazonと楽天の価格を比較してみた
モンプチキャットフードの価格を有名通販サイトのAmazonと楽天で比較してみました。
Amazon | 楽天 | |
通常価格 | 【600g】446円(税込み) 【2kg】1,480円(税込み) ※2kgはAmazon限定 | 【600g】464円(税込み) 【1.3㎏】1,080円(税込み) |
定期価格 | - | - |
送料 | なし | 【660g】770円(税込み) 【1.3㎏】880円(税込み) |
モンプチキャットフードを安く購入できる通販サイトは「Amazon」です。
楽天は送料がかかってしまうため、Amazonよりも高くなってしまいます。
Amazonには「モンプチ 5種のフィッシュブレンド」の1.3㎏がなく、Amazon限定の2kgのみが販売されていました。
モンプチキャットフードはお値段が安いので、ほとんどが6袋∼8袋などまとめ売りがされています。
種類によっては店頭に置かれているモンプチキャットフードの方が安いです。多頭飼いなどフードの消費が早い飼い主さんにはAmazonでのまとめ購入がお得かもしれません。
モンプチキャットフードの公式販売は終了?
モンプチキャットフードは公式のネスレ通販での販売は終了しました!
定期購入している方は2022年の3月31日のお届け分をもち終了となります。
公式サイト以外での購入ができないため、モンプチキャットフードを購入する際は店頭やAmazon、楽天を利用しましょう。
人気のモンプチ クリスピーキッス原材料や口コミは?
モンプチのクリスピーキッスとはモンプチから販売されているおやつのことです。
モンプチのクリスピーキッスの製品は7種類あります。
- フィッシュセレクト
- ターキー&チキンセレクト
- ツナ&サーモンセレクト
- シーフードセレクト
- チーズ&チキンセレクト
- ミックスグリルセレクト
- ハワイアンシリーズセレクト
猫ちゃんの嗜好あったフレーバーのフードを与えることができることが特徴です。個人的におすすめしたいのがクリスピーキッスのバラエティーパックになります。
バラエティーパックは数種類のクリスピーキッスが入っているため、様々なフレーバーを味わうことができます。
クリスピーキッスは口コミは高く評判も良いです!お手頃な価格なのでまとめて購入される方も多いでしょう。
しかし、原材料を見ると猫ちゃんの身体に良いと言えないものばかりです。クリスピーキッスは油の使用が多く、普通のキャットフードよりも酸化するスピードは速く劣化しやすくなっています。そのため3種類もの酸化防止剤を使われています。
着色料も含め添加物がたくさん含まれているため、あまりおすすめはしません。
原材料を気にしないのであれば、価格も安く食いつきも良いおやつだと思います。
※今まで販売されていたクリスピーキッスは一部リニューアル販売されています。
モンプチキャットフードの1日あたりの給与量
猫の体重 | 1日の給与量 |
2∼3㎏ | 33∼49g |
3∼4㎏ | 49∼65g |
4∼5㎏ | 65∼81g |
5∼6kg | 81∼98g |
モンプチキャットフードの1日の給与量目安は上記の通りになります。
給与量を1日2回に分けて与えてください。
しかし給与量はあくまで目安なので、飼っている猫の活動量や体調によって給与量が異なります。もしモンプチキャットフードを与えて太ってしまった、痩せてしまったようなことがあれば、その都度給与量を調節しましょう。
参考文献・参考サイト
環境省_ペットフード安全法基準規格等 [動物の愛護と適切な管理]
当サイトではモンプチキャットフードをFランクと評価しました。
モンプチはピュリナワンと同じネスレ日本株式会社から販売されているキャットフードです。
ピュリナワンよりモンプチのほうがランクが低い理由は原材料の質にあります。
使用されているお肉は家禽ミール等と記載されていました。
また、動物性油脂が使われているのに酸化防止剤が入っていないことなど原材料に関しての疑問点がたくさんあります。
しかしお値段は安いことがモンプチの魅力です!お値段だけをみるなら気軽に購入しやすいキャトフードでしょう。