モグニャンとロイヤルカナンを本音で徹底比較!本当におすすめできるのはどっち?

高品質なプレミアムフードとして人気のモグニャンと動物病院でおすすめされることも多く、知名度の高いロイヤルカナン。

この2つのキャットフードで悩んでいる飼い主さんも多いと思います。

結論から言うと、健康な猫ならどちらのキャットフードを選んでも大きな問題になることはないでしょう。

そこで今回は、愛猫によりピッタリなほうを選ぶためのヒントを紹介していきます。

モグニャンとロイヤルカナンの原材料や成分値、給餌量、コストパフォーマンス、粒の大きさなどを細かく比較していきますので、ぜひ参考にしてください。

モグニャンとロイヤルカナンの基本情報を比較

商品名
モグニャン

ロイヤルカナン
主原料白身魚小麦
添加物余分な添加物なし余分な添加物なし
内容量1.5㎏400g、2㎏、4㎏、10㎏
価格(税込み)当サイト特別価格
初回価格】2,519円
【定期価格】4,534円
【通常価格】5,038円
1,108円(400g)
4,556円(2㎏)
8,096円(4㎏)
19,572円(10㎏)
穀物使用なし使用あり
タンパク質27%以上25.0 %以上
脂質11%以上11.0 %以上
カロリー379kcal374 kcal
公式サイト詳細を見る詳細を見る

今回の比較では、ロイヤルカナンは「インドア(室内で生活する猫専用フード 成猫用)」をピックアップしました。

モグニャンとロイヤルカナンの大きな違いは穀物の使用の有無でしょう。

モグニャンは、白身魚、ロイヤルカナンは小麦が主原料となっています。

また、モグニャンは1.5㎏のみですが、ロイヤルカナンは400gの小袋から10㎏の大袋までの4種類あります。

飼育頭数の多い人にはうれしいラインナップでしょう。

気になるタンパク質や脂質、カロリーなどはほとんど差がなく、どちらも余計な添加物が含まれていない点では安心のキャットフードと言えます。

モグニャンとロイヤルカナンの原材料の違いを比較

商品名モグニャンロイヤルカナン
原材料白身魚65%、タピオカ、ジャガイモ、エンドウ豆タンパク、ビール酵母、サツマイモ、ココナッツオイル、セルロース、サーモンオイル、フィッシュスープ、バナナ、リンゴ、クランベリー、カボチャ、セイヨウタンポポ、フラクトオリゴ糖、マンナンオリゴ糖、タウリン、ミネラル類(亜鉛、鉄、マンガン、銅、ヨウ素)、酸化防止剤(ローズマリー抽出物)、ビタミン類(ビタミンA、D3、E)、乳酸菌小麦、米、肉類(鶏、七面鳥、ダック)、超高消化性植物性タンパク(消化率90%以上)、コーン、動物性油脂、加水分解タンパク(鶏、七面鳥、魚)、小麦粉、植物性繊維、ビートパルプ、大豆油、酵母および酵母エキス、魚油(オメガ3系不飽和脂肪酸〔EPA + DHA〕源)、フラクトオリゴ糖、サイリウム、アミノ酸類(DL-メチオニン、タウリン、L-カル二チン)、ゼオライト、ミネラル類(Cl、Ca、K、Na、P、Zn、Mn、Fe、Cu、Se、I)、ビタミン類(コリン、E、C、ナイアシン、ビオチン、B2、パントテン酸カルシウム、A、B1、B6、B12、葉酸、D3)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリーエキス)
※ロイヤルカナン画像はリニューアル前のものなので原材料が異なっています。

原材料の比較でとくに注目したいのは以下の点でしょう。

原材料の大きな違い
・モグニャンの主原料は魚で、グレインフリー
・ロイヤルカナンの主原料は小麦で、肉類は鶏、七面鳥、ダック
・ロイヤルカナンには動物性油脂が使われている

モグニャンは白身魚を使用したグレインフリーのキャットフードですが、ロイヤルカナンは小麦が主原料となっています。

一般的に肉食動物である猫は肉や魚が主原料であることが望ましいとされていますので、気になる点です。

ただし、キャットフード選びにおいては、グレインフリーであることにこだわる必要なありません。

小麦やコーンなどの穀物にアレルギーがある猫でなければあえて避ける必要もないでしょう。

そして、もう1点気になるのが、ロイヤルカナンの動物性油脂です。

動物の種類が明確ではないため、食物アレルギーがある場合は事前にメーカーに確認してから与えるようにしましょう。

酸化防止剤は、モグニャンもロイヤルカナンも天然由来のものが使用されていますので、合成添加物が気になる飼い主さんも安心ですね。

モグニャンとロイヤルカナンの成分値を比較

商品名モグニャンロイヤルカナン
タンパク質27%以上25.0%以上
脂質11%以上11.0%以上
粗繊維5.25%以下11.6%
灰分9.5%8.4%以下
水分5%以下6.5%以下
リン1.1%0.85%
カルシウム1.3%1.10%
カロリー379kcal374kcal
※ロイヤルカナン画像はリニューアル前のものなの成分が異なっています。

モグニャンとロイヤルカナンの成分値については、大きな違いはないと言っても良いでしょう。

成分値から見られる大きな特徴は、どちらも低タンパク・低脂質であることです。

とくにロイヤルカナンは25%以上となっていますので、一見するとAAFCOの基準値である26%よりも低いように見えるかもしれません。

しかし、AAFCOの基準は乾燥重量での数値です。

キャットフードの成分値はとくに記載がないかぎり、水分を含んだものになります。

つまり、ロイヤルカナンのタンパク質量は乾燥重量にすると26.7%以上となりますので、十分な量が含まれていると言えます。

乾燥重量を求めるには、以下の計算をします。
対象の数値÷(100-水分)×100

モグニャンとロイヤルカナンの1日の給与量を比較

キャットフードをスプーンでもつ
体重3㎏4㎏5㎏6kg
モグニャン46g56g65g74g
ロイヤルカナン46g56g65g74g

ここでは、それぞれ成猫の給与量で比較しています。

カロリーが近く、成分値が似ているためか、モグニャンとロイヤルカナンの給与量はまったく同じでした。

モグニャンとロイヤルカナンのコストパフォーマンスを比較

体重3㎏4㎏5㎏6kg
モグニャン(1日)154円188円218円249円
ロイヤルカナン(1日)105円128円148円169円
モグニャン(30日)4,635円5,643円6,549円7,456円
ロイヤルカナン(30日)3,144円3,827円4,442円5,057円

ロイヤルカナンは2㎏パックの価格です。

コストパフォーマンスは1㎏あたりの価格が安いロイヤルカナンが圧倒的に有利なことがわかりました。

モグニャンとロイヤルカナンの1日の給与量は同じなので、1ヶ月に食べる量も同じになります。

1ヶ月当たりの差額は、3㎏の猫では1,491円、6㎏では2,399円です。

1年あたりではかなりの差が生じることになります。

モグニャンとロイヤルカナンキャットフードの粒を比較

商品名粒のサイズ
モグニャン8mm
ロイヤルカナン1cm

モグニャンは8mmと子猫や歯が弱っている老猫にも食べやすい小さめの粒です。

全年齢用のキャットフードなので、うれしいサイズですね。

一方で、ロイヤルカナンは1cm程度と少し大きめです。

成猫用のキャットフードですし、噛んで食べるのが好きな猫にはちょうどいい大きさでしょう。

モグニャンとロイヤルカナンの品質管理と工場の安全性を比較

結論から言うと、どちらの工場も問題はなく、安心して与えることができます。

モグニャンはイギリス製で、FEDIAF(欧州ペットフード工業会連合)の厳しいガイドラインをクリアした施設で製造されています。

品質チェックをクリアした原材料のみを使用し、生産ラインは24時間モニタリング。

パッキング前には最終チェックもおこない、品質管理は徹底している印象です。

一方、ロイヤルカナンは世界中に工場を持っており、すべての工場で同じ規格で製造されています。

世界各国から厳選された質の高い原材料を世界中の工場に供給し、納品する際にはサンプルを検査し合格したもののみを受け入れるという徹底ぶり。

数年前にロイヤルカナンの一部製品が韓国産に変更されることで話題になりましたが、世界中の工場で規格が統一されていることや、原材料の異物混入を防ぐための設備、異物が混入しないパッキング方法を採用するなど徹底した管理がおこなわれています。

不安になりすぎる必要はないでしょう。

モグニャンとロイヤルカナンの比較をして分かったおすすめの猫とは?

モグニャンとロイヤルカナンについてさまざまな点から比較してきました。

この2つのキャットフードは、成分値や給与量には大きな差はありませんが、原材料や価格などに違いがあります。

それぞれ、どのような猫に適しているのかをポイントを絞って解説します。

モグニャンがおすすめの猫は?

モグニャンがおすすめの猫
  • お魚が好きな猫
  • 穀物アレルギーのある猫
  • 小粒が好きな猫
  • あごの力が弱っている老猫

モグニャンはグレインンフリーで白身魚が豊富に使われているキャットフードです。

そのため、穀物アレルギーがある猫やお魚が大好きな猫におすすめです。

また、8mmと小さめなので、あごの力が弱って噛むのが苦手な老猫、大粒が苦手な猫も無理なく食べることができるでしょう。

比較的ヘルシーなレシピなので、体重が気になる猫にもおすすめです。

ロイヤルカナンキャットフードがおすすめの猫は?

ロイヤルカナンがおすすめの猫
  • 肉が大好きな猫
  • グレインフリーが合わない猫
  • 大きめの粒が好きな猫
  • 体重が気になる室内飼いの猫
  • コストパフォーマンス重視

今回取り上げたインドアは、低脂質なレシピですから、体重が気になる猫や体重管理をしっかりとおこないたい室内飼いの猫におすすめです。

また、小麦やコーンが含まれているため、グレインフリーのキャットフードを食べると下痢をしてしまうといった猫にも安心して与えることができます。

粒が大きめなので、ガリガリと噛んで食べるのが大好きな猫や、体格の大きな猫にもピッタリですよ。

まとめ

モグニャンとロイヤルカナンのキャットフードを原材料や成分値をはじめ、給与量、安全性など7つの項目で比較しました。

どちらも人気のキャットフードですが、主原料、穀物の有無、価格、などそれぞれに特色があります。

穀物アレルギーがあるならモグニャン、コストパフォーマンスを優先するならロイヤルカナンなど愛猫の体質やそれぞれの事情に合わせて選ぶのがよいでしょう。

モグニャンパッケージ
ロイヤルカナンキャットフードパッケージ
専門家がキャットフードを調査している

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北村 まほ
保有資格:愛玩動物救命士|猫疾病予防管理士|猫健康管理士|犬猫行動アナリスト|ペット災害危機管理士3級|猫のシニア生活健康アドバイザー|ペットフード/ペットマナー検定 犬猫専門フリーライター。「犬猫のために書く」をモットーに多数のペットメディアで執筆中。