「モグニャンとカナガンはどっちがいいの?」「なにがちがうの?」そんなお悩みを抱えているあなたに、ぜひ読んでほしい記事がこちらです。
比較されることの多いモグニャンとカナガンですが、いまいち違いがわからない、という人も多いのではないでしょうか?
そこで、今回はモグニャンとカナガンの原材料や成分、コストなどを徹底比較してみました!
それぞれに、どんな違いがあるの?うちの猫にはどっちがいいの?そんな疑問やお悩みに丁寧にお答えしていきます。

保有資格:愛玩動物救命士|猫疾病予防管理士|猫健康管理士|犬猫行動アナリスト|ペット災害危機管理士3級|猫のシニア生活健康アドバイザー|ペットフード/ペットマナー検定
犬猫専門フリーライター。「犬猫のために書く」をモットーに多数のペットメディアで執筆中。
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目次
モグニャンとカナガンの基本情報を比較
商品名 | ![]() モグニャン | ![]() カナガンチキン | ![]() カナガンサーモン |
主原料 | 白身魚(65%) | チキン(60%以上) | サーモン(60%以上) |
添加物 | 余分な添加物なし | 余分な添加物なし | 余分な添加物なし |
内容量 | 1.5㎏ | 1.5㎏ | 1.5㎏ |
対象年齢 | 全年齢 | 全年齢 | 全年齢 |
価格(税込み) | 【初回価格】2,926円 【定期価格】5,266円 【通常価格】5,852円 | 【初回価格】2,519円 【定期価格】4,534円 【通常価格】5,038円 | 【初回価格】2,519円 【定期価格】4,534円 【通常価格】5,038円 |
穀物 | 使用なし | 使用なし | 使用なし |
タンパク質 | 27%以上 | 34%以上 | 31%以上 |
脂質 | 11%以上 | 16.7%以上 | 18%以上 |
カロリー | 379kcal | 405kcal | 407kcal |
公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
まずは、モグニャンとカナガンがどのようなキャットフードなのかを簡単に比較してみましょう。
どちらも販売元は株式会社レティシアンで、内容量や対象年齢など共通点が多いのが特徴です。
ただ、直近でモグニャンが値上げをしたこともあり、現時点※ではカナガンのほうが価格的には安くなっています。
また両方とも、余分な添加物を使わず、タンパク源となる肉や魚を豊富に配合したグレインフリーのフードという点でも共通しています。
ぱっと見では主原料の違いくらいしかなく、「同じブランドなのでは?」と思ってしまうほど似ている部分もあります。
それでは、モグニャンとカナガンには主原料以外にどんな違いがあるのでしょうか。
次の章で、それぞれの特徴を比較しながら詳しく見ていきましょう。
※2025年8月20日
モグニャンとカナガンの原材料の違いを比較


商品名 | モグニャン | カナガンチキン | カナガンサーモン |
原材料 | 白身魚65%、タピオカ、ジャガイモ、エンドウ豆タンパク、ビール酵母、サツマイモ、ココナッツオイル、セルロース、サーモンオイル、フィッシュスープ、バナナ、リンゴ、クランベリー、カボチャ、セイヨウタンポポ、フラクトオリゴ糖、マンナンオリゴ糖、タウリン、ミネラル類(亜鉛、鉄、マンガン、銅、ヨウ素)、酸化防止剤(ローズマリー抽出物)、ビタミン類(ビタミンA、D3、E)、乳酸菌 | 乾燥チキン35.5%、チキン生肉25%、サツマイモ、ジャガイモ、チキンオイル4.2%、乾燥卵4%、チキングレイビー2.3%、 サーモンオイル1.2%、アルファルファ、クランベリー、マンナンオリゴ糖、フラクトオリゴ糖、リンゴ、ニンジン、ホウレンソウ、海藻、 カモミール、セイヨウハッカ、マリーゴールド、アニス、コロハ、ビタミン類(A、D3、E)、タウリン、ミネラル類(亜鉛、鉄、マンガン、銅、セレン) | 生サーモン43.5%、乾燥ニシン・乾燥白身魚16.1%、サツマイモ、ジャガイモ、ジャガイモタンパク、乾燥サーモン5%、サーモンオイル4.5%、生マス2.4%、加水分解生サーモン1.2%、リンゴ、ニンジン、海藻、チコリー(フラクトオリゴ糖)、ホウレンソウ、オオバコ、アルファルファ、マンナンオリゴ糖、カモミール、クランベリー、フェヌグリーク、マリーゴールド、ペパーミント、アニス、タウリン、ビタミン類(E、ナイアシン、パントテン酸、チアミン、リボフラビン、ピリドキシン、A、ビオチン、コバラミン、D3、葉酸)ミネラル類(亜鉛、銅、セレン、ヨウ素) |
モグニャンとカナガンの大きな違いは主原料である動物性タンパク質です。
- 主原料の種類と割合
- ・モグニャン:白身魚のみ65%使用
・カナガンチキン:乾燥チキンと生肉を60%使用
・カナガンサーモン:生サーモンと乾燥の魚を72.7%使用
どちらも使用している生の肉と魚はヒューマングレードの工場で加工された高品質の素材です。
また、アレルゲンになりやすい食材や消化が苦手とされている穀物類も不使用で猫にとっては大変うれしいレシピです。
モグニャンに使用されている酸化防止剤は天然由来の「ローズマリー抽出物」です。
カナガンでは、酸化防止剤の記載が見当たりませんが、ビタミンEや天然ハーブが酸化防止剤の役割を果たしているのではないかと思われます。
どちらも栄養バランスを整えるための添加物のみで合成添加物は使われていません。
モグニャン、カナガンともに原材料の安全性にもしっかりと配慮されていることが伺えます。
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モグニャンとカナガンの成分値を比較

商品名 | モグニャン | カナガン(チキン) | カナガン(サーモン) |
タンパク質 | 27%以上 | 34%以上 | 31%以上 |
脂質 | 11%以上 | 16.7%以上 | 18%以上 |
粗繊維 | 5.25%以下 | 3.25%以下 | 3.7%以下 |
灰分 | 9.5%以下 | 10.7%以下 | 10.6%以下 |
水分 | 5%以下 | 8%以下 | 9%以下 |
オメガ3脂肪酸 | 2.5% | 0.82% | 2.8% |
オメガ6脂肪酸 | 1.3% | 2.99% | 2% |
リン | 1.1% | 1.1% | 1.1% |
カルシウム | 1.3% | 1.58% | 1.7% |
カロリー | 379kcal | 405kcal | 407kcal |
どちらも総合栄養食の表記はありませんが、毎日の食事として与えても問題のないキャットフードです。
それぞを比較しての特徴は以下となります。
- 成分値から見た特徴
- ・モグニャンのタンパク質が低めの27%以上
・モグニャンのほうが低脂質・低カロリーでヘルシーな印象
モグニャンとカナガンの成分値を比較して少し気になったのは、全年齢用というにはモグニャンのタンパク質が27%と低めなことです。
毎日の食事としての基準を満たしたキャットフードですから、健康上の問題が生じるとは考え難いのですが、成長期の子猫にも与えることを考えると、最低でも30%は欲しいと感じます。
また、脂質もモグニャンのほうがカナガンよりも低めに設定されており、その分カロリーも低めでヘルシーな印象です。
体重が気になる猫は良いかもしれませんね。
気になる点はあるものの、モグニャンもカナガンも決定的な欠点はなく、全体的にはバランスの良いキャットフードと言えるでしょう。
AAFCOでは成長期の猫(子猫)タンパク質の推奨値を乾燥重量で30%以上としています。
ところが、モグニャンのタンパク質量は27%で、乾燥重量でも28.4%と少し低めになっています。
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モグニャンとカナガンの1日の給与量を比較

体重 | 2∼3㎏ | 3∼4㎏ | 4∼5㎏ | 5∼6㎏ | 6~7㎏ | 7∼8㎏ |
モグニャン | 36~46g | 46~56g | 56~65g | 65~74g | 74~82g | 82~90g |
カナガン | 35~42g | 42~50g | 50~60g | 60~70g | 70~75g | 75~83g |
※カナガンチキンの場合
全年齢で同様の傾向となりますので、ここでは成猫の給与量を参考に比較していきます。
1日の給与量はモグニャンのほうが2〜5g前後多くなっています。
これは、モグニャンのほうがカロリーが低いため、必要なカロリーを摂取するには、たくさん食べる必要があるためです。
愛猫が食いしん坊か、小食かで選ぶのも良いかもしれませんね。
モグニャンとカナガンのコストパフォーマンスを比較

ここでは、避妊・去勢済みの成猫を対象に、体重ごとにモグニャンとカナガンのコストを算出してみました。
体重 | 2㎏ | 3㎏ | 4㎏ | 5㎏ | 6㎏ |
モグニャン(1日) | 115円 | 159円 | 197円 | 231円 | 265円 |
カナガン(1日) | 94円 | 126円 | 159円 | 185円 | 212円 |
モグニャン(30日) | 3,450円 | 4,770円 | 5,910円 | 6,930円 | 7,950円 |
カナガン(30日) | 2,820円 | 3,780円 | 4,770円 | 5,550円 | 6,367円 |
どちらも内容量は1.5kgですが、カナガンのほうがカロリーが高いため、給与量はモグニャンよりやや少なくなります。
さらに、直近でモグニャンが値上げされたこともあり、現時点ではカナガンのほうがコスパに優れています。
例えば体重5kgの猫の場合、1か月あたりの差額は約1,380円。
大きな金額差ではないため、最終的には愛猫がよく食べてくれて、体に合っている方を選ぶのが良いでしょう。
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モグニャンとカナガンの粒を比較


粒 | サイズ |
モグニャン | 8mm |
カナガンチキン | 1cm |
カナガンサーモン | 7mm |
モグニャンとカナガンの粒は、どちらも小粒でコロンとした丸みのある形状ですが、それぞれ大きさが異なります。
カナガンサーモンが7mmと小さく、一番大きいカナガンチキンが1cmとなっています。
モグニャンはその中間の8mmです。
キャットフードの粒は数ミリ程度の誤差が生じるのが普通ですから、7mm〜1cmでは誤差と考えても良いでしょう。
モグニャンとカナガンの工場の安全性を比較

モグニャンとカナガンチキンの工場は、世界屈指の動物愛護国と言われているイギリスにあります。
ただし、カナガンサーモンは、現在ドイツの工場に変更となってます。
イギリスやドイツでは、ペットフードの製造についても法律で厳しく規制されており、モグニャンとカナガンの製造工場も例外ではありません。
モグニャンとカナガンは、FEDIAF(欧州ペットフード工業会連合)の厳しいガイドラインをクリアした施設で製造されています。
また、モグニャンとカナガンはさまざまな安全管理のもとで製造されています。
- 品質チェックをクリアした原材料のみ使用
- 品質管理官が生産ラインを24時間モニタリング
- パッキング前に製品の品質を最終チェック
どちらのキャットフードも安全性・品質ともに安心して与えられるキャットフードであることがわかるでしょう。
モグニャンとカナガンの比較をして分かったおすすめの猫とは?

モグニャンとカナガンの比較を通して、それぞれの違いや特徴についてお話してきました。
ここでは、これまでの比較を踏まえて、モグニャンとカナガンがそれぞれ、どんな猫におすすめなのかを紹介します。
モグニャンがおすすめの猫は?

- 肉よりも魚が大好き
- アレルギーが気になる
- たくさん食べたい食いしん坊さん
- 大きな粒が苦手
- あごの力が弱っている老猫
肉より魚派の猫には、白身魚をふんだんに使用したモグニャンをおすすめします。
主原料であるタンパク質が、白身魚のみなので、アレルギーが気になる猫にも安心して与えることができます。
また、モグニャンはカナガンと比べて、低カロリーで給与量が多いので、食欲旺盛な食いしん坊さんにもおすすめです。
小粒なので、大きな粒が苦手な猫やあごの力が弱っている老猫にも良いでしょう。
カナガンがおすすめの猫は?

- 食いつきを重視
- 魚も肉も好き
- 大きな粒が苦手
- あごの力が弱っている老猫
カナガンは食いつきが良いと評判のキャットフードです。
グルメな猫にお困りなら、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?
肉と魚の2種類があるので、どちらも好き、あるいはフードローテーションを考えているという猫にもピッタリです。
また、モグニャンよりも少ない量でもしっかりと栄養を摂取できるので、食の細い猫にはカナガンのほうがおすすめです。
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まとめ


モグニャンとカナガンは販売元が同じこともあり、共通点の多いキャットフードです。
そんな両者の大きな違いは主原料です。
モグニャンは白身魚が主原料ですが、一方のカナガンは、チキンとサーモンの2種類があります。
とにかく、魚が好きという猫にはモグニャンかカナガンサーモンを、肉派なんですという猫にはカナガンチキンをおすすめします。
どちらも猫の健康に留意した安全性、品質ともに自信を持っておすすめできるキャットフードですから、もし迷ってしまったら愛猫に選んでもらうのも良いかもしれませんね。
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