猫に牛乳は飲ませてもいいの?飲ませ方や注意点をご紹介します

猫 牛乳

猫がミルクを飲んでいる姿をテレビやSNSで見かけたことはありませんか?

牛乳には栄養が豊富に含まれているので、与えることができるのであれば与えたい飲み物です。しかし、実際は猫に牛乳を与えてもいいのでしょうか。

ここでは、猫に牛乳を与えていいのか、また飲ませ方や注意点などをご紹介します。

猫に牛乳は飲ませてもいい?


猫に牛乳を与える描写はよくテレビなどでも見るため、猫に牛乳を与えてもいいと思っている方は多くいます。しかし、実際、猫に与えてはいけない食べ物はたくさんあり、人間の食べ物をむやみに与えることはしない方がいいです。

結論から言うと、人間の牛乳はあまり飲ませないほうがいいです。

人間用の牛乳は乳糖が含まれており、猫は乳糖を分解する酵素を持っていません。そのため、飲むとお腹を壊してしまうことや嘔吐などの症状が見られる場合があります。

猫に牛乳を与えたい時には、ペット用の牛乳を用意して与えましょう。

牛乳を与えるメリットとは?

ペット用の牛乳であれば与えることが可能ですが、猫に与えることによりどんなメリットがあるのでしょうか。ここでは、牛乳を与えるメリットについてご紹介します。

1)水分補給

牛乳を猫に与えるメリットとして、水分補給ができるというメリットがあります。

猫はあまり水分補給を積極的にしない動物ですが、牛乳を好んで飲んでくれる場合があります。水分補給させたいけれど、水を飲んでくれない時に飲ませてあげましょう。

2)栄養補給

牛乳を猫に与えるメリットとして、栄養補給ができるというメリットがあります。

体調を崩し、ごはんを食べることが難しい時には与えることで様々な栄養を摂取することができます。栄養が豊富に含まれているため、過剰に摂取することで肥満になることもありますので、給与量には注意しましょう。

3,牛乳の飲ませ方とは?

猫用牛乳には粉のものと液体のものがあります。ここでは、牛乳の飲ませ方についてご紹介します。

ペット用牛乳を用意

猫に牛乳を飲ませる時には、ペット用牛乳を用意しましょう。

ペット用牛乳はペットたちが飲むことを配慮し、作られているので人間用の牛乳に比べて、体調不良を起こしにくくなっています。ペットショップやホームセンター、インターネットなどで購入することができ、粉タイプと液体タイプがあります。

液体タイプはすぐに利用することができますが、消費期限が短く、一度開けたらすぐに使わなければいけないというデメリットがあります。

粉タイプは賞味期限が長く、キャットフードにふりかけて与えることもできます。長期的に利用することができるので、とても便利です。使用用途に合わせて選んでみてください。

2)給与量を確認

ペット用牛乳を与える時には、給与量を確認しましょう。

牛乳はカロリーが高く栄養も豊富なので、過剰に摂取するとカロリーオーバーを引き起こします。そのため1日の給与量をしっかり守り、与えるようにしましょう。

粉タイプは商品の説明を見ながら作りましょう。液体状にする時、猫に与える時は人肌程度になるように作りましょう。

3)初めは少量から

猫に初めてペット用牛乳を選ぶ時には、少量から与えます。

給与量内だとしても、初めて与える時はティースプーン1杯程度にします。1日様子を見て、下痢や嘔吐がなければ少しずつ量を増やしていきます。

猫の中には、牛乳に対してアレルギーを持っている場合があります。アレルギーがあると、嘔吐や下痢、皮膚の痒みや炎症を引き起こす可能性があります。

アレルギー症状の中にはすぐに動物病院で対処しなければいけないケースもあるため、牛乳を初めて与える時は、かかりつけの動物病院の診察時間内に与えることをおすすめします。時間が経ってから症状が見られる場合もあるため、午前中に与えましょう。

4)体調を確認する

ペット用牛乳を与える時には、しばらく猫の体調を確認しましょう。

牛乳を問題なく飲める猫もいれば、少量飲んだだけで体調を崩してしまう猫もいます。元気や食欲、便や尿の状態をこまめに確認してあげましょう。

牛乳を与える時の注意点とは?

牛乳を猫に与える時には、そのまま与えてはいけません。気をつけなければいけないことがたくさんあります。ここでは、牛乳を与える時の注意点をご紹介します。

人間用は与えない

猫に牛乳を与える時は、人間用を与えてはいけません。

人間用の牛乳は猫が分解できない乳糖が含まれています。乳糖を分解できずに、消化器疾患を引き起こす可能性があります。ペット用牛乳がないからといって、人間用を与えるのは控えるようにしましょう。

常温にして与える

猫に牛乳を与える時は、与える温度に注意しましょう。

冷蔵庫などで冷やしてしまっている場合や熱湯を使用して牛乳を作った場合など、人肌程度になるまで温めるもしくは冷やします。常温以外のものを与えることで猫が怪我をしてしまう可能性があるため、温度には気をつけましょう。

給与量を守る

猫に牛乳を与える時には、給与量を守りましょう。

基本的に牛乳は栄養補助食品です。健康的な生活を送るための栄養はキャットフードなどで補給しているはずです。そのため、給与量をしっかり守り、過剰に与えないように注意しましょう。

さらに、成長期の猫は体重の変動が激しい時期になります。キャットフードのごはんの量も変動するため、こまめに体重を測定し、給与量を確認しましょう。

体調を確認する

猫に牛乳を与える時には、体調を確認しましょう。

特に体調を崩している時には与えるのを避けて、体調がいい時に与えるようにします。さらに、与えてからも猫の体調には十分に気をつけ、元気、食欲、便、尿などの状態をしっかり確認しましょう。

なにか異常が見られる場合は、動物病院でしっかり診察してもらうことをおすすめします。

体調を崩す場合は与えるのをやめる

猫に牛乳を与えた後に体調を崩した時には牛乳を与えるのをやめましょう。

牛乳を飲むことにより体調を崩す場合は、愛猫に牛乳が合わない可能性があります。体に合わないものを与え続けてしまうとさらに体調を崩してしまいます。

動物病院では、アレルギー検査などを行うこともできるので、心配な場合はかかりつけの動物病院に相談してみましょう。

まとめ

ここでは、猫に牛乳を与えてもいいのか、与え方や注意点などをご紹介しました。

猫に牛乳は、ペット用のものであれば与えても問題ありません。人間用の牛乳は乳糖を含んでおり、体調を崩す可能性があります。猫に牛乳を与えたい場合は、ペット用のものを購入し与えるようにしましょう。

ペット用であっても、体に合わずに体調を崩す場合もありますので、初めて猫に牛乳を与える場合は、様子を見ていきましょう。

体調になにか変化が見られる場合は、早めに与えるのをやめて、かかりつけの動物病院に相談しましょう。

専門家がキャットフードを調査している

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山本 星海Dog salon Star sea オーナー
この記事を書いた人 保有資格:小動物看護士/ペット販売士/トリマーB級/ハンドラーC級/訓練士補/二級愛玩動物飼育管理士/第一種動物取扱業登録/動物取扱責任者 JKC公認トリマー養成機関で2年犬や猫に関する様々な知識や技術を学び、多数の資格をとる。トリミングサロンStar seaを経営。