猫にかつおぶしは与えても大丈夫?注意やポイントまとめました!

かつお節

猫ちゃんの大好物!というイメージのかつお節。

香りも良く、猫ちゃんが好きなお魚からできていることもあり実際欲しがる猫ちゃんも沢山います。食欲がないときに活用されている方も多いのではないのでしょうか?

とはいえ実は人間用のかつおぶしを猫ちゃんにあげるのはNG。
あげすぎてしまうと病気を誘発してしまう事もあるんです!

そこで今回は猫ちゃんにかつお節をあげるときの注意点をまとめてみました!

そもそもかつおぶしとは

かつお節とはお魚であるカツオの肉を干して固め、日干しを繰り返したものです。
市販されているかつお節はこれを削って細かくしたものでうまみ成分が多量に含まれています。

味も濃く香りも立つのでお魚が好きで嗅覚が鋭い猫ちゃん達は本能的に反応してしまう食材といえます。

かつお節の栄養素

かつお節には炭水化物、脂質、タンパク質、アミノ酸、ビタミンD、E、B1、B2、そして豊富なミネラルが含まれています。

これに加え人間用のかつおぶしは含まれる塩分量が多いのが特徴です。

体に良い成分が多く、人間には健康食材としても人気がありますがこの中で猫ちゃんに注意したい成分は【塩分】【ミネラル】

どちらも過剰摂取は病気の元になってしまう成分ですから注意が必要です。

猫には猫用のかつおぶしを

上記で挙げたように人間用のかつお節は猫ちゃんの体には塩分が多すぎてしまうため、減塩されている猫ちゃん用のかつお節を与えるようにしましょう。

ただし猫ちゃん用とはいえミネラルは豊富に含まれています。

ミネラルの過剰摂取は猫ちゃんの膀胱内のPH値を変動させ、膀胱結石ができやすい環境を作ってしまうことに繋がります。

毎日多量にあげてしまうのはNG。
あくまで食欲がないときや特別な日にトッピング程度として使用しましょう。

猫にかつおぶしを与えるメリット

かつお節をあげる最大のメリットは食欲増進が期待できる点です。

シニア期以降は嗅覚も落ちてくるため今までの様にご飯を食べなくなってしまう事もありますがかつお節を少し乗せてあげるだけで口をつけてくれるかも?

それほど猫ちゃんの嗅覚が反応してくれる食材です。

猫にかつおぶしを与えるデメリット

かつぶしをあげるデメリットはやはり栄養成分が過剰になり病気を誘発してしまう事。

あげすぎは膀胱結石や腎不全の進行につながってしまいます。
食欲の具合と体の状況を考慮しながら獣医師と相談の上与えてもいいか判断しましょう。

まとめ

いかがでしたか?

かつお節には栄養成分が豊富ですが、原則総合栄養食を食べていれば必要な栄養素は食事から摂ることができています。

またシニア期以降食欲増進の必須アイテムとして活躍する一方で猫ちゃんに多い腎不全や尿路疾患には大敵な食材でもあります。

直接あげるのが心配、という方は出汁用パックの中に猫ちゃん用のかつおぶしを入れ、ドライフードの袋の中に入れて保管しておくと香りだけがフードにうつり猫ちゃんが喜んで食べてくれることもあります。

どのような場合もまずは獣医師に相談しておくと安心。
かつお節あげるときは人間用を避け、適切な量、頻度を心がけましょう。

参考文献・参考サイト

環境省_ペットフード安全法基準規格等 [動物の愛護と適切な管理]

ペットフードで健康になる(著者:坂本徹也)

AAFCO(全米飼料検査官協会)

消費者庁 公正競争規約

厚生労働省 HACCP

FEDIAF(欧州ペットフード工業会連合)

安全・安心なペットフードをお届けするために(一般社団法人ペットフード協会)

独立行政法人 農林水産消費安全技術センター(FAMIC)

専門家がキャットフードを調査している

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山本 星海Dog salon Star sea オーナー
この記事を書いた人 保有資格:小動物看護士/ペット販売士/トリマーB級/ハンドラーC級/訓練士補/二級愛玩動物飼育管理士/第一種動物取扱業登録/動物取扱責任者 JKC公認トリマー養成機関で2年犬や猫に関する様々な知識や技術を学び、多数の資格をとる。トリミングサロンStar seaを経営。