愛犬家の知り合いやネットの情報で「安いドッグフードはダメだよ」と、そんな話を聞いたことがある、または目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
家族の一員である愛犬には、できるだけ体にいいものを食べさせてあげたい。そう思うのは、どの飼い主さんも同じですよね。
でも、ドッグフードは毎日あげるものであり、それが10年以上続くことを考えると「少しでも安いものを選びたい」と思うのも自然なことだと思います。
では実際のところ、なぜ安いドッグフードは“ダメ”と言われるのか?
そして、よく聞く「安いドッグフードを与えると短命・病気になる」という話は本当なのでしょうか?
この記事では、犬の管理栄養士マスターの資格を持つ私が、その理由と背景をわかりやすく解説していきます。

Dog salon Star seaの専属ライターです!10歳になるチワックスと仲良く暮らしています。取得した知識を活かしワンちゃんに関する記事を執筆していきます!
保有資格:犬の管理栄養士、犬の管理栄養士アドバンス、犬の管理栄養士マスター

安いドッグフードがダメと言わる3つの理由

安いドッグフードがダメ・良くないと言われるのには、大きく分けて3つの理由があります。
それぞれ、わかりやすく説明していきましょう!
原材料の質があまり良くない可能性がある

安いドッグフードは、とにかくコストを抑えるために、どうしても品質の低い原材料が使われがちです。
例えば、食用の家禽や家畜の体のうち、「肉」とは見なされない部分、いわゆる副産物(内臓、骨など)を使っていることがあります。
また、肉や魚に比べてコストのかからない穀物を多く使って、量をかさ増ししている商品も少なくありません。
でも、犬は本来、肉食に近い雑食動物です。そのため、穀物よりも肉や魚といった動物性たんぱく質のほうが消化しやすい体のつくりになっています。
そのため、穀物がたっぷり使われた安いドッグフードは、犬の消化器に負担をかけてしまう可能性があるのです。
添加物が多く体に負担をかけやすい

安いドッグフードは、原材料の質があまり良くない分、添加物で見た目や香りをカバーしていることがあります。
たとえば、香りを強くして食いつきをよくする香料や、人間の目においしそうに見せるための着色料などが使われていることがあります。
ただ、こういった添加物の中には、一部の研究で発がん性が指摘されているものや、アレルギーの原因になる可能性があるものもあります。
本来であれば、添加物はできるだけ少なく、使うとしても体に優しい天然由来のものが好ましいとされています。
ところが、安いドッグフードでは、嗜好性を高めるため油脂が多く使われることが多く、その油の酸化を防ぐために、効力の強い人工の酸化防止剤が使用されているケースが少なくありません。
このような点も、飼い主さんとして気をつけておきたいポイントの1つでしょう。
製造管理や安全性に関する情報が少ない

安いドッグフードの中には、製造している工場の衛生管理や安全性に関する情報がまったく書かれていないものも多くあります。
どんな環境で作られているのかがわからず、信頼性に不安を感じることもあるでしょう。
また、パッケージに「国産」と書かれていても、実は原材料はすべて海外から仕入れたもので、製造だけが国内というケースもよくあります。
そういった場合でも、日本で販売されているドッグフードは「ペットフード安全法」という法律のもとで管理されているため、極端に心配しすぎる必要はありません。
とはいえ、やはり安心して愛犬に与えるためには、どこで・どのように作られているのか明確にされているフードを選ぶことが大切ですね。
【まとめ】安いドッグフードがダメと言わる理由
安いドッグフードが「ダメ」と言われる理由は、主に次の3つです。
- コストを抑えるために原材料の質があまり良くない可能性が高いこと。
- その質をカバーするために、添加物が多く使われやすいこと。
- 製造の安全性に関する情報が少なく、信頼しづらいこと。
もちろん、安いドッグフードであっても、犬が食べられる最低限の栄養バランスは考えられていますが、どちらかと言えば「コストの安さ」が重視されていて、犬よりも飼い主さんが選びやすいことを優先して作られている印象があります。
物価が上がり続ける中で、できるだけ節約したいという気持ちはとてもよく分かります。
ですが、「安いから」という理由だけでフードを選ぶのは、愛犬の健康を考えるとあまりおすすめできません。
安いドッグフードは短命・病気になるって本当?

正直なところ「安いドッグフードを食べさせたから短命になる」「すぐに病気になる」といったはっきりした根拠はありません。
実際には、高価なドッグフードを与えていても、早く亡くなる子や病気になる子もいます。
ただし、犬や猫の長寿に関する研究では、「ペットフードよりも、手作りごはんを食べている子の方が長生きしやすい」という報告※があるのです。
なぜ手作り食が長寿に関係しているのかは、まだはっきりとはわかっていませんが、ペットフードには添加物が多く使われることが多いため、それが一因ではないかと言われています。
つまり「添加物がたくさん入っていることの多い安いドッグフード」を長く与え続けることで、少しずつ体に負担がかかる可能性があるというわけです。
とはいえ、安いドッグフードを食べたからといって、すぐに体に悪影響が出るわけではありませんので安心してください。
でも、長期間にわたって添加物の多い食事を続けると、愛犬の健康にとってマイナスになる可能性は十分にあるでしょう。
安いドッグフードよりも愛犬に合っていないドッグフードが1番ダメ!

安いドッグフードは、たしかに原材料の質があまり良くなかったり、安全性がはっきりしないものも多いです。
でも、本当にダメなのは「安いドッグフードを与えること」よりも、「愛犬に合っていないドッグフードを与えること」なのです。
今は日本でもたくさんの種類のドッグフードが販売されていて、ライフステージ別(子犬・成犬・シニア)、犬種別、悩み別(アレルギー対策、ダイエット用など)、愛犬の状態に合わせたフードを選ぶことができるようになっています。
例えば、成長期の子犬はたくさんの栄養を必要とします。そんな時に成犬用のフードを与えてしまうと、栄養が足りずに体調を崩すことも。
また、体重を減らさなければいけない犬に、高脂質・高カロリーのフードを与えてしまえば、肥満が加速し健康を損なうリスクが高まります。

だからこそ大切なのは、愛犬が今どのようなフードを必要としているのかをしっかり確認すること!
安いフードを選んでもかまいませんが、必ずその子に合っているものを選ぶようにしましょう。
愛犬にぴったりのドッグフードの選び方については、以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね

安くても高品質なドッグフードはネルソンズ
ネルソンズは、中型犬や大型犬におすすめのドッグフードです。
中型犬や大型犬におすすめの理由は、まず粒のサイズ。
1辺が約1cmの三角形で、程よく噛みごたえがあり、中型〜大型犬にちょうどいいサイズ感です。
さらに、内容量はたっぷり5kg入り。コスパがとても良いのも魅力のひとつ。
粒はやや大きめですが、小型犬でも食べられる大きさなので、小型犬の飼い主さんにもおすすめできます。
チキンが全体の50%を占めており、使われているチキン生肉はヒューマングレードの食品工場から仕入れたもの。
つまり、人間が食べても問題のないレベルの品質です。
また、穀物不使用(グレインフリー)のレシピなので、胃腸が敏感な子にもやさしく、消化に配慮されている点もポイント。
たとえば、体重5kgの避妊・去勢済みの成犬に与えた場合、1日あたりのコストは約152円※と、とっても経済的。クオリティを考えるとかなりお得です。
「安いけれど、ちゃんと安心できるドッグフードを探している」そんな方は、ネルソンズを選択肢のひとつとして考えてみてはいかがでしょうか。
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安いドッグフードのQ&A

- 安いドッグフードには必ず添加物が多い・注意したい添加物が入っているの?
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安いドッグフードすべてに、たくさんの添加物や避けたい添加物が入っているわけではありません。
ですが、私がこれまでに150種類以上のドッグフードを調べた中では、安いフードの多くに添加物が多く使われていたり、できれば避けたい添加物が含まれているケースがほとんどでした。
そのため、安いフードには高い確率で添加物が使われていると考えておいたほうがいいかもしれません。冒頭でも伝えたように、原材料の質を補うために、香料や保存料などの添加物で工夫されているのが安いフードの特徴です。これはある意味、仕方のないことともいえるでしょう。
反対に、価格が高めのドッグフードは、素材そのものの栄養やおいしさを引き出すための調理法や、質の良い食材を使っているため、添加物が少ない傾向にあります。
もし「できるだけ添加物を避けたい」と思うのであれば、ある程度コストがかかるのは避けられないかもしれません。
- 安いドッグフードでも長生きはできるの?
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結論から言えば、安いドッグフードであっても、長生きする子はいます。
昭和58年ごろの調査では、犬の平均寿命はまだ8歳に届いていなかったとされています。
当時は、人間の残り物をそのまま与えることも多く、犬にとって必要な栄養が十分に摂れていなかったことが、寿命の短さに関係していたと考えられます。しかし現在では状況が大きく変わっており、アニコム家庭どうぶつ白書2024によると、犬の平均寿命は14.2歳と、当時の約2倍にまで延びているのです。
その大きな要因のひとつが、栄養バランスの整ったドッグフードが一般的になったこと。
昔と違って、毎日のごはんとしてドッグフードを与える飼い主さんが増えたことで、犬の健康状態が大きく改善されてきたのです。もちろん、安いドッグフードであっても、今は「総合栄養食」として必要な栄養がきちんと含まれているものがほとんどです。
だからこそ、「安いから」といって必ずしも長生きできないわけではありません。
愛犬に合っていて、きちんとした栄養バランスが保たれていれば、長生きできる可能性は十分にあると言えるでしょう。
まとめ

安いドッグフードの中には、「これはちょっと安すぎるかも…」と感じるものもありますよね。
そんなときは、一度パッケージの原材料をよく確認してみましょう。
中には、できれば避けたい内容が含まれているものも実際にあります。
それでも最終的に「与えるかどうか」を決めるのは、飼い主さん自身です。
また、「安いドッグフードを続けた結果、後々の医療費のほうが高くついた」なんて話も、あながちウワサだけとは言い切れません。
私たち人間と同じで、犬にとっても健康の土台は毎日の食事です。
価格の高いドッグフードは、犬が消化しやすい動物性タンパク質を中心に使っていたり、添加物にも配慮されていることが多いです。
そのため、より健康を考えるなら、あまりに安すぎるフードはおすすめしづらいというのが正直なところです。
とはいえ、高ければいいというわけでもありません。
コスパが良く、品質にもこだわったドッグフードはちゃんと存在します。
以下の記事では、そういったたコスパのいいフードをご紹介しています。ぜひ参考にして、愛犬にぴったりのフードを見つけてみてくださいね。

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