無添加・グルテンフリーな原材料で作られている、こだわりの高さで有名なニュージーランド産ドッグフード「ブッチ」。
そんな、長年たくさんの人に愛されているブッチですが「シニア犬でもあげて大丈夫かな?」「病気だと与え方は変わる?」と不安に感じた方もいるのではないでしょうか?
本記事では、老犬を飼っている飼い主さんに向けて、ブッチの特徴から老犬への効果や適切な与え方まで犬の管理栄養士の資格を持つ私が分かりやすく解説しています。
ニュージーランドで鳥インフルエンザが発生したため、令和6年12月2日(月)に農林水産省が輸入を一時停止しました。この影響で、ブッチの新規販売を停止しており、再開時期は未定です。
ブッチの代用となるドッグフードをこちらから紹介しているので、気になる方はチェックしてみてください。
ブッチはどんなドッグフード?
ブッチはニュージーランドで設立された「ブッチ・ペット・フーズ社」が作っているドッグフードです。
ブッチはかつて創業者であるロビー夫妻が、世界初のチルド・ペットフードを開発したのが始まりです。
ニュージーランドの牧羊犬たちのために生肉よりも衛生的で栄養価が高いフードを作ろうと、試行錯誤の末開発されました。1964年設立から今日まで、世界中の愛犬家に愛されています。
そんなブッチの特徴をさっそくみていきましょう。
ブッチドッグフードの特徴
ブッチの1番の特徴は、何といっても犬の体に優しい高品質な原材料とこだわりの製造過程にあります。
ヒューマングレードの原材料
原材料は環境規制が世界一厳しいとされるニュージーランド産。
ニュージーランドの省庁が認定したヒューマングレードの食肉のみを使用しています。
ヒューマングレードとは近年ペットフード業界で用いられるようになった用語です。人でも安心して食べられる、安全性の高い原材料や製造過程で作られたドッグフードのことを指します。
厳密に定義されているわけではありませんが、添加物やミールと呼ばれる様々な材料を乾燥粉末にして配合した材料があまり使われていないフードなどで呼ばれています。
AAFCO(米国資料検査官協会)の定める全成長段階対応の基準にクリアしており、国内外で評価が高いフードといえます。
生肉と変わらない鮮度と栄養価
製造工程では原材料を工場に納入後、数時間以内で製品化しチルド加工しているので鮮度抜群です。
そのうえ、魚や野菜、海藻など自然由来の材料で栄養素を強化しており、水分・タンパク質・脂質が一般的なドッグフードよりも豊富に含まれています。
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ブッチドッグフードを老犬に与えても大丈夫?
ブッチは老犬にとって必要な栄養素が豊富に含まれているため、強くおすすめしたいフードです。
ただ、体格や病気の有無によっては量や与え方を調節した方がいい場合もあるため、以下で詳しく解説していきます。
ブッチは老犬の消化器官に負担をかけにくい
ブッチを老犬におすすめするポイントの1つ目はなんといっても水分含有量が高く、消化がしやすいことです。
老犬は消化機能が衰えていくため、消化不良を引き起こしてしまい胃腸炎や栄養失調の原因となってしまうことがあります。
ブッチを与えることでフードから無理なく水分を摂取できるため消化を促し、脱水や腎臓へのダメージも防ぐことができます。
ブッチは老犬に必要な栄養を摂ることができる
環境省の「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」によれば、成犬に必要な標準的な栄養素含有量はタンパク質が18%、脂質が5.5%とされています。
成分 | ブッチ | ペットフード・ガイドライン |
---|---|---|
タンパク質 | 10.5%以上 | 18% |
脂質 | 8.0%以上 | 5.5% |
対してブッチの保証成分量は粗タンパク質10.5%以上、粗脂肪8.0%以上と表記されています。
一見タンパク質が少ないように見えますが、実はこの表記は水分が入っている時の割合を表しています。
水分を抜いた乾物量での割合は、タンパク質約40%、脂質約30%です。
ブッチは一般的な標準フードより高タンパク高脂質で、とても栄養価が高いフードなのです。
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老犬に与える際のブッチドッグフードの適切な量は?
シニア期に入ると食欲や運動量が減り寝る時間が長くなります。消化・代謝能力は落ち、噛む力や嚥下の衰えが出てくることもあります。
そのため老犬は必要な栄養量が減るため与える量も少なくなりますが、おおよその目安はカロリー計算で算出することができます。
1日に必要なエネルギー量を「DER」、寝ている時に必要なエネルギー量を「RER」といいます。
DERを知ることで、適切な量の基準が分かってとても便利です。DERはRERに年齢や避妊・去勢の有無を考慮した数値をかけることで算出できます。
- DER(1日に必要なエネルギー量)の計算式
- DER=70×〔体重(kg)〕0.75
電卓で体重(kg)×体重(kg)×体重(kg)=√ √ ×70で計算してみてください。老犬の係数は1.1〜1.4です。例えば5kgの子であれば、5(kg)×5(kg)×5(kg)=√ √ ×70=234 234×1.4=327kcal
つまり327kcalがその子が1日に摂取するカロリー量です。
しかし、計算式に当てはめて計算するのはなかなか大変ですよね。
詳しいブッチの給餌量を知りたい方はこちらから確認することができます!
また、ブッチをトッピングするときの給餌量を知りたい方は、公式サイトのブッチ給餌量計算フォームで計算してみましょう。
ブッチドッグフードの給餌量の調節方法
老犬は筋肉量が衰えてくるため、若い成犬よりも良質なタンパク質を多く摂取する必要があります。
逆に脂肪は代謝が落ちる分必要量が減ってくるので、脂質の量は減らすべきです。そのため老犬は高タンパク、低脂質のフードを選んであげるのが適切です。
ブッチは一般的なフードに比べて高タンパク高脂質のため、たくさん与えすぎるとカロリーオーバーになってしまう恐れがあります。
そのためブッチ公式HPには「老犬には同じ体重の成犬の給与量の8〜9割に抑えた量で与える」ことを推奨しています。
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老犬がなりやすい病気と食事の関係
犬も人と同様、歳を重ねると体に様々な不調が出てきます。
老犬の死因の三大疾病は、腫瘍(がん)、心臓病、腎臓病です。
腫瘍(がん)はがん細胞が体のあちこちに増殖してしまう病気です。栄養を奪っていくためエネルギーが不足し体重が減る可能性があります。
心臓病は心臓機能が低下して心臓が疲れてしまう病気です。
そして腎臓病は腎機能が衰え上手に尿を作れず、脱水が起こりやすくなります。
どれも老犬に起こりうる病気のため、日頃の健康チェックが大切です。
病気の老犬に与える時の注意点
心臓病になると血液量によって心臓が疲れやすくなるため、水分や塩分が過剰にならないようにフードを調節する必要があります。
逆に腎臓病は脱水を予防し、水をしっかり摂取してタンパク質やリンを控えなければいけません。
腫瘍ができると、がん細胞に栄養を取られて体重が落ち、衰弱してしまうため、少量で栄養をたくさん取れるフードを選んであげることが大切です。
例えば、腎臓病の子にブッチを必要以上に与えすぎると、水分は取れますがタンパク質が過剰になる可能性もあります。
このように病気ごとに気を付けるポイントは異なるため、かかりつけ医と相談しながらブッチの給餌量を調節するのがおすすめです。
実際にブッチを老犬に与えている飼い主さんの口コミ
ブッチ公式HPでは実際に利用している飼い主さんの声が綴られています。
ここでは老犬にブッチを与えている飼い主さんの口コミをピックアップしました!
初回限定のお試しセットを購入したら、それはもうすごい食いつきで!原材料と無添加というところを重視していたので、もうこれしかない!と思いました。
ブッチを食べるようになったからかはわからないんですが、見ての通り白髪が全くなくなったんです!ブッチだけの食事だと、正直、前よりお金はかかってしまいますが、それだけの効果があったなって家族で実感しています。
公式HPでは多くの利用者さんのレビューをみることができますので、ぜひ覗いてみてはいかがでしょうか。
公式以外に載っているブッチの口コミは下記の記事に記載してあるので、興味ある方はご覧くださいね。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
ブッチは子犬から老犬まで、全てのライフステージに対応しており、老犬におすすめできるフードです。
与える際はその子の年齢や体重、病気に配慮しながら、まずは少量から与えてみてください。
そして愛犬に病気があれば、まずかかりつけ医に相談することが大切です。
大切な家族の一員である愛犬にはいつまでも元気でいてほしいもの。まだ試したことのない方はぜひブッチを手にとってみてくださいね。
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