愛犬が喜ぶマッサージの方法とは?飼い主と共にリラックスタイム

いつも家族のように寄り添い癒しを与えてくれる愛犬に、少しでも長生きをしてもらいたい。少しでもリラックスしてもらいたい。または少しでも良い時間を一緒に過ごしたい。そう思っている飼い主さんも多くいます。

体調の管理、観察、適切なフード選び等、わんちゃんへのケアは多岐にわたりますが、そんな中でも今注目を集めているのが「ドッグマッサージ」です。

近年ネットやメディアでも取り上げられることが増えており、大変注目を集めています。では、どのようなマッサージがあるのでしょうか。その効果や方法を、見ていきましょう。

 

マッサージの効果

犬にマッサージをするとどのような効果があるのか見ていきましょう。

全身のコリをほぐして血行を促進させる

犬の運動量は非常に多く、それは人間と同じように筋肉や体の疲労へと繋がっていきます。それらのコリを優しくマッサージしてあげることで、筋肉をほぐし柔軟な状態へと戻してあげることができます。
全身の血行を促進させ、リラックスした体へと導いてあげましょう。スムーズに体を動かせない老犬や、病後のリハビリにも効果的です。

抵抗力の強化

ドッグマッサージをすることで、リンパの循環が良くなり病気への抵抗力が高まります。直接全身に触れることで、腫瘍など病気の早期発見にもつながります。

マッサージとは別ですが、私がトリミング中に体を触って異常を発見したことがあります。それだけでも体を触るマッサージは意味があると思いますよ。

排泄の調節

ドッグマッサージで優しく刺激を与えることで排泄の調子も整い、胃や腸など内臓の調子の改善も期待できます。
排泄がスムーズにいかないのは、犬にも飼い主さんにもストレスがかかります。

ストレスの緩和

マッサージで気持ちを落ち着かせることで、室内生活でのイライラやストレスの緩和にもなります。

雨でお散歩に行けなかった日や、用事で帰りが遅くなってしまった日など、このドッグマッサージでスキンシップをはかりながらお互いにリラックス効果を試してみるのも良いかもしれませんね。

美しい被毛

全身の血のめぐりが良くなることで、ツヤツヤとした美しい被毛を維持することができます。全身の肌に触れることで犬のちょっとした皮膚疾患にも気づくことができ、一石二鳥です。

初心者でも大丈夫?マッサージの方法とは

ドッグマッサージは、犬専門の整体院などで施術を受けることができます。最近では動物病院と提携して家でのセルフケアマッサージを指導してくれるものもありますので、機会があれば是非学んでみましょう。

初心者には無理なの?と思われた方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。初心者でも簡単にできるマッサージもありますので、ご紹介していきます。

まずは心の調子を整えて

まずは、飼い主さんや犬が緊張していたり、イライラしたりしてはいないか見直してみましょう。お互いの心が穏やかな状態、穏やかになれる場所でマッサージをはじめましょう。

急に始めてしまうと犬もびっくりしてしまいます。優しく声をかけ、少しづつ触れていきましょう。うまくいかなかった場合も、焦ることはありません。怖がらせては逆に筋肉が固まってしまいますので、強要は決してせず、日をまたいでも構いませんのでゆっくりと二人のペースで進んでいきましょう。

準備

マッサージに必要な道具はありません。決まった体勢もありませんが、マッサージをしやすい状態をとりましょう。

マッサージがしやすい姿勢として、飼い主さんがフセやお座りの状態で犬の後ろに座り、犬は前を向いた状態がやりやすいでしょう。飼い主さんの膝の上が好きな子ならば、膝の上でも構いませんが、なるべく安定した場所で行いましょう。
中型犬・大型犬の場合は横に並んでフセをさせるとやりやすいので参考にしてみてください。

最初は軽く触れてみてチェック

まずはそっと体に触れてみて、少しずつ全体の様子をチェックしていきましょう。
できものや腫瘤はないか? 触ると痛がったり過剰に引っ込めたりする部位はないか?など、いつもとは明らかに違う点やおかしな点を見つけたら、マッサージは一旦中断し、獣医に相談しましょう。

滑らかに撫でる

問題がなければ、マッサージをはじめましょう。全身をチェックしたその手を自然に背中に持っていき、優しく両手で撫でましょう。徐々に範囲を広くしていき、指を使って鼻筋から目の周り、こめかみ、耳のうしろを優しく流れるようになぞります。

そのまま首筋の筋肉を感じながら、腕に向かって優しく撫でます。犬は上を見上げることが多いので、反応を見ながらゆっくりと撫でコリをほぐしてあげましょう。

お腹のマッサージ

嫌がらないようであれば、手のひらを使いお腹を右回りに円を描きながら撫でてあげましょう。胃腸を整えるのに効果的です。

肉球マッサージ

冷え性解消や老犬のケアに効果的です。指先でクルクルと小さな円を描きながら刺激してあげましょう。

足のマッサージ

足の付け根から足先に向けて、筋肉を感じながら優しく撫でましょう。足の曲げ伸ばしをするならば、可動域をきちんと確かめて、ゆっくりと動かしてあげましょう。

他にも様々な方法がありますが、徐々に慣れていけるよう犬の表情や反応を観察しながらゆっくりと進めていきましょう。

3つの注意点

マッサージを行う上で、いくつか注意しなければいけないこともありますので、それについて記していこうと思います。

無理をしないこと

飼い主さんにも日々の生活がありますし、疲れや他のことで頭がいっぱいなんて日もあると思います。そういう時は、まずはゆっくりと自分の状態を整えましょう。犬はとても敏感に飼い主さんの心の動きを察知し、それがゆえにリンクします。

お互いがゆったりとした心の状態で、一緒に深呼吸をし、お互いがリラックスしながら触れ合い楽しむことが最も重要です。

飼い主さんの手

愛犬を隅々まで触ることになるので、手は必ず清潔にした状態で始めてください。
不衛生な手では逆に健康を阻害する恐れがあります。爪も短い方が安心ですし、指輪なども外してからが望ましいでしょう。

そして、温度にも気を付けると尚リラックス効果が得られるでしょう。いきなり冷たい手で触られると筋肉も犬もびっくりしてしまいますので、なるべく暖かい手で触ってあげられるよう注意しましょう。

マッサージをするタイミング

空腹時や食後すぐといった状態でない時に行いましょう。運動直後や妊娠中も良くありません。
犬と飼い主さんの体調が優れない時も、やめておきましょう。

以上の注意点を踏まえたうえで、是非愛犬との生活をより良いものに変化させてみてください。
新しいコミュニケーションの形として、愛犬にとっても飼い主さんにとっても幸せな時間になることを祈っております。

最近ではYouTubeや書籍でもドッグマッサージについて取り上げられていますし、ネットでもその有効性などが注目を集めています。

国家資格ではないですが、学べば仕事や愛犬とのコミュニケーション、体調のケアにも役立つ資格もあります。学校に通わなくても通信で知識を学べるものもありますので、興味のある方はぜひそちらも調べてみてください。

犬の寿命は決して長くはありません。限られた時間の中でどう生きていくか。どう生きてもらえるか。どのように一緒の時間を過ごせるか。
それを考えるきっかけとなるかもしれません。

飼い主さんも愛犬も、お互いがお互いを笑顔にし幸せにし合える生活を目指して、楽しく学んでいけると良いですね。