猫に与えても大丈夫なお肉とは?動物取扱責任者の私が徹底解説

キャットフードの主原料として使用されているお肉には、猫ちゃんの健康維持のためには欠かせないタンパク質が多く含まれています。

キャットフードにも使われているからと言って、人間のお肉を安易に猫には与えてはいけません。なぜならば、お肉を食べることによって下痢嘔吐などの病気を引き起こしてしまう可能性があるからです。

そこで今回動物取扱責任者の私が、猫ちゃんに与えても良いお肉と正しいお肉の与え方などをご紹介していきます。

猫に与えても大丈夫なお肉とは?

まずはじめに普段の食卓にでる「豚肉」「牛肉」「鶏肉」の3種類のお肉ですが、猫に与えても問題はありません。しかしどのお肉も猫ちゃんのアレルギーの原因になりやすく注意が必要です。

さらに特殊なお肉の「鹿肉」や「馬肉」も猫ちゃんに与えても大丈夫です。

ここではそのお肉に合った与え方や注意する点などをご紹介していきます。

豚肉の与え方

豚肉は鶏肉や牛肉に比べてビタミンB群がとても豊富です。ビタミンBには疲労回復効果があると言われているため、運動量が多い猫ちゃんにはぴったりの食材でしょう。

豚肉を猫ちゃんに与える場合はなるべく脂肪が少ない部分を選んでください。

おすすめの部位は「豚ヒレ肉」「豚もも肉」です。

豚肉には寄生虫がいることもあり注意が必要になります。寄生虫を食べてしまうと、激しい下痢や嘔吐を引き起こしてしまいます。豚肉には必ず火を通してから与えてください。

牛肉の与え方

牛肉には栄養をなかなか摂ることが難しい亜鉛や鉄などの栄養素が多く含まれています。

豚肉や鶏肉と違い牛肉は寄生虫がいないといわれています。(一部を除く)

そのため、新鮮であれば与えても問題はありません。

しかし牛肉をカットする際に付着した菌で、下痢や嘔吐を起こしてしまう可能性もあります。安全に与えたい場合は加熱して与えることをおすすめします。

鶏肉の与え方

キャットフードの中で1番使われているお肉が鶏肉です。

鶏肉はタンパク質が豊富なのでキャットフードでは定番のお肉になります。とくにささみは脂肪分が少ないため、太り気味の猫ちゃんにはおすすめです。

しかし鶏肉はカンピロバクターやサルモネラ菌など食中毒を起こしてしまう怖い細菌が潜んでいることもあるため、与える際には十分加熱する必要があります。

また鶏肉は他のお肉と違って揚げ物として食卓に出ることが多いですが、揚げ物にした鶏肉は脂質が多いため避けたほうがいいでしょう。

鹿肉の与え方

鹿肉は鉄分が豊富なので、最近では犬や猫にも注目されているお肉です。豚肉や牛肉、鶏肉に比べてアレルギーゲンになりにくい食材とも言われています。

鹿肉も新鮮なら生肉で与えても大丈夫と言われていますが、安全のことを考えて加熱をおすすめします。

さらに猫にとって鹿肉は嗜好性が高く食いつきが良いと言われているため、食欲の減ってきたシニア猫にはおすすめです。

馬肉の与え方

馬肉は高タンパクで低カロリーなので、猫にはぴったりのお肉です!

人間でも「馬刺し」という料理があるほど、新鮮であれば生で食べても安全だと言われています。

馬肉には酵素がたくさん含まれているため、生で食べると猫ちゃんの毛艶には◎!

しかし購入後の管理方法や調理方法が衛生的でないと、馬肉に細菌が繁殖してしまいます。

さらに生肉で与える場合は馬肉の表面を削るトリミングをしなければいけません。この作業での注意点はお肉の温度を10度以下に保つことです。

生で馬肉を与える場合は、事前にやり方を把握しておき衛生面に注意しておく必要があります。

猫に与えすぎてはいけないお肉とは?

猫に与えすぎてはいけないお肉は「レバー」です。

昔からレバーは栄養あるため身体に良いと言った話も聞きますよね。実際にレバーには「鉄、ビタミンA、葉酸」などの栄養がたくさん含まれています。

キャットフードの原材料にもよく使われいる食材なので、猫ちゃんにレバーは与えても問題ありません。

しかし猫にレバーを与える場合は”少量”にしておきましょう。

レバーにはビタミンAが多く含まれているため、食べすぎてしまうとビタミンA過剰症になる可能性があります。ビタミンA過剰症になると食欲不振、関節炎などを引き起こしてしまいます。

レバーを猫ちゃんに与える量はスプーン1杯くらいにしておきましょう。

味付けされたお肉はNG!

猫ちゃんに味付けがされているお肉は与えないでください。味付けされてお肉には塩分がとても多く含まれているため、猫ちゃんの身体に良くありません。

人間の体内には一定の塩分が含まれており、生命活動を維持するのに大切だと言われています。しかし猫は汗をほとんどかかないことから、体内の塩分量が少なくても健康に問題はありません。

飼い主のためのペットフード・ガイドライン」には体重5㎏(避妊去勢済み)の猫の1日に必要な塩分摂取量の目安は0.33gと言われています。味付きのお肉はこの目安量を超える塩分量が含まれています。

猫ちゃんが塩分を過剰に摂取してしまうと心臓病腎臓病を引き起こしてしまうかもしれません。

猫ちゃんにお肉を与える場合は調味料が使用されてないか確認してから与えましょう。

お肉がたくさん含まれているキャットフードはコレ!

カナガンキャットフード

カナガンは獣医師の92%が嗜好性が高いと評価したイギリス産のキャットフードです。

カナガンは原材料の60%以上にチキンを使用しているため、他のキャットフードに比べお肉の割合がとても高いです。

さらに腸内環境を良くしてくれる「マンナンオリゴ糖、フラクトオリゴ糖」などの成分も配合されています。

タンパク質も34%以上と高タンパクレシピなので子猫にもおすすめです。

お肉がたくさん使われているキャットフードを探している方にはぴったりのキャットフードでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回は猫に与えても良いお肉をご紹介いたしました。

猫にお肉を与えるときの注意点
  • 新鮮な牛肉と馬肉以外は必ず加熱する。
  • 牛肉や馬肉も生では必ずしも安全ではない。
  • レバーを与えすぎてはいけない。
  • お肉に味付けはしない。

あまりお肉を与えすぎてしまうと美味しさに慣れてキャットフードを食べてくれなくなる可能性もあるので、与える頻度はほとほどにしておきましょう。

猫ちゃんが人間の食事を美味しそうに見つめていたらついついお肉をあげたくなってしまいますが、猫ちゃんに与えるときは必ず味のついていないお肉にしてください。

専門家がキャットフードを調査している

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山本 星海Dog salon Star sea オーナー
この記事を書いた人 保有資格:小動物看護士/ペット販売士/トリマーB級/ハンドラーC級/訓練士補/二級愛玩動物飼育管理士/第一種動物取扱業登録/動物取扱責任者 JKC公認トリマー養成機関で2年犬や猫に関する様々な知識や技術を学び、多数の資格をとる。トリミングサロンStar seaを経営。