メディファスキャットフードの口コミや評判は?動物取扱責任者の私が調査した結果

メディファスは下腹尿路の健康ケアを考え作られた国産のキャットフードです。猫ちゃんの年齢やケア別に選ぶことができます。

繰り返す尿路結石に悩んでいる猫ちゃんにはぴったりのフードかもしれませんが、価格が安いだけに効果があるのか不安な方も多いはずです。

そこで今回、動物取扱責任者の私がメディファスキャットフードの原材料や実際の口コミ、評判などを徹底的に調査してみました!

詳細項目
商品ランクDランク
安全性
(2.5 / 5.0)
原材料
(2.5 / 5.0)
口コミ
(3.5 / 5.0)
価格
(4.5 / 5.0)
カロリー
(3.5 / 5.0)
目的総合栄養食
種類ドライフード
値段【1.5㎏】1,000円
【3㎏】2,278円
【6kg】3,524円
※Amazon価格参照
内容量1.5kg(250g×6)
3kg(500g×6)
6kg(500g×12)
対応年齢1歳以上
原産国日本
公式サイトhttps://www.petline.co.jp/medyfas/
当サイトの総合評価

当サイトではメディファスキャットフードをDランクと評価しました。

メディファスはマグネシウムやカルシウムの含量を調整することで下腹尿路の健康をサポートしてくれるキャットフードになっています。繰り返し尿路結石ができてしまう猫ちゃんにはぴったりのフードでしょう。

また、多頭飼いの飼い主さんはうれしい低価格のキャットフードです。

しかし、原材料には曖昧な記載の原料や、主原料に穀物が使用されていることが気になりました。

メディファスキャットフードは低コストで魅力的かもしれませんが、原材料や安全性を見る限り情報量が少なく不安に感じます。

カナガンキャットフードパッケージ表面

メディファスキャットフードを実際に買って調査!

メディファスキャットフードのパッケージになります。

メディファスは年齢ごとや様々なケアによって選ぶことができるキャットフードですが、パッケージの色が子猫以外青色なので、よく見て購入しなければ間違えてしまう可能性があります。

実際に口コミでは「パッケージが似ていて買う種類を間違えた」と言った声も見かけました。

次回リニューアルする際は、パッケージを年齢やケア別など分かりやすいような作りにして欲しいですね。

メディファスキャットフードのパッケージ裏面になります。メディファスの特徴などが詳しく記載されています。

パッケージの右側面には原材料や成分値、注意事項の記載があります。

パッケージ左側面にはメディファスキャットフードの与え方と給与量の記載があります。

詳細な与え方が書かれているキャットフードはあまり見かけません。初めて猫を飼う方にはメディファスキャットフードのように丁寧な説明の記載があると嬉しいですね。

メディファスキャットフードを開封してみました。中身は小分けタイプになっています。

今回購入したメディファスキャットフードが1.5㎏だったので、250gが6袋入っていました。

小袋は銀のアルミ加工がされていますね。

開封するとこのようになります。

メディファスキャットフードの粒は星型に近い形をしていますね。キャットフードの中では変わった形です。

1円玉とメディファスキャットフードの粒の大きさを比較してみました。粒の大きさは約1㎝です。少し大きめサイズ感ですね。

メディファスキャットフードを人間の私が食べてみた

メディファスキャットフードを実際に私が食べて、匂いや味の濃さを評価してみました。

薄い
匂い普通
硬さ硬いが噛み砕ける

メディファスの種類はドライフードですが、他のキャットフードよりカリカリ感を強く感じました。少し粒が硬めでしたが、成猫用なので問題ないでしょう。

体にも優しい薄味で作られていました。

メディファスキャットフードの口コミや評判をチェック

メディファスキャットフードの良い口コミ

良く食べてくれます。形状も食べやすいみたいです。たまに食べ過ぎると形そのままで吐いたりするコですが、こちらをあげてから吐かなくなりました。トイレもあまり臭くないし、続けてあげてみたいと思います。

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我が家の猫の1匹はご飯によって尿管結石になりやすいので、phにこだわらなくてはなりません。これを食べさせるようになってから尿管がつまりにくくなりました!本当によかったです。ら

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確かに腎臓に良くないリンの含有量が本当に少ない。普通食の中ではとても良い方です。療養食だけだと下痢をしてしまう為、今は療養食と普通食半々に。これを半分にしたら下痢が良くなりました。

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メディファスキャットフードの悪い口コミ

レビューが悪くないなと思ったので、少し変えてみたんですが、まず餌の臭いが気持ち悪いです。不安だなと思いながら与えてみたところ、愛猫は下痢が始まり、吐くようになりました。前の餌に戻したら止まったので、うちの猫には合わなかったです。6キロも頼んでしまい、後悔しています。餌を変えるのならば、まずはお試しした方がいいです。あんな短期間で下痢と嘔吐した餌は初めてでしたので、オススメはできません。

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リニューアル前も含め3年ほどメインで使ってましたが粒がこげ茶色の時、薄茶色の時がありしっかり成分などの品質管理がしっかりできているのか疑問です。

関係あるのかはわかりませんが最近同時期に7歳メスが重度腎不全に、7歳オスが膀胱炎になりました。追記:膀胱炎と診断されていた猫を別の病院でCT検査した結果腎結石でした。今後こちらの使用は控えます。

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新パッケージになってから全く食べなくなりました。

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メディファスキャットフードの口コミや評判のまとめ

メディファスキャットフードの口コミですが、良い口コミの方が多いです。

大半の口コミが下腹尿路についてのことではなく、食いつきのことについてでした。

しかし「泌尿器系の病気にならなかった」というような良い口コミは少なかったです。悪い口コミには「腎結石になった」などの声もありました。

全ての猫にメディファスキャットフードが合うわけではなさそうですね。

メディファスキャットフードのメリット、デメリットを比較

メリット
  • 下部尿路の健康ケアに特化したキャフード。
  • その他のケアや年齢に合ったフード選択できる。
  • 価格が安い。
デメリット
  • よく分からない原料を使用している。
  • 穀物を多く使用しているため、穀物アレルギーの猫にはNG。
  • 質の良いタンパク質は摂取できない。

メディファスキャットフード最大のメリットは毎日の食事を与えるだけで、下腹尿路の健康ケアをしてくれることです。

猫は動物の中でも尿路結石症になりやすい動物です。尿路結石症はマグネシウム、カルシウム、リンなどのミネラル成分が尿内に溜まることで結石となってしまい、猫の尿管や膀胱を傷つけてしまう病気になります。

メディファスキャットフードはマグネシウムやカルシウムなどの成分を調整することで、下腹尿路の病気を発症させにくくさせています。

メディファスはたしかに下部尿路の健康ケアには最適のキャットフードかもしれないですが、デメリットとして原材料の質が全体的に良くありません。

主原料にお肉やお魚を使わず、穀物を使用することで低コストに抑えています。

特に原材料を気にしない飼い主さんであれば、メディファスは尿路結石症を少しでも予防したい猫ちゃんにおすすめのキャットフードでしょう。

メディファスキャットフードの原材料について

原材料名

穀類(とうもろこし、コーングルテンミール)、肉類(ミートミール、チキンミール、チキンレバーパウダー)、油脂類(動物性油脂)、豆類(おから)、魚介類(フィッシュミール:DHA・EPA源 、フィッシュエキス)、糖類(フラクトオリゴ糖)、卵類(ヨード卵粉末)、シャンピニオンエキス、ビタミン類(A、D3、E、K3、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、ビオチン、B12、コリン、イノシトール)、ミネラル類(カルシウム、リン、ナトリウム、カリウム、塩素、鉄、コバルト、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素)、アミノ酸類(メチオニン、トリプトファン、タウリン)、酸化防止剤(ローズマリー抽出物、ミックストコフェロール)

メディファスキャットフードの主原料は穀類になります。多すぎる穀物の摂取は猫ちゃんの胃腸に負担をかけてしまうため、主原料に穀物を使用しているキャットフードはおすすめしません。

また、肉類や魚介類も食材を粉末状にしたミールや成分を抽出したエキスが使われています。このような食材からは質の高いタンパク質を摂ることは難しいでしょう。

原材料のなかで1番気になった食材は「油脂類」です。油脂類には動物性油脂が使用されていますが、何の動物か記載がありません。低品質な動物性油脂は骨や内臓、毛などを抽出したものがあるため、「鶏油」など明確な記載があるとより安心です。

メディファスキャットフードには全体的に質の低い食材が多く使用されていました。

メディファスキャットフードの成分値やカロリーについて

成分成分値
タンパク質30.0%以上
脂質1.0%以上
粗繊維4.0%以下
灰分9.0%以下
水分10.0%以下
カルシウム0.7%
リン0.7%
ナトリウム0.6%
マグネシウム0.08%
カロリー380kcal

キャットフードにはパッケージに必ず記載しなければいけない項目が5つあります。

  • タンパク質
  • 脂質
  • 粗繊維
  • 灰分
  • 水分

この5つ以外に成分値を載せているメディファスキャットフードは良心的だと言えるでしょう。

特に猫ちゃんは腎臓病や泌尿器科系の病気を発症しやすいので、リンやマグネシウムの値は気になるところです。メディファスキャットフードは下腹尿路の健康ケアに特化したフードなのでマグネシウムやカルシウムの値にも配慮して作られています。

特に成分値に問題などは見られません。しかし、キャットフードにしては少し脂質が低いように思えます。

メディファスキャットフードの安全性について

メディファスキャットフードの安全性は高いとは言えません。

キャットフードは原材料や製造方法、衛生管理などを総合的に評価して安全性が分かります。

しかし、メディファスキャットフードの原材料は安全とは言い難く、何を使用しているか分からない食材があります。また製造方法の記載もありませんでした。

唯一、安全性が高いところは国産なことです。コンテナなどでの輸入がないので、夏場に高温にさらされることはないでしょう。

メディファスキャットフードを安く購入できるのはAmazonと楽天どっち?

メディファスキャットフードを安く購入できる通販会社はAmazonと楽天どちらなのか、表にして分かりやすくまとめてみました!

Amazon楽天
通常価格【1.5㎏】1,000円
【3㎏】2,278円
【6kg】3,524円
【1.5㎏】1,059円
【3㎏】2,039円
【6kg】3,140円
定期価格
送料送料無料(1.5㎏は初回のみ)770∼950円

メディファスキャットフードを安く購入できる方は「Amazon」です。

楽天は内容量にかかわらず全ての商品に送料がかかってしまうため、市販で購入するよりもお値段が高くなってしまいます。

通販の中には賞味期限が1ヶ月以内のキャットフードを販売している悪質なお店があります。

通販でメディファスキャットフードを購入する際はお店の口コミや評判を確認し、安全なものを買うようにしてください。

メディファスキャットフードの賞味期限と保存方法

賞味期限

メディファスキャットフードの賞味期限はパッケージ裏面の上部に記載されています。

小分けにされている袋には賞味期限の記載がないため、パッケージを捨てる際には賞味期限を確認しておきましょう。

また、賞味期限が切れてしまうとキャットフードの品質が低下しまうので、購入後は早めに使い切えいましょう。

保存方法

メディファスキャットフードは高温や直射日光を避け、涼しい場所で保管しましょう。

メディファスキャットフードの袋にはジッパーがついていません。しかし袋が小分けにされており、1週間ほどで使いきれるようになっています。

キャットフードは1度開封してしまうと、酸化が進んでフードが傷んでしまうので、小分けにされているのは嬉しいですね。1週間以内に使いきれない場合は、メディファスキャットフードを密閉容器に移し保管しておきましょう。

専門家がキャットフードを調査している

参考文献・参考サイト

環境省_ペットフード安全法基準規格等 [動物の愛護と適切な管理]

ペットフードで健康になる(著者:坂本徹也)

AAFCO(全米飼料検査官協会)

消費者庁 公正競争規約

厚生労働省 HACCP

FEDIAF(欧州ペットフード工業会連合)

安全・安心なペットフードをお届けするために(一般社団法人ペットフード協会)

独立行政法人 農林水産消費安全技術センター(FAMIC)

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山本 星海Dog salon Star sea オーナー
この記事を書いた人 保有資格:小動物看護士/ペット販売士/トリマーB級/ハンドラーC級/訓練士補/二級愛玩動物飼育管理士/第一種動物取扱業登録/動物取扱責任者 JKC公認トリマー養成機関で2年犬や猫に関する様々な知識や技術を学び、多数の資格をとる。トリミングサロンStar seaを経営。